新機能

2019年5月版:Ahrefsのサイト監査ツールに追加された12の便利な新機能と使い方

この記事は、Ahrefs.comブログのプロダクトセクション記事を翻訳したものです。
原文:Ahrefs Site Audit: 12 Useful Features You Might Have Missed


著者:Nick Churick(最終更新日:2019/5/9)

※フルスピードによる内容要約
・Ahrefsのサイト監査ツールは、2018年のリリース以降さまざまな機能が追加されています。
・リンク切れや、リダイレクトループのページを検出する機能などもあります。
・大規模サイトはもちろん、小-中規模サイトを運営される方にも知っていただきたい、サイト管理のヒントを紹介しています。

2018年初頭、Ahrefsはサイト監査ツールをリリースしました。リリースして以来、私達は(Ahrefsのユーザーのみが参加できる)プライベートFacebookグループ以外では紹介してこなかった、たくさんの新機能を加えました。

そのため、私はこの記事を書いています。 みなさんが見逃しているかもしれないすべての新機能についてご紹介します。 AhrefsのSEO監査ツールを、これまで以上に使いこなすための特徴はこちら!

全部で12の項目があります(それぞれをクリックすると見出しに移動します)。

  1. サイト構造
  2. URL情報
  3. カスタムユーザーエージェント
  4. セグメント
  5. フィルタのプリセット
  6. 前回のクロールのデータフィルタ
  7. データエクスプローラーの「変更を表示」スイッチ
  8. 改善された発リンクのエクスポート
  9. 複数のシードソース
  10. リダイレクトチェーンやリダイレクトループの問題
  11. 問題の詳細と「修正方法」の説明強化
  12. データエクスプローラーのフィールドに関するヒント

それでは、解説に飛び込んでみましょう。

1.サイト構造

サイト構造レポートは、サイト監査ツールに新しく追加されたものです。

サイトのサブドメインとサブフォルダが、ツリービューで表示されます。 しかし最も重要なことは、このレポートがあなたのWebサイトにある各サブセクションのHTTPステータスコード、リンクの深さ、推定オーガニックトラフィック、参照ドメインなどの分布を表示することです。

このレポートを使うと、Webサイトにある以下のサブセクションを見つけることができます。

訳者註:このレポートを使うことで、Webサイトのどこにより注力すべきか、破損したページをどこから修正するか、優先度をつけるときの参考になるでしょう。

  • (ドメインを参照している)ユニークなWebサイトから、最も被リンクを引き付けている箇所
  • リンクが壊れているために、リダイレクトされたページがもっとも多い箇所
  • オーガニックトラフィックが振るわない箇所
  • ホームページ(または別のシードページ)から最も遠い箇所
  • インデックス可能なコンテンツが最も多い、または少ない箇所

レポートはテーブルとチャートでビューを切り替えることもできます。 後者は、クライアントへのレポート提出に役立つでしょう。

2.URL情報

サイト監査ツールで任意のURLをクリックすると、クローラーがそのURLについて収集したすべてのデータが表示されます。

このレポートは、タイトル、説明、コンテンツの長さ、インデックス化可能性、正規化などのページ上のデータに限定されません。また、URLのインリンク(ページへの内部リンク)、内部アウトリンク、外部アウトリンク、hreflangにすばやくアクセスできます。

タグ、重複、その他もたくさん確認できます!

3.カスタムユーザーエージェント

多くのWebサイトは、デスクトップとモバイルで訪問者に異なるコンテンツを表示します。

そのため、Webサイトのデスクトップ版とモバイル版の両方に問題がないことを確認することが不可欠です。

また、Googleは2018年、モバイルファーストインデックス の作成を開始しました。つまり、モバイル版のページをインデックス作成や順位付けに使用し、Googlebotは主にモバイルユーザーエージェントを使用して、ページをクロールしてインデックスを作成します。

そのため、Ahrefsのサイト監査ツールでは、カスタムユーザーエージェントを使用してWebサイトをクロールする機能を追加しました。 クロール設定で選択できます。

スクリーンショットで紹介している箇所はGooglebot(Mobile)をサポートしているだけでなく、GoogleがWebサイトをクロールする方法をシミュレートしたい場合に便利ですが、以下についてもサポートしています。

  • AhrefsSiteAudit (used by default)
  • AhrefsBot (our primary crawler that empowers our backlink index)
  • Googlebot (Desktop)
  • Googlebot (Mobile)
  • Bingbot
  • Bingbot (Mobile)
  • Yahoo! Slurp
  • YandexBot
  • YandexBot (Mobile)

注釈:サイト監査ツールで所有権を確認したWebサイトをクロールするには、カスタムユーザーエージェントのみを使用できます。
訳者註:クローラーの名称であるため、英語のままにしています。

4.セグメント

セグメンテーションはAhrefsのユーザーから最も人気のある機能要望の一つであり、その理由についても把握しています。

ほとんどのWebサイト所有者とSEO担当者は、「/ blog」、「/ store /」、「es.ahrefs.com」のようなサブドメインなど、任意のセクションに関する問題を特定したいと考えています。

そのため、セグメントを設定して保存し、その後数回クリックするだけでいつでもそのセグメントに戻ることができるようになりました。

これを行うには、「セグメント(Segment)」>「セグメント設定( Configure segment)」をクリックします。

以下は簡単な紹介例です。


<セグメントするセクションを設定する>


<保存したセグメントを呼び出す>

注釈:このセグメントは、サイト監査ツールの全レポートに適用されます。

大規模なWebサイトを管理していて、この便利な機能についてご存知でない場合、今すぐサイト監査ツールでクロールし、セグメントを設定してみてください;)

5.フィルタのプリセット

プリセットは、データエクスプローラー用のフィルタたちです。 すぐに特定の条件を持つURLを確認し、問題解決に集中することを可能にします。

フィルタ設定に時間を取られてしまうことがないよう、サイト監査ツールでは40を超えるプリセットを追加しました。

以下の条件を持つURLを探す場合、プリセットを使えば数秒ほどで確認できます。

  • 3XX リダイレクトURL
  • 4XX 破損したURL
  • インデックスできていないページ(Non‐indexable pages)
  • 外部URL
  • PDF ファイル

など

これらのプリセットは、組み合わせたり好きなように編集したり、保存することもできます。


<IndexableとCanonicalのnot setプリセットを組み合わせた例>


<あなた用のプリセット名を設定、保存できます。>

有用でクリエイティブなフィルタの組み合わせを思い付いた場合は、(Ahrefs本社ブログの)コメント欄でお知らせください。

6.前回のクロールのデータフィルタ

フィルターといえば…。

フィルタセクションに、この小さなスイッチがあるのを確認できますか?

これを使うと、前回クロールした値に基づいて、URLをフィルタリングできます(ただし、プロジェクトに複数回のクロールがある場合です)。

これはどう便利なのでしょうか?

たとえば、サイト監査ツールでWebサイトをクロールし、404ステータスのURLが見つかったとします。

あなたは、開発者に404ステータスで破損したとみなせる内部リンクを修正するか削除する、またはこのURLをリダイレクトすることを依頼しました。

そのあと、あなたはまだ壊れたリンクが残っているかどうか、チェックしたいとしましょう。

これが、あなたのできることです:
新しいクロールを実行し、次のフィルタを適用して、どのURLがまだ404 HTTPステータスコードを返しているかを確認します。

すっごくクールだと思いませんか!?

7.データエクスプローラーの「変更を表示」スイッチ

前回のクロールについて紹介したことで、どのURLについても前回のクロールと現在のクロールの間で何が変わったかを確認できることが、ご理解いただけたと思います。

レポートの「変更を表示」ボタンをクリックするだけです。

データエクスプローラーの各列が変更します。 ご存じのとおり、ここの列は調整可能です。

簡単な使用例をご紹介します:
同僚に、ページのメタディスクリプションを更新するように依頼したとします。 それから、あなたは本当に更新しているか確認したいとします。

サイト監査ツールで新しいクロールを実行して、[データエクスプローラー]に移動し、テーブルに[Meta description]列を追加して、Webサイトに変更があるか確認します。

この簡単な切り替えにより、着リンクまたは発リンク数の変化を追跡したり、ページや各種リソースのサイズを監視したりすることができます。クライアントへ提供するレポートに、とても便利です。

8.改善された発リンクのエクスポート

お客様からのフィードバックによると、データエクスプローラーの発リンクエクスポートは、処理しやすいフォーマットではありませんでした。

そのため、エクスポートされた.csvファイルに「発リンク」として個別の行がある、特定のエクスポートメニューを追加しました。

9.複数のシードソース

Ahrefsのサイト監査ツールにおけるすべてのクロールには、開始点があります。これをシードと呼びます。 クローラーがシードページ上のリンクを見つけると、それをたどり、リンクされたページをクロールしていきます。

Webサイトをどこからクロールするか、クローラーに伝えることもできます。オプションは次のとおりです。

  • 「スコープ」フィールドから生成されたURL
  • サイトマップ
  • URLのカスタムリスト
  • Ahrefsによって、外部の被リンクを持つと判断されたURL

新しいクロールを設定するときに選択できるシードは、1つだけです。

10.リダイレクトチェーンやリダイレクトループの問題

リダイレクトは、多くのWebサイトに不可欠な要素です。 単に301リダイレクトであれば、サイトのパフォーマンスに悪影響を与えることはありません。ただし、リダイレクトチェーンには、常に注意が必要です。

そこで、2つの新しいエラー検出を追加しました。

リダイレクトチェーンの検出

リダイレクトループの検出です。

通常、これらの検出がなされた場合は、サイトにあるリダイレクトチェーンを削除することをお勧めします。 ただし、チェーン内のリダイレクト数が5未満である限りは、それほど重要ではありません。

ただし、リダイレクトループを検出した場合は早急に対応すべきです。 これはクローラーにもユーザにも「トラップ」のようなものとなります。

サイト監査ツールでは、影響を受けるURLのリストをクリックすると、レポート画面にリダイレクトチェーンに関するすべてのデータが表示されます。

  • 最初のリダイレクトURL
  • チェーン内のURL
  • 最終リンク先URL

11.問題の詳細と「修正方法」の説明強化

(ツールは)SEOの問題を報告するだけでは、不十分であることを理解しています。 これらの問題を修正する方法と、その理由を説明することも重要です。

そのため、問題の説明と「修正方法」の指示内容を改善し、実際の修正作業をこれまで以上に簡単なものとなるようにしました。 また、インターフェースに記載した説明が十分ではない場合、ヘルプセクションに詳細を案内する記事へのリンクを追加しました。

※訳者註:2019/5/17時点では、説明は英語のみとなっております。


<訳者註:サイト監査ツールに限らず、Ahrefsでは機能説明欄のLearn more(もっと読む)リンクをクリックすることで、詳細をご確認いただけます。>

12.データエクスプローラーのフィールドに関するヒント

データエクスプローラーでは、200を超えるデータポイントに関連する問題を表示し、フィルタ処理できます。 これらの多くはとても単純明快なものですが、より良い説明が必要なものもありました。

現在はどのフィールドもマウスオーバーすることで、それらに関する詳細な説明やヒントを確認いただけます。


<訳者註:「深さ(Deapth)」のフィールドでマウスオーバーをした例。他の機能でも、マウスオーバーで詳細を確認できるものが多数あります。>

まとめ

ご覧のとおり、Ahrefsでは継続的にツールを改良しています。

Ahrefsのサイト監査ツールに関するご意見、ご要望がありましたら、こちらでシェアしてください。みなさんのフィードバックは、Ahrefsの開発を推し進めてくれると認識しています。

現在、私達はサイト監査ツールについて2、3ほどの大きなアップデートに取り組んでいます。 詳細はまだお伝えできないのですが、きっと気に入っていただけることでしょう!
どうぞお楽しみに。

サイト監査の新機能は気に入っていただけましたか? (本社ブログの)コメントにて、お知らせください。


著者:Nick Churick
Nickは、Ahrefsの “Communications Manager”であり(いろいろな意味で)、また偶然にもかなり熟練したライターです。 すでにご覧いただいているはず- 彼は現在、Ahrefs公式ブログで定期的に寄稿しているのです。

Webサイトの構造を可視化!Ahrefsの新機能「サイトストラクチャー」とは

この記事は、Ahrefsのユーザー向けに配信されたメーリングリストの翻訳です。


著者:Tim Soulo(Head of Marketing @ Ahrefs )

最近、サイト監査ツールに新しい機能が追加されました。🎉
これは「サイトストラクチャー」と呼ばれるものです。

サイトストラクチャーのレポートでできること

・Webサイトの構造を簡単に見渡すことができます。
・明らかにエラーがあるセクションを即座に視覚化します。

もっとクールなユースケースが欲しいですか?

・「Indexability(インデックス化可能)」を使用すると、インデックスのないページにリンクしている(つまり無駄になっている)ページをすばやく見つけることができます。 これらのページを削除または修正してください。

・「Depth(深さ)」を使用すると、ホームページ(サイトトップ)からホップが多すぎるページを見つけることができます。 これは、あなたのサイトの内部リンクが「深すぎる」ことを意味するものです。

・「HTTP status code(HTTPステータスコード)」を使用すると、内部リンクのある3xxページと4xxページを即座に見つけられます。 これらのリンクを削除または修正してください!

これら以外にも、たくさんのユースケースがあります。

サイトストラクチャーのレポートをお試しいただき、自分のサイトで解決すべき問題を見つけてみましょう😉

ご質問やご意見がありましたら、Ahrefs本社へお知らせください😊

Ahrefsのコンテンツエクスプローラー2.0リリース-一から再構築(新機能付き)

この記事は、Ahrefs.comブログ プロダクトセクションの日本語訳です
原文:Ahrefs Content Explorer 2.0: Rebuilt From Scratch (With New Features)


著者:Tim Soulo (最終更新日:2019/4/4)

※フルスピードによる要約:
・Ahrefsの機能「コンテンツエクスプローラー」がバージョン2.0になりました。
・404などの壊れたリンクになっているコンテンツや、内容を更新して再公開したコンテンツを検索できるようになりました。
・日付や著者名(日本語記事にも対応)で、コンテンツのフィルタリングができるようになりました。
・コンテンツの検索結果に、参照ドメイン数やオーガニック検索トラフィックなどSEO指標のチャートが表示されるようになりました。

2014年、Ahrefsはコンテンツエクスプローラーをリリースしました。何億ものWebページからなる検索可能でフィルター可能なデータベースです。 以来、これは11億を超えるWebページのデータベースにまで成長し、今日、私たちは新しく、そしてずっと改良されたコンテンツエクスプローラー 2.0の発表を発表しています。

新機能について説明する前に、これは小さなアップデートではないことを強調しておきます。

Ahrefsは、一からコンテンツエクスプローラー 2.0を再構築しました!

Ahrefsが提供しているすべてのツールを、ゼロから再構築するという当社の最高経営責任者(CEO)のビジョンにまだ慣れていない場合は、先にキーワードエクスプローラー 3.0のローンチをお知らせする記事(日本語訳版に移動します)をお読みください。

時間がありませんか? これがTLDR版です。新しい技術に移行することで、Ahrefsのツールの動作は著しく速くなり、開発速度が大幅に向上します。 つまり、Ahrefsはコンテンツエクスプローラーにおけるお客様の機能リクエストをより迅速に満たすことができます。

コンテンツエクスプローラー2.0の新機能は次のとおりです(クリックで目次に移動します)。

これらの新機能をさらに詳しく紹介するとともに、実用的な使い方をいくつか説明しましょう。

壊れた(404、410&NXDOMAIN)ページのコンテンツを検索

コンテンツエクスプローラーで検索して、デッドページ(リンク切れや404 not foundのページ)を見つけたことがありますか? いいえ?

それは、Ahrefsのクローラーが、ページがオンラインではなくなったことを確認次第、Ahrefsのインデックスから削除していたからです。

しかし、コンテンツエクスプローラー2.0の開発中、私達はひらめきました:

「 デッドページはAhrefsのインデックスに残しておき、ライブと壊れたページ用のフィルタを追加する、というのはどうでしょうか。」

このひらめきをやってみました。 コンテンツエクスプローラー2.0ではライブまたは破損したページ、あるいはその両方をフィルタリングできるようになりました。

このフィルタはどう便利なのでしょうか?いくつかの「デッドページ」は、高品質な被リンクを持っているからです!

たとえば、料理用のWebサイトを運営しているとします。 「レシピ」のようなものをコンテンツエクスプローラー2.0で検索して壊れたページのみにフィルタすると、69,789の結果が得られます。 その結果を、「少なくとも100の参照ドメインを持つページのみ」に絞り込むと、86のWebページが残ります。

ここで数学をしましょう:
「86のWebページ* 100以上の参照ドメインからリンクされている= 8,600以上の潜在的なリンク構築のチャンス!

いまいち分かりにくいでしょうか? 先ほどのスクリーンショットを詳しく見てみましょう。

このページは、明らかに「どっさりブロッコリーとキヌアのボウル」レシピの本拠地でした(このページの魚拓は、archive.orgでチェックできます)。 この記事は203もの参照ドメインから被リンクを集めることに成功したので、良い内容であったに違いありません。

検索結果に表示されたタイトルをクリックすると、ページが新しいタブで開き、本当に404(つまり、デッドページ)であることを確認できます。

こうした状況に直面すると、完璧な「壊れたリンクの構築」ができるチャンスのように見えてきます。 203の参照ドメインを管理する人々に連絡を取って、デッドページにリンクしていることを伝え、代わりに私たちが作成したライブコンテンツにリンクしてもらえるからです。

しかし、203のユニークなWebサイトからの被リンクのうち、どれが実際にリンクの構築を追求する価値があるのでしょうか?

キャレット(検索結果の詳細を見るボタン)をクリックして、このページの「被リンク」レポートに遷移しましょう。

すぐに、以下の大手Webサイトによる「dofollow」という、事実上の被リンクが確認できます。

……それから他何百もの中小Webサイトとブログによる被リンクです。

ただし、このレシピページはもう存在しません。 つまり、203のサイトがデッドページにリンクしているのです。

そこにチャンスがあります:
・あなた自身が作成した、おいしいブロッコリーキヌアレシピを公開しましょう(すでにその記事を公開していない場合)
・デッドページにリンクしている人々へ、あなたの作ったレシピページを代わりにリンクするよう依頼しましょう。

以下が、この戦略を完璧に実行するための詳細な方法を説明した動画です。

以下は、もう1つの良いヒントです。

デッドページは、不適切なサイト移行やコンテンツ監査後の不要なコンテンツの一括削除、またはドメインの期限切れによってよく発生します。 そのため、1つデッドページがあるサイトは、より多くのデッドページがある可能性が高いと考えています。

どうすればこれらを確認できるでしょうか? そのサイトが抱えるすべてのデッドページを見るには、コンテンツエクスプローラー2.0の検索結果に表示されるドメインをクリックしてください:

さて、ここに2つの良質な壊れたリンクを構築するチャンスがあります!

現時点で、あなたはAhrefsのインデックスにデッドページがいくつあるか、疑問に思うかもしれません。 私も同じ疑問を持っていたので、チームにインデックス内のデッドページをカウントするように依頼しました。 また、それぞれのデッドページが持つ参照ドメイン数を確認してもらうことも依頼しました。

結果は次のとおりです。

現時点(2019年4月)で、コンテンツエクスプローラーのインデックスには2600万のデッドページしかありません。 そのうち、およそ14%は少なくとも1つの被リンクを持っています。 まあ、その数はそれほど大きくは聞こえないかもしれません。

これは、(バージョン2.0開発前の)2018年11月に、インデックスからデッドページを削除することを止めたためです。この結果は、インデックスに追加されるデッドページの数が、1か月に約500万増加していることを意味します。

そこが重要なポイントです。理論的には、壊れたリンクを構築するチャンスを使い切れないことを意味します。

*訳者註:コンテンツエクスプローラーは、バージョン1.0では都度デッドページを削除していましたが、それを止めたことでデッドページが現在進行形で蓄積されていることを説明しています。

ちなみに、今現在インデックスにデッドページがいくつあるか知りたい場合は、次の手順をお試しください。

  1. コンテンツエクスプローラーに移動します。
  2. 検索バーに何も入力せず、検索を実行します。
  3. 「壊れたページのみ(Only Broken)」でフィルタリングします。

検索結果に表示される数は、インデックス内のデッドページ数とほぼ同じです。

重要

コンテンツエクスプローラー2.0は、インデックスに追加するために404ページと410ページを探すことはありません。 行方不明になっていても、既存のページをそのまま保持します。 言い換えれば、2018年11月までに「無効」となっているページは、コンテンツエクスプローラー2.0のデータベースに追加されません。

公開日と再公開日

「Googleの上位100検索リスト」Ahrefsブログで公開しているを見たことがありますか?

私たちは、この投稿を2017年4月に公開しました。しかし、この記事は毎月新しいデータを更新して再公開しています。 これにより、記事はGoogleで引き続き上位にランクされ、コンテンツを最新の状態に保とうとするパブリッシャーにも報いることができます。

*訳者註:日本語ブログで公開している「YouTube検索ランキングトップ100(2018年現在) 」も、原文では毎月データが更新されています。

私たちだけがこの作業をやるわけではありません。 多くのサイトが定期的にコンテンツを更新して、再公開しています。

そのため、 コンテンツエクスプローラー2.0では、コンテンツごとに2つの日付を設定することにしました。

公開日:ページが最初に公開された日付、または最初にAhrefsのbotがクロールした日付。
再公開:最新のクロール中、ページに表示された日付。

重要

公開から30日以内にページが再公開された場合、Ahrefsではそのページを再公開済みとしてマークしません。 人々は記事の公開直後、コンテンツの一部に小さな更新(例:つづりの修正)を行うことが多いためです。

最良の箇所:両方の日付にフィルタがあります!

コンテンツリサーチに関しては、これらのフィルタを使用すると、本当にクールなことができます。

あなたがSEO施策のフリーランスであるか、マーケティング代理店を経営しているなら、まず最初に潜在的なクライアントが古いコンテンツを更新しているかどうか確認するため、簡単リサーチを行いたいと思うかもしれません。

それらの職業ではない場合、自分のWebサイトのオーガニックトラフィックを増やす、簡単すぎるチャンスをつかめるでしょう。これに加えて、さらに実用的な使い方があります。

1.たくさんの被リンクがある古いページを探す

仮にあなたがフィットネスブログを運営しているとしましょう。 被リンクを構築できる明確な道筋が見えるコンテンツのアイデアを探しているとします。 これがあなたができることです:

コンテンツエクスプローラー2.0で「fitness(フィットネス)」や「protein(プロテイン)」などの単語を入力して、検索結果を以下の条件でフィルタしましょう。

  • ライブリンクである(壊れていない状態)
  • 一度だけ公開されたコンテンツである
  • 何年も前に公開されたものである
  • 100以上の参照ドメインを持つコンテンツである

以下が、私たちの得た結果です。

フィルタ条件に一致するのは2,084ページあり、これは非常に関連性が高いようです:

この記事は2016年に公開され、150の参照ドメインから被リンクをもらったものです。

ページを見てみると、他のWebサイトで公開されている高タンパク質スムージーのレシピ記事がリスト化されていることが分かります。

レシピ自体は、このページに表示されない点が重要です。 したがって、このページが訪問者に対して何らかの価値を提供するには、各レシピ記事へのリンクが機能している必要があります。

このページは過去3年間であまり再公開(更新)されていないため、この記事が価値のあるものではないと私は思いました…それは正しい考えでした。 私はこの記事の最初にあるレシピ記事のリンクをクリックしましたが、これはリンク先の記事がもう存在しないことを確認するためだけの作業です。

そういうわけで、あなたは以下の施策ができます:

  1. 高タンパク質なスムージーレシピの、最新版リスト記事を作成しましょう。
  2. この記事のように情報が古いページへリンクしている人に、自分が有利となるよう記事のリンクを差し替えるよう依頼しましょう。

キャレットをクリックして「被リンク」レポートをクリックすると、ページが得ているすべての被リンクを確認できます。

2.公開日は古いが、特定の話題について最近更新されたページを探す

古い記事が最近更新された場合、著者はその話題が潜在的に需要があり、人々がまだ非常に興味を持っているものであると明確に識別しています。

そのため、(まだカバーしていない場合は)これもカバーすることを検討する必要があります。

そのようなページを見つけるには、選択した話題をコンテンツエクスプローラで検索してから、以下の条件でページをフィルタしましょう。

  • ライブリンクである(壊れていない状態である)。
  • 最近再公開された記事である。(直近一年などの期間を指定)
  • もともとは何年も前に公開された記事である。(最初の公開日が過去10何年以内、など)

たとえば、2000年から2016年の間に公開された、「最高のアプリ(best apps)」という話題に関しては135,596の記事があります。このうち、2,894件が過去12か月間に再公開されました。 およそ2%の割合です。

しかし、「最高のiPod(best ipod)」という話題で検索すると、同じ期間に公開された記事は7,735件に過ぎず、過去12か月間に再発行されたのは17件のみでした。およそ0.2%の割合です。

これには意味があります。 iPodは古くからニュースが報じられていたプロダクトなので、関連する記事を更新するサイトがあまり存在しません。 しかし、「最高のアプリ」は人々が今でも気にかけているものです。 新しいアプリは常にリリースされているため、定期的に更新が必要な話題でもあります。

私はGoogleトレンドに精通していると確信しています。Googleトレンドは特定の話題に対する検索の人気度を、時系列で示しています。

この項目では、2016年から2018年の間に世界中の人々が、MMAスーパースター「Conor McGregor(コナー・マクレガー、総合格闘家)」について検索していた時期を表示してみましょう。

コンテンツエクスプローラー2.0で、同じ期間にブログ作成者とジャーナリストが作成したコンテンツの数と比較してみましょう。

バス襲撃事件に対する人々の関心度合いと、公開されたコンテンツ量がどれほど広範囲にそれをカバーしていたかを比較すると、ジャーナリストのセンセーショナルな話題に対する渇望は明白になります。

*訳者註:フロイド・メイウェザー・ジュニア戦やハビブ・ヌルマゴメドフ戦よりも少ない検索人気に対して、公開された記事の量がとても多いことへのコメントです。

他には、どのようにこれらのチャートを使えるでしょうか? いくつかのアイデアがあります:

1.ブランド名を時系列で探す

コンテンツエクスプローラー2.0にあなたのブランド名を入力し、自身のドメインは検索対象から除外してください。 次に、コンテンツトレンドチャートを確認しましょう。

上昇傾向を示していたら、あなたのブランドは時がたつにつれてますます言及されていることになります。

減少傾向を示しているならば、人々があなたのブランドについて言及することがますます少なくなっていることを表します。

編集者メモ

Ahrefsのインフラストラクチャが成長するにつれて、毎月コンテンツエクスプローラに追加されるページ数も増加していくことに注意してください。 何年間も関心が大幅に増減していないものでも、話題によってはわずかな上昇傾向を示すように見える場合があります。(たとえば、「ピザ」というクエリを試してみてください)。


Joshua Hardwick [Head of Content]

競合他社についても同じ方法で、時間経過とともに最もオンラインで言及があるブランドを比較できます。

2.あなたと競合他社の公開頻度を確認する

競合他社の、コンテンツを再公開する頻度が気になったことはありませんか?

ブログのURLをコンテンツエクスプローラー2.0に貼り付けて、検索モードを「In URL」に切り替えるだけです。(Ahrefsにとって競合となりえる)Mozブログの場合は、以下のようになります。

毎月約20の新しい投稿を公開しているにもかかわらず、投稿を再公開することはめったにないようです。しかし、Ahrefsのブログを同じ方法で確認してみると、反対のことがわかります。

コンテンツエクスプローラー2.0のチャートで表示される濃い青色バーが示すように、Ahrefsのブログは常にコンテンツを再公開しているのです。

3.大きなアウトリーチの可能性がある話題を見つける

あなたが公開したコンテンツと同じ話題について言及した人々は、大きなアウトリーチの見込みがあります(あなたのコンテンツが、彼らを感動させる何かユニークなものを持っていると考えて)。

彼らがその話題について言及したという事実は、彼らがそれに興味を持っていると伝えています。 ですから、あなた自身と仕事内容をその分野で紹介していくのは、完全に理にかなっています。

たとえば、(Ahrefsが作った)リンク構築ガイドを宣伝したい場合は、コンテンツエクスプローラー2.0で「リンク構築(link building)」などの単語を記載しているページを検索するといいでしょう。

……そのあと私達がしなければならないのは、彼らに簡単なメールを送って自己紹介し、公開したリンク構築ガイドを見る価値がある理由を説明することだけです。

これは新しい機能ではありません。 古いバージョンのコンテンツエクスプローラーでもできます。

ただし、バージョン2.0には、コンテンツを作成する前に話題の「継続的なアウトリーチの可能性」をチェックできる新しい機能があります。

もう少し説明させてください。 片方のスクリーンショットは「PageRank」に関するもの、もう1つは「リンク構築(link building)」に関するものです。

コンテンツエクスプローラー2.0で「PageRank」を検索し、過去6か月以内に初めて公開されたページをフィルタする場合、 毎月「PageRank」について言及している約500の新しい投稿が公開されていることを、トレンドチャートにマウスを置いて確認しましょう。

「リンク構築(link building)」でも同じことをすると、毎月約2,000の新しい投稿が公開されていると分かります。

言い換えると:毎月の「PageRank」公開数と比べ、「リンク構築(link building)」には、潜在的に4倍以上の新たなアウトリーチの見込みがあります。

これは、クライアントに(SEOを)売り込み、毎月クライアントにいくつリンクを構築することが期待できるかを判断するとき、非常に役立つ演習となります。 仮に、すべての施策で(被リンク獲得の)コンバージョン率が一貫して25%だとすると、毎月2,000件の新しい言及がある「リンク構築(link building)」へのリンクは4倍増えることとなり、500件のリンクが追加されるでしょう。

新しいインラインチャートで、より多くのインサイトを確認

コンテンツエクスプローラーの初期バージョンは、Webのいたるところから「最もシェアされている」コンテンツを見つけることに専念していました。 しかし、時間が経つにつれて、Ahrefsではインデックスにあるすべてのコンテンツに、SEO指標を徐々に追加していきました。

そしてバージョン2.0では、各ページのSEO指標に対して、視覚的に強調するようにしました。

ご参考までに。 ドメインレーティング、オーガニックトラフィック、トラフィックの価値のグラフは、表示期間を選択することもできます。 過去30日間、過去6ヶ月間、または過去3年間から選択できます。

これらのチャートの使い方は以下のとおりです。

参照ドメインのチャート

これを使えば、たくさんの被リンクを集めているページを一目でチェックできます。

たとえば、すでに自分のサイトにあるコンテンツに関連した話題を検索してみてください。 同じ話題に関する他サイトのページが見つかるでしょう。 常にリンクを集めているページや、最近リンクが急増しているページを探せます。

「被リンク」レポートをチェックして、これらのページをさらに詳しく調べましょう。 このコンテンツの背後にいる人(運営者)が、うまくリンク構築していることを見つけるかもしれません。 この発見は、あなたも学んだり真似したりできるものです。

トラフィックチャート

トラフィックのグラフは参照ドメインの増加と相関するため、(このグラフに注目すると)Webページの所有者がオーガニックトラフィックの観点から目立つ変化を起こすリンクを構築、または獲得している可能性を見つけられます。

トラフィックが減少しているページに気付いた場合、それは長い間更新されていない可能性があります。 その場合は、同じ話題に関する新しいコンテンツを公開することで、上回れる可能性があります。

その他の新機能とフィルタ

これをまとめる前に、ここで言及に値する新しいことがいくつかあります。

Webサイトまたは作者を1クリックでフィルタリング

コンテンツエクスプローラー2.0の検索結果に表示された著者名をクリックすると、その著者が執筆した他のコンテンツが表示されます。

これは、ゲスト投稿 を売り込むサイトを見つけるとき、特に便利です。

より良い期間指定フィルタのUI

設計が不完全なカレンダーUIを、何ヶ月も何年もスクロールして貴重な時間を無駄にする必要はもうありません。 公開/再公開日付によるフィルタリングをこれまで以上に簡単にするために、「カスタム」フィルタとともに多数のプリセットを追加しました。

*訳者註:過去24時間、過去7日間、過去30日間、過去90日間、過去12ヶ月間、今年のプリセットが提供されます。

最後に

この記事は、新しいコンテンツエクスプローラーでできることの、ほんの一部に過ぎません。今後、詳細を案内するビデオチュートリアルを作成する予定です。

とは言え、まだ発見されていない新たなコンテンツエクスプローラの使い方があると確信しています。 この記事について何か考えのある方は、(原文の)コメントで知らせてください! 🙂

Ahrefsのキーワードエクスプローラー 3.0リリース。一からの再構築(より多くのデータと共に)

この記事は、Ahrefs.comブログ プロダクトセクションの日本語訳です
原文:Ahrefs Keywords Explorer 3.0: Re‐Built From Scratch (With More Data)

著者:Tim Soulo(最終更新日:2019/2/4)

※フルスピードによる内容要約
・Ahrefs本社が、キーワードエクスプローラー3.0のベータ版を公開しました。
・キーワードエクスプローラー3.0のベータ版では、YoutubeやAmazonなど9つの検索エンジンデータが追加されました。
・Ahrefs本社の開発リソースが更新されたことで、今後のプロダクトや既存プロダクトのアップデートがより早くなります。

2016年、私たちは業界で最も優れた(最良ではないとしても)キーワードリサーチツールの1つを作成するため、多くの時間とリソースを投資しました。
それが、キーワードエクスプローラーです。

2018年に、私たちはこれを一から再構築しました。

今回の製品アップデートは、開発作業のほとんどがフロントエンドではなくバックエンドで行われたという点で、キーワードエクスプローラー2.0(従来版)とは異なります。

つまり、KE 2.0(キーワードエクスプローラー2.0)で行ったように、大量の新しいUI機能を追加するのではなく、9つのデータソースの追加と、新しい技術の導入によって全体を再構築したということです。

データ追加:YouTube, Amazon, Bing, Yahoo, Yandex, Baidu…

キーワードエクスプローラー 3.0では、さらに9つ(!!!)の検索エンジンが追加されました。

  1. YouTube
  2. Amazon
  3. Bing
  4. Yahoo
  5. Yandex(ロシアの検索エンジン)
  6. Baidu(百度、中国の検索エンジン)
  7. Daum(韓国の検索エンジン)
  8. Naver(韓国の検索エンジン)
  9. Seznam(チェコの検索エンジン)

ほとんどのSEO、コンテンツマーケティング担当者は、Googleが唯一の検索エンジンではないことを知っています。 それはただ最大のシェアを持っているということです。

あなたの仕事(またはビジネスで受けた業務)のために、より多くの露出を得たいならば、あらゆる機会を検討しなければなりません。

私は2015年8月8日に、AhrefsのYouTubeチャンネル最初のビデオを公開しました。

当時、私はiPhone 5で自分自身を撮影していました。最初のビデオを作成するのには、4時間近くかかりました。iPhone 5のカメラで、非ネイティブの言葉で話したデータがひどかったためです。

それから早送りー4年ぐらい先に進みました。すばらしいSam Oh氏のおかげです。今や私たちのAhrefsチャンネルは200万回以上閲覧されており、現在約36,000人の購読者がいます。

さらに印象的なのは、(この成果を出すまでに)キーワード戦略を行っていなかったことです。

しかし、この度YouTubeのキーワードデータが完成したことで、2019年は私たちの動画コンテンツがさらに速い成長率になることを期待しています。

データの収集元について

私たちがYouTubeとAmazonのキーワードデータをいじり始めて(※)以来、多くのSEO仲間はそのデータがどこから来るのか、当然のように尋ねてきました。

クリックストリームです。

この用語を聞き慣れない方に解説すると、クリックストリームデータとは、人々がコンピュータにインストールする、あらゆる種類のソフトウェアやアプリケーション(主に無料のもの)を介して収集されるデータを指します。

これらのアプリケーションは(自分たちが提供する機能以外に)あなたのブラウジングデータを収集し、それを匿名化して(!!!)、他の会社に再販売します。

私たちのクリックストリームデータパートナーからは、世界中の人々が前述の「検索エンジン」に対して行った検索行動に関するデータを購入しています。

次に、これらの数値を推定しつつ、各検索クエリの人気も推定するためいくつかの数学を使用します。

重要:私たちの知る限りでは、今日市場に出回っている他のキーワードツールは、YouTube、Amazon、Bingなどのクリックストリームデータに対応していません。

したがって、私たちのデータを他のサードパーティ製ツールのデータと比較する前に、必ずそれらのデータの出所について問い合わせてください。

残念ながら正直なところ、追加した9つの検索エンジン用にクリックストリームデータを購入するには、手間がかかります。しかし、これまでのところ、コミュニティからのフィードバックを判断すると、価値があるものと言えるでしょう。

※訳注:原文では「teasing」と表現。からかうというよりは、弄るようなニュアンスを優先しました。

プロダクト開発をまったく新しいレベルに引き上げる

2018年初頭、創業者兼最高経営責任者(CEO)のDmitryが、大胆な動きを見せてくれました。

彼は、新しいツールや機能を2017年と同じペースでリリースするのではなく、一歩後退して、Ahrefsと言うプロダクトを実行する技術のアップグレードに向けて、1年間専念することにしました。

以下が、この決定の背後にある、彼の思考過程について尋ねられたときの発言です。

VCからの資金提供を受けていない会社であるため、長期的な製品戦略よりも短期的な成長を優先させる必要はありません。2020年までに、私たちはAhrefsがWebサイトを持つあらゆる企業にとって、必須のツールになることを望んでいます。
それが私たちの主な焦点です。 私たちのプロダクトが関連性を保つためには、清潔でモダンなUIが必要だと思います。同時に、私たちは小さなチームを維持しながら、新しい機能を素早く追加できるようにし続けたいと思っています。
そのため、開発プロセスを改善するために、一歩後退して時間をかけるようにできれば幸いです。


Dmitry Gerasimenko, Founder & CEO Ahrefs

12か月後、キーワード 3.0はReact、ReasonML、OCamlで動作します。

※訳者註:開発のライブラリや言語について表明しています。

開発者ではない人のためにー私のようなマーケッターが読者の大部分を占めていると思いますーAhrefsユーザーとして、このギークな人が何を言っているのか説明しましょう。

Ahrefsは、より高速なツールへ

この新技術は、コンピュータサイエンスにおける最新に進歩したものを採用しており、はるかに効率的です。これにより、著しく高速に動作するツールを構築することができます。



※訳者註:原文掲載、Slackのスクリーンショットより

これは、レポートデータがロードされるのを待つ時間が減り、請求書作成の実作業にかかれる時間が増えたことを意味するやり取りです。

開発スピードの向上

Paul Graham(※)による素晴らしい記事からの抜粋は、DmitryがAhrefsに対する彼のビジョンをよりよく説明するために私と共有したものです。

ソフトウェアを、より速くより良く書いている企業は、その他すべての事柄が同じであれば、競争相手はつぶれることになります。 (中略)スタートアップにおいて、あなたが間違った技術に賭けた場合は、競争相手があなたをいずれつぶすことになります。

(中略)

Lispはソフトウェアを素早く書くための、本当に良い言語であることを私たちは知っていました、そして、サーバーベースのアプリケーションは迅速な開発の効果を拡大します。
(中略)Lispはとても高機能であるため、大きな開発チームは必要とせず、コストはより低くなるでしょう。


Paul Grahampaulgraham.com

※訳者註:ポール・グレアムは、米国のLispプログラマー、エッセイスト。Y Combinatorの創立者、「ハッカーと画家」の著者としても有名。

「Lisp」の部分を「OCaml + ReasonML」に置き換えれば、DmitryのAhrefsに対する技術ビジョンが得られます。

2010年以来、AhrefsはOCamlをバックエンドに使用してきたので、すでに9年間「正しい」技術を使用することによる、競争上の優位性を経験しています。

競争相手が真似できないようなことを、私たちに可能としました。

今後は、これらの高水準プログラミング言語を採用した結果、次のことが可能になります。

  • 少数の開発者チームを維持しながら、より良く、より速いツールを構築します(従業員数は45人までです)。
  • 新製品のアップデートは、以前よりも早くリリースされます。

言い換えれば、2019年を通して、多数の新機能 / 改善がキーワードエクスプローラに追加されるのを期待することができます(皆さんがAhrefsのCannyを通じて、フィードバックや機能のリクエストを投稿することを歓迎します)。

※訳者註:Cannyとは、ユーザーがフィードバックを送れるマネジメントツールです。Ahrefsの機能で改善して欲しいこと、追加して欲しい機能がある場合はこちらからお送りください。

https://ahrefs.canny.io/keywords-explorer?sort=top

また、競争上の優位性がどの程度あるかを説明しておきながら、なぜ私たちが技術スタックを公に共有しているのか疑問に思う人もいるでしょう。

さて、これは同じポール・グレアム氏の記事から抜粋したものです。

(中略)私たちがLispを使っていると知っていたとしても、彼ら(競合)がLispを使う理由を理解していなかったので、秘密を守る必要はありませんでした。

そんな感じです。

※訳者註:実際には、ポール・グレアム氏ではなく友人ロバート・モリス氏による発言と注釈があります。

これは始まりに過ぎません…

キーワードエクスプローラー 3.0は大きな一歩であり、次に続くプロダクトやアップデートのための強固な基盤を提供します。

新しいテクノロジーと貴重なユーザーからのフィードバックを得て、2019年がAhrefsチームとお客様の両方にとって、楽しい年になるための準備を整えたとしましょう:)