この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:Rich Snippets: What Are They and How Do You Get Them?
(著者:Michal Pecánek / 原文の最終更新日:April 9, 2020)
※フルスピード註:この記事は2020年4月9日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs公式ブログの記事は今後追記・再公開されることがありますことをご了承ください。
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このガイドでは、以下のことを学びます:
リッチスニペットとは?
リッチスニペットとは、タイトル、説明文、URLと一緒に表示される付加的な価値ある情報で、見た目が魅力的な検索結果のことです。 この付加的な情報は、ページ上の構造化データから得られます。
リッチスニペットはいつ表示されるのか?
リッチスニペットは、特定のタイプの情報を含むページにのみ表示され、デバイスタイプによってさらに制限されることもあります。例えば、”How to “リッチスニペットはモバイルデバイスにのみ表示することができます:
リッチスニペットとリッチリザルトの違いは?
「リッチ・リザルト」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは通常「リッチ・スニペット」と同じ意味で使われます。
最近の検索結果ページ(SERP)は非常に複雑です。これは何と呼ばれていると思いますか?
上の写真の「SERPのようなもの」は、正式には「インタラクティブ・リッチ・リザルト」と呼ばれます。
それとも エンリッチされた検索結果なのでしょうか?
Google自体の用語が統一されていないため、この問題は解決されていないと言えます。
以下は、その用語についての我々の見解である:
- リッチスニペット: タイトル、説明的なスニペット、URLと一緒に追加情報が表示される通常の検索結果。
- リッチリザルト: 関連する構造化データから情報を抽出し、視覚的に強調された検索結果のあらゆるタイプ。リッチスニペットはリッチリザルトの一種。
- SERPの特徴。:従来の「青いリンク」検索結果以外のもの。注目のスニペット、PPC広告、ツイートボックス、ナレッジパネルはすべてSERP機能の一種です。
リッチスニペットによるSEO対策
検索結果で上位に表示されることは素晴らしいことですが、最終的に人々をクリックさせるのはスニペットのコンテンツです。リッチスニペットは、検索結果でウェブページをより魅力的に見せるのに役立ちます。
最初のスニペットは、プロダクトスキーママークアップを最大限に活用しているため、間違いなく最も魅力的です。最も多くのレビューを持ち、価格を表示することで、信頼を確立し、クリックを誘います。
また、価格、レビューの数、評価、レシピの調理時間など、これらの属性をSERPのもう一つの競争層として利用することもできます。重要な情報でクリックを誘うために、より多くのスペースを与えているのです。例えば、2位でありながら1位よりも安い商品結果をクリックする人が増えることが想像できます。
しかし、これだけははっきりさせておこう:
視覚的に魅力的なスニペットはより多くのクリックにつながるかもしれませんが、リッチスニペットはランキング要因ではありません。
リッチスニペットを取得する方法
リッチスニペットは、特定のコンテンツで利用可能な構造化データに基づいて作成されます。このデータは、Googleや他の検索エンジンが理解しやすく、検索結果ページ(SERP)などで効果的に表示できるように整形されています。
具体例を挙げてみましょう。たとえば、パンケーキのレシピを検索したとき、以下のような情報を見つけることがあります。
パンケーキを作るのには20分かかります。さらに、これらのパンケーキは低カロリーで、1人分約80カロリーです。
この情報は、以下のように構造化されています。
調理時間:20分 カロリー:80カロリー
Googleのような機械にとって、2番目の例がいかに読みやすいかわかるでしょう。
さて、SEOで構造化データに言及する場合、通常はコンテンツのマークアップに使用されるschema.orgの語彙を意味します。Googleは、このマークアップを使用して検索結果を充実させることを決定するかもしれません。
では、このマークアップをどのように実装し、どのようなタイプのコンテンツに適用できるのでしょうか?
リッチスニペットを最大限に活用する方法を4つの簡単なステップでご紹介します。
1.どのリッチスニペットが適しているかをチェックする
まず第一に、標準的な検索結果のスニペットは、すでにコンテンツのかなり良い概要を提供することができます。ほとんどの記事の場合、ユーザーに付加価値を提供できるものはあまりありません。
例えば、記事のタイトル、説明文、URLなどが表示されていますが、それら以外に何が必要でしょうか?
リッチスニペットを取得するプロセスは、Googleによって十分に説明されています。その中には、検索結果強化の対象となるコンテンツのタイプも含まれています。
以下は、リッチスニペットマークアップの最も一般的な使用例のリストです:
これ以外にも多くのオプションがあるが、冒頭で紹介したレシピのように、かなり特殊なウェブサイトのカテゴリーに適用されます。残りは下記のようなものがあります。
- ニュース、メディア、エンターテイメント
- 書籍
- 教育
- イベント
- データセット
- 仕事に関する内容
もし、これらのカテゴリーがあなたにとって適切だと思われるなら、公式ドキュメントにアクセスし、あなたのコンテンツ・タイプで可能な拡張機能と特徴をチェックし、それが実装する価値のあるものかどうかを判断してください。
FAQのマークアップを例にとって、その実装プロセスを見てみましょう:
FAQリッチスニペットの実装は、SERPでより多くの領域を獲得するための、かなりポピュラーな最新のSEO戦術です。リッチスニペットは「製品」タイプに分類されていますが、FAQセクションがあるページであれば、どのページでも使用することができます。
2.構造化データの実装
マークアップを作成するのは簡単で、ウェブサイトがどのように構築されているかに関係なく展開できます。
まず、ウェブサイトの<head>
セクションにコードを配置する最も簡単な方法から紹介します。
これには、多くのスキーマ・マークアップ・ジェネレーターのひとつを使用します。私はこれを選び、FAQページのマークアップ作成を選択しました:
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [{
"@type": "Question",
"name": "Is it difficult to implement such markup?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "No, not at all, there's a lot of plugins and markup generators."
}
},{
"@type": "Question",
"name": "Do SEOs take advantage of the FAQ markup?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "Yes, it's quite a popular tactic. While it can provide a lot of value in the SERP, SEOs tend to overuse it to the extent when it's against Google's guidelines."
}
}]
}
</script>
また、Google Tag Managerを使用してこのコードを配置することもできます。
ただ、ユーザーに見えるコンテンツにのみスキーマを追加し、選択したスキーマタイプに関するグーグルのガイドラインを遵守することを忘れないでください。
例えば、FAQマークアップは広告のために使うべきではなく、サイト自身で記述する必要があります。
補足
ここではJSON-LD(JavaScript Object Notation for Linked Data)マークアップ形式を使用しています。microdataやRDFaにも出会うでしょう。これらは使わないで、JSON-LDにこだわってください。これはGoogleが公式に推奨しているもので、最も簡単で厄介でないフォーマットでもあります。
しかし、カスタムコードのデプロイが面倒なCMSを使っている場合はどうでしょうか?
WordPressを使っているなら、プラグインがあなたをカバーしてくれます。構造化データは、YoastやRank Mathのような多目的SEOプラグインでサポートされていますし、スキーマの実装のためだけに作られたプラグインもあります。
Yoastは、FAQや “How to “スキーマのような基本的なものには適しているが、より幅広いスキーマタイプにはより専門的なプラグインが必要です。最も人気のあるプラグインの無料版を試した結果、私はRank Mathのユーザーエクスペリエンスとマークアップオプションが最も気に入りました。
YoastとFAQの例で説明すると、手順はとても簡単です(実際にはRank Mathと同じです)。ページ作成時にFAQブロックを選択するだけです。
…そして質問と答えを埋めます:
デプロイメントプロセスはプラグインとスキーマタイプに依存し、魔法の近道や万能ガイドはありません。選択したスキーマタイプでどのように動作するか、選択したプラグインのドキュメントを調べてください。
3.マークアップを検証する
マークアップ・ジェネレーターやプラグインを使うことで、マークアップのデプロイメント・プロセスは、ある意味確実なものになります。しかし、Googleのリッチリザルトテストツールに通すのは良い習慣です。これによって、そのコードやページがリッチリザルトの対象となるかどうかがすぐにわかります。
リッチスニペットは保証されているわけではないので、「対象」という言葉を覚えておいてください。
マークアップがすでにプロダクションにある場合は、URL入力を使うこともできます。これは任意のチェックには適しているが、サイト全体の監視には役に立ちません。
4.マークアップされたページのパフォーマンスとエラーを監視する
Googleはこの点でも手をこまねいているわけではありません。ここで必要なものはすべてGoogle Search Consoleにあります。
豊富な結果の種類によってパフォーマンスレポートをフィルタリングすることができます:
そして、Googleがあなたのサイトで検出したすべてのマークアップタイプを見ます:
リッチスニペットの強化をクリックすると、有効なURL、無効なURL、警告が表示されるレポートが表示されます。
マークアップのバリデーションが済んでいれば、何の問題も発生しないはずです。これの素晴らしいところは、何も設定する必要がないことだ。あなたがリッチリザルトマークアップを導入し、Googleがそのページをクロールしてそれをピックアップした後、GSCに表示されます。
最終的な感想
リッチスニペットで注目とクリックを増やすのは素晴らしいことですが、その背後にある構造化データは、より大きなコンセプトの一部であることを覚えておきましょう。
Googleは、ナレッジグラフの構築に構造化データを使用しています。これは、Googleがより関連性の高い検索結果を提供するのに役立ち、ナレッジパネルのような他のタイプのSERP機能にも反映されます。
ナレッジグラフがどのように機能し、それをどのように利用すれば有利になるかを理解することは、現在、そして今後数年間において極めて重要なSEOスキルです。
ご質問やご指摘があれば、ツイッターでお気軽にどうぞ。
記事を書いた人
Michal Pecánek
6年以上の経験を持つSaaS SEOコンサルタント。フリーランスになる前は、AhrefsのSEO & マーケティングエデュケーターとして、ブログのコンテンツ作成やゲストライターのチーム管理を行っていました。
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