構造化データとは何か?なぜ構造化データを導入すべきなのか?

SEO

この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:What is Structured Data? And Why Should You Implement It?
(著者:Michal Pecánek/ 原文の最終更新日:October 15, 2020)

構造化データは、ウェブページに関する情報を提供するための標準化された方法です。Googleのような検索エンジンが、あなたのコンテンツが何についてのものかをよりよく理解するのに役立ちます。

しかし、あなたにとって何があり、どのようにそれを実行するのでしょうか?

さあ、本題に入りましょう!

構造化データがSEOにどのように役立つか

まず最初に、構造化データはランキング要因ではないですGoogleでの上位表示に直接役立つわけではありません。しかし、多くの利点があります。ここでは、最も重要な4つに焦点を当てて話しします:

  1. 豊かな結果を得る
  2. Googleのナレッジグラフにアクセスする
  3. セマンティック検索をサポート
  4. E-A-Tをサポートする

1.豊かな結果を得る

リッチリザルトとは、関連する構造化データから情報を抽出し、検索結果を視覚的に強化したものです。リッチリザルトの最も一般的なタイプは、以下のようなリッチスニペットです:

これらはクリック率を高め、ページへのオーガニックトラフィックを増やすことができる。

2.Googleのナレッジグラフにアクセスする

Googleのナレッジグラフは、エンティティ(個々の情報)とそれらの間の関係の知識ベースである。あなた自身やあなたのブランド、製品などは、構造化データを通じて認識され、影響を受けるエンティティとなることができます。

ナレッジグラフに関わる一番のメリットは、ナレッジパネルを持つことによって、あなたのブランドの知名度と権威性が向上することです。

セマンティック検索は、従来のキーワードによる検索ではなく、検索クエリの背後にある意味に注目する方法です。このように曖昧なものを検索する場合、Googleは非常に適切な結果を提供できるのです。

また、構造化データは、Googleがあなたのページの内容をより深く理解するのに役立ち、より関連性の高い検索結果に表示される可能性があります。

4.E-A-Tをサポートする

E-A-Tとは、専門性、権威性、信頼の頭文字をとったもの。この3つがGoogleがウェブページに求めるものです。構造化データを使用することで、あなたのウェブサイト、そのコンテンツ、その作者に関する情報がGoogleに提供され、E-A-Tの評価が容易になります。

構造化データの要、スキーマ・マークアップ

構造化データは、特定のフォーマットに準拠する必要がある。どのコンピューター言語にも言えることですが、機械に正しく処理させたいのであれば、正しい構文を守ることが必要です。

スキーマ・マークアップは、ウェブ上のデータを構造化するための普遍的に認識されたフォーマットを提供します。

検索エンジンに私のファーストネームが「ミハエル」であることを伝えたい場合、どのようにアノテーションを付けるかを調べる必要があります。schema.orgの語彙で「name」を調べると、givenNameプロパティにたどり着きます:

あなたのコードでは、これを正確な形で使用する必要があります。FirstNamefirstNamegiven_nameのようなバリエーションを使ってもうまくいきません。標準化は構造化データの鍵であり、schema.orgの語彙はそれを提供します。

例えば航空会社のフライト。schema.orgには、航空機のタイプ、出発ゲート、食事サービスの説明までを表記する語彙があります:

理論は以上です。では、あなたのウェブサイト上で、実際にどのように機能するか見てみましょう。

データを構造化する3つの方法

ウェブ上のデータを構造化するために使用できる主なフォーマットは3つある。

  • JSON-LD
  • マイクロデータ
  • RDFa

JSON-LD

JSON-LDは、Googleが推奨するフォーマットです。他の構造化データ形式とは異なり、HTML要素にタグを追加する必要がありませんので、導入も最も簡単です。代わりに、JSON-LDを1つの大きなコードブロックとして追加することで、Googleに「このページで扱っている内容の主要なポイントはこれです」と伝えます。

JSON-LDを使った非常にシンプルな組織マークアップの例です:

<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org/",
"@type": "Organization",
"name": "Ahrefs",
"url": "https://ahrefs.com/",
"description": "Ahrefs is a software company that develops online SEO tools and free educational materials for marketing professionals.",
"email": "support@ahrefs.com"
}
</script>

このスクリプトは、HTMLの<head>または<body>セクションのどこにでも置くことができる。

マイクロデータ

構造化データが1つの大きな消化可能なブロックにあるJSON-LDとは異なり、Microdataは、その場でコンテンツをマークアップするために、ページ全体に散りばめられている。
以下は、上と同じ組織のマークアップですが、Microdata形式です:

<p   >
<a href="https://ahrefs.com/" >
<span >Ahrefs</span></a>
<span >Ahrefs is a software company that develops online SEO tools and free educational materials for marketing professionals.</span>
Contact us at: <span >support@ahrefs.com</span>
</p>

見ての通り、表示されるページ上の要素すべてにマークアップを付けています。単純なマークアップであれば問題ありませんが、複雑なアプリケーションでは手間がかかり、管理が難しくなることもあります。一部のSEOプラグインは、Microdataを使用してスキーママークアップを生成し、あなたの代わりに作業をサポートしてくれます。

RDFa

RDFaは、Microdataと同じような働きをします。JSON-LDのように1つの大きなブロックでマークアップを提供するのではなく、HTML要素をページ上にマークアップする方法です。RDFaはあまり一般的には使用されていないスキーマの形式ですが、たまに見かけることがあります。Facebookのオープングラフのメタタグがこれに基づいているからです。

同じ組織のマークアップをRFDaで表示すると次のようになります:

<p vocab="https://schema.org/" typeof="Organization">
<a href="https://ahrefs.com/" property="url">
<span property="name">Ahrefs</span></a>
<span property="description">Ahrefs is a software company that develops online SEO tools and free educational materials for marketing professionals.</span>
Contact us at: <span property="email">support@ahrefs.com</span>
</p>

要するに、Microdataと大きな違いはありません。しかし、これらのマークアップが正しく機能するかどうか、どうやって確認すればいいのでしょうか?

構造化データのテスト

ちゃんとした人なら、コードをデプロイする前に必ずテストを行います。Structured Data Testing Toolにアクセスし、コード・スニペットまたはURLを入力し、マークアップが有効かどうかを確認しましょう。

Microdataスニペットをテストすると、このようになります:

残念ながら、Googleはこのツールをまもなく廃止し、リッチリザルトテストツールのみを残す予定です。名前からわかるように、このツールはリッチリザルトの適格性に焦点を当てているが、Googleが最終的に両方の機能を統合することを期待しましょう。Classy Schemaも素晴らしい代替ツールです。

コンテンツのマークアップを始める前に

構造化データはロケットサイエンスではないが、それに没頭し、何を優先すべきかを考え、大規模に展開する方法を学ぶには時間がかかります。多くのCMSやプラグインは、最も基本的なマークアップはすぐにやってくれるが、ひとつはっきりさせておきたいことがあります:

ほとんどの人にとって、ウェブサイトにスキーマを導入するよりもはるかに重要なSEOタスクがあります。この優先順位付けと実装については、スキーママークアップ専用の記事で詳しく説明しています。

ウェブサイトを超えた構造化データ

スキーママークアップを使わなくても、ナレッジグラフのエンティティになることはできます。それは、あなたのブランドや製品に関する言及がウェブ上の至るところにあるからです。

しかし、ウィキペディアがナレッジパネルのソースとしてよく使われているからといって、ウィキペディアのページが必要だと考えるのはやめましょう:

まず第一に、グーグルが利用する情報源は他にもたくさんあります。第二に、ナレッジグラフのエンティティになるための近道であることは確かですが、ウィキペディアのページを取得するのはかなり困難なプロセスです。そして最後に、グーグルは説明のソースを述べるだけで、多くのナレッジパネルはそれすら持っていないです。

実際、ウィキペディアやウィキデータで大々的に報道されていない限り、ナレッジパネルはもっとシンプルなものになるでしょう:

ここで重要なのは、あなたやあなたのビジネスに関する一貫した情報を伝え、すべてを結びつけることです。

そのため、ソーシャルメディア、Crunchbaseのような他の会社のプロフィール、ニッチで権威のあるウェブサイト上のすべての会社情報を統一するようにしましょう。そして、sameAsスキーマプロパティを使って点と点をつなげましょう。スキーマガイドでその方法を紹介しています。

最終的な感想

構造化データは強力ですが、ほとんどのウェブサイトにとってSEOの優先事項にはなりにくでしょう。他にもっと重要なことがあるはずです。

とはいえ、OrganizationやPersonなどの基本的なスキーマを導入するのは、比較的短時間で簡単に行えることがあります。スキーママークアップのガイドでその方法を学ぶことができます。

質問はありますか?Twitterで教えてください。

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Michal Pecánek
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  • ・Google検索で上位表示されたい
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  • ・お問い合わせのCVを向上、改善したい
  • ・自社でSEO施策をしていたが、効果がなかなか現れない

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