YouTubeデータも分かる!キーワード調査に使えるGoogleトレンド7つの活用法

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サムネイル:Pixabay(CC0)

この記事はAhrefs公式ブログの日本語意訳です。
原文:How to Use Google Trends for Keyword Research: 7 Effective Ways
(Nick Churick / March 20, 2018)

フルスピードによる要約

  • Googleトレンドを活用すると、季節性のあるコンテンツを作りやすくなります。
  • Googleトレンドのデータで、競合調査やローカルSEOに繋げることも可能です。
  • Googleトレンドは、YouTube検索のトレンドも表示できることをご存知でしたか?

キーワード調査を行ったことがある人は、Googleトレンドを使って特定のキーワードが世間でどれぐらい話題なのか、確認したことがあるのではないでしょうか?しかし、多くのSEO担当者はこの素晴らしいツールが持つ可能性を最大限に活用できていないかもしれません。

そこで、AhrefsブログでGoogleトレンドを使ったキーワード調査の方法を7つ書くことにしました。しかし、まずはその基本を理解しましょう(ですよね)。

目次(クリックで見出しに移動します)

0. Googleトレンドのデータ(と、その仕組み)について知っておくべきこと

この記事を書き始めたとき、Googleトレンドのデータはややこしいことに気づきました。多くの人が、GoogleトレンドのグラフはGoogleキーワードプランナーで見られるような、検索ボリュームの数を具体的に表示するものと考えています。しかし、それは違います。

その違いを知るために、GoogleトレンドとGoogleキーワードプランナーで、それぞれ「花」というキーワードのグラフを見てみましょう。


<上半分:Googleトレンド 下半分:Googleキーワードプランナー 注釈:Googleアドワーズは広告出稿で一定金額を支払わないと、このようなグラフにはなりません。関連記事:8つの無料キーワード調査ツール(Googleキーワードプランナーにうんざりしている方へ )

ご覧のとおり、2つのグラフは似ていますが同じではありません。
Googleキーワードプランナーでは「絶対的な」検索ボリュームのデータが表示されますが、Googleトレンドではキーワードの「相対的な」検索人気度になっています。

Googleトレンドのヘルプセンターでは、以下のように説明しています。

数値は、特定の地域と期間について、グラフ上の最高値を基準として検索インタレストを相対的に表したものです。100 の場合はそのキーワードの人気度が最も高いことを示し、50 の場合は人気度が半分であることを示します。0 の場合はそのキーワードに対する十分なデータがなかったことを示します。

言い換えると、Googleトレンドにおける「相対的な」人気度とは、調べているキーワードの検索ボリュームと、その他すべてのキーワードが持つ検索ボリューム合計との比率を表したものとなります。

人気度の値は 0~100 です。100 の場合はその地域ですべてのキーワードと比較してそのキーワードの人気度が最も高いことを示し、50 の場合はその地域でそのキーワードの人気度が半分であることを示します。0 の場合は、その地域で該当のキーワードに対する十分なデータがなかったことを示します。

スコアの値が高いほど、すべての検索クエリに対する割合が高いことを示します(検索クエリの絶対数が多いわけではありません)。

Googleトレンドでは、同じ人が短期間に繰り返して検索するデータが排除されます。また、引用でも記載していますが、Googleトレンドでは人気のある用語のデータのみが表示されることに注意してください(人気が少ないキーワードの場合は0と表示されます)。

なお、過去12か月(米国、2017年10月から過去12カ月)の、「Facebook」というキーワードのGoogleトレンドは以下のようなグラフになっています。

Googleトレンドが「人気度の動向(英語版はInterest over time)」をどのように作成するかを知るために、Googleと同じデータを持っているふりをして考えてみることにしましょう(残念ながら、実際には持っていないのですが)。

以下で使用する数字は決して正確ではありません。あくまでも、Googleトレンドのグラフがどのように作成されるかを考えるための、単なるシミュレーションです。

仮定1:米国における、Google検索ボリュームの月間合計数は約100億とする(出典)

仮定2:米国における、キーワード「Facebook」の検索ボリュームは8,300万とする。※Ahrefs Keywords Explorer(キーワードエクスプローラー)による数値です。

この仮定を元に作成した表が以下となります。

Googleトレンドのようにグラフを作成するには、以下の手順を行います。

  1. キーワード「Facebook」の検索ボリューム数をGoogle検索ボリュームの月間合計数で割って、比率を出します。
  2. 最大値が100になるように、割り出した比率を「人気度」に置き換えます。
  3. スケーリングした数字をグラフ表示します。

このシミュレーションは、2つの重要なポイントを示しています。

1. キーワードの検索ボリュームが変わると、キーワードの検索人気度が変わります(2017年5月から2017年6月のデータを参照)。これはかなり分かりやすいですよね?

2. キーワードの検索ボリュームが一定であっても、Google全体の検索ボリューム数が変わると、キーワードの検索人気度も変わります(2017年6月-2017年7月のデータを参照)。

これで、Googleトレンドで使用されているキーワードの検索人気度が、キーワードの月間検索ボリュームと常に相関しているわけではないと分かります。これはほとんどのケースで言えることでしょう。

たとえば、「スターウォーズ」というキーワードをGoogleトレンドとリンクAhrefsのキーワードエクスプローラーで検索すると、同じ急上昇トレンドのグラフ(2015年12月)が表示されます。

Ahrefsのキーワードエクスプローラーは検索ボリュームの傾向を表示するのに対し、(先ほど書いたように)Googleトレンドは「相対的な人気」の傾向であるという事実にも関わらずです。

次に、Webマーケティング活動 、特にSEOやPPCなどにおけるキーワード調査で、Googleトレンドはどのように活用できるか(または活用すべきか)を説明しましょう。

記事を読むより動画がお好きであれば、こちらはいかがでしょうか?そうでない場合は、このまま読み進めていただければと思います。

訳者注:字幕/音声共に英語です。

1.Googleトレンドで季節性の高いキーワードを調査したら、すぐにコンテンツを作成(および宣伝)しよう!

一部のキーワードは、季節によって検索ボリュームが影響を受けることをご存知でしょうか?たとえば、米国でのキーワード「傘(umbrella)」のGoogleトレンドデータは以下のようになっています。

次に、オーストラリアでも同じ傾向が見られます。

6月と12月にグラフが急上昇していますが、この場合、「umbrella」というキーワードは6月には米国で最も人気度が高まり、同じく英語圏のオーストラリアでは12月に人気度が高まると想像できます。

これは6月に米国で、12月にオーストラリアで雨季が始まる時期であり、検索している皆さんは雨に濡れたくない(≒良い傘が欲しい)という需要があると分かります。

皆さんのビジネスが季節に依存している場合、Googleトレンドでビジネスに関連するキーワードを調査することで、ピークの時期と需要が少ない時期を推定しやすくなります。

また、このデータを使って2つのやり方も考えられます。

1. キーワードの検索人気度がピークになる時期に併せて、関連するコンテンツを作りましょう。
たとえば、あなたがオーストラリア在住で傘を販売する仕事の場合、「雨季(日本の場合は梅雨)に備えるガイド記事」を、まとめて12月に公開するのが良いでしょう。つまり、潜在層が傘につながる(雨季や梅雨の)情報を検索する可能性が最も高い時期を狙いましょう。

2. キーワードの検索人気度がピークになる前に、既存の関連ページを最適化しましょう。
すでに「雨季(日本の場合は梅雨)に備えるガイド記事」を持っている、または傘を販売するECショップを運営しているとします。このようなページは、ピークが発生する数か月前(オーストラリアにいる場合は12月の2〜3か月前)に優先順位を付けて最適化を始めるのが良いでしょう。前もって新しい情報に更新(リライト)しておくことで、10月時点から被リンクを増やす戦略が始められます。つまり、検索期間のピークに間に合うように被リンクを増やすことで、Webサイトの上位表示を見込める可能性があります。

2. データを歪める急上昇トレンドを調査して、「キーワードユニコーン」を避けよう

今後作る予定の記事に使う話題を決めたい場合は、Googleトレンドでその話題を調査するまで一文字も書かないほうが良いでしょう。一過性の人気で今後検索ボリュームが落ちるであろうコンテンツを作って、時間を無駄にするのはお勧めできません。

たとえば、Ahrefsのキーワードエクスプローラーによると、「フィジェットスピナー」という用語の月間平均検索ボリュームは(記事公開当時)90万以上あります。しかし、「yoyo(ヨーヨー)」というキーワードは、月間平均47,000の検索ボリュームしかありません。

両方を見てみると、キーワードの難易度(KD)が46~56で近いことを考えた場合、「フィジェットスピナー」というキーワードを中心とした話題で、コンテンツを作成した方が良いですよね。

……そうではありません。

Googleトレンドで、両方のキーワードの検索人気度を見てみましょう。

2017年5月に、「フィジェットスピナー」の人気が急上昇したと分かります。しかし、それ以来、人気度は大幅に低下しました。今ではほとんど何もありません。

一方、ヨーヨー(私はヨーヨーが大好き!)の人気は今も残っています。よ~く見ると、2017年12月以降は「ヨーヨー」が「フィジェットスピナー」よりも人気のあるキーワードとなっています。

この場合、「フィジェットスピナー」は一時期急激な人気となったために、Ahrefsを含めてデータが歪んでしまっています。そのため、Googleトレンドを使って「キーワードユニコーン(グラフがユニコーンのツノのように急激になっている状態)」があるかどうか調査することが大切です。

※訳者注:後述する項目に繋がりますが、現在ブームとなっているキーワードでコンテンツを作るのはタイミングが合えば意味はあると思いますが、過ぎたブームを話題の中心にすることは継続的な流入を期待できません。

3.今トレンドになっているものを見つけて、コンテンツ作りに活用しよう

Googleトレンドでは、「急上昇ワード(英語版はTrending Searches)」を使用すると、過去24時間にわたって(国ごとの)、急激に人気度が上がった検索キーワードを知ることができます。

さて、なぜこれを見る必要があるのでしょうか?

仮に、あなたが有名人に関する情報を扱うブログを運営していたとしましょう。2018年3月4日時点で急上昇ワードを確認すると、以下のように表示されます。

オスカー(Oscars アカデミー賞で受賞するオスカー像)がトレンドになっているようです!しかし、今この話題がトレンドに上がっているということは、今からオスカーを受賞した有名人についてコンテンツを作るのは手遅れなのでは?

必ずしもそうではありません。

以下は、2018年3月2日から3月9日まで7日間の、「オスカー」というキーワードでGoogleトレンドのグラフをスクリーンショットしたものです。
※訳者注:当記事の初回公開日時は2018年3月20日。

先ほど掲載した3月4日のスクリーンショット(Googleトレンドでオスカーが急上昇した画像)は、実際には検索トレンドのピーク日ではなく、3月5日でした。その後、3月6日からピークが下降していました。

そのため、3月4日の急上昇ワードを受けて作る有名人コンテンツは、小さいかもしれませんが全く流入がないわけではなさそうです。

とは言え、常にそうなるわけでもありません。Googleトレンドでは 、本当に検索人気度がピークとなっているときに、トピックを強調することがあります。たとえば、「母の日(mother’s day)」という用語は、2018年の場合3月11日までトレンド検索になりませんでした。

しかし、(英国では)3月11日は母の日の当日だったため、翌日にはすぐに人気度が下落しました。

この場合、母の日関連のコンテンツを事前に準備していない限り、これからコンテンツを作っても意味がありません。

では、先ほどの「オスカー」のように、急上昇ワードに上がってからしばらくはコンテンツ作成する意味があるキーワードと、「母の日」のように急上昇ワードになってからではもう遅いキーワードを、どう見分ければ良いのでしょうか?

まず、毎年同じ時期に急増する可能性があるキーワードの場合は、昨年のピーク発生日時を調査しましょう。たとえば、母の日の場合2017年は3月23日が急上昇ワードであり、検索人気度のピークでした。

このように、過去の履歴を見ることでキーワードの検索人気度が上がるか下がるか予測できるでしょう。

4. Googleトレンドデータを使用して、コンテンツカレンダーを作ろう

ちょっと待ってください!もう一つのキーワードを忘れています。

今度は「オスカー(Oscars)」のGoogleトレンド傾向を詳しく見てみましょう。過去5年間のデータを見ると、ピークは毎年ほぼ3月初めと、ほぼ同じ時期に発生していることがわかります。

これは、オスカーが毎年3月に開催されるためです。そのため、有名人のゴシップに関するWebサイト(訳者注:特にアカデミー賞関連)を運営している場合は、コンテンツカレンダー(※)に「毎年3月はオスカー」とメモしてください。

それから、毎年3月オスカーに関するコンテンツを作りましょう。
(言いたいことは分かります……これは、かなり分かりやすい例ですよね?すでに有名人のゴシップを扱うWebサイトを運営している方なら、この方法はすでにカバーされていることでしょう。)

※訳者注:コンテンツカレンダーとは、年間のイベントや行事、祝日を網羅したカレンダーのこと。お正月やバレンタイン、夏休みといった季節特集コンテンツなどを作るときに用いられます。当記事の場合、毎年開催される文化行事をコンテンツカレンダーに入れましょう、と促しています。

一方、以下はそれほど分かりやすくはない例です。

このグラフは、月におよそ1回検索人気のピークがあります。さて、これは何という検索キーワードでしょうか?

答え:「満月」

しかし、これを知ったからといって、コンテンツカレンダーをどう調整すれば良いのでしょう?毎月満月に関する新しいコンテンツを作ることはあまり意味が内容に思えませんか?

確かにそうですが、毎月1つ満月に関するコンテンツを作り、かつ毎月新しい情報を更新することもできます。🙂

以下は、Space.com(宇宙や天文に関する情報サイト)が、満月カレンダーで行っている毎月の更新です。

<訳者注:「次回の満月は3月1日火曜日」と記載しています。>

彼らは毎月満月に関するデータや正しい情報、数値を更新する必要があります。それほど手間はかかりませんが、コンテンツを最新の状態に保つのに大切なことです。

※訳者注:毎月または毎週検索トレンドがピークになるキーワードも、業種やコミュニティにとっては意味があるコンテンツを作るのに役立つことを指しています。たとえば、Windows Updateは毎月更新されますが、実際の更新内容や不具合情報を毎月紹介することは、Windowsを使う方にとって役に立つコンテンツになるでしょう。

Ahrefs編集部注

さらにわかりにくい検索トレンドのピーク例を見てみたいですか?
「怖い服装(scary outfit)」というキーワードで出てくる、Googleトレンドの傾向を見てみましょう。

この検索キーワードは毎年10月頃、つまりハロウィーンの時期に人気度が急増しています。さて、この情報に基づくおすすめすることは何でしょう。

毎年10月中旬に「20XX年で最も恐ろしいハロウィーンの衣装」という記事を公開することです (または、前年作った既存の投稿を更新します)

シンプルですが、効果的ですよ。🙂


Joshua Hardwick(Ahrefsブログのコンテンツ責任者)

5. Googleトレンドの「関連クエリ」で、新しいキーワードのアイデアを探そう(競合のチャンスも盗もう)

Googleトレンドでは、該当のキーワードを検索しているユーザーが、他にどんなキーワードも検索しているのかを表示してくれます。たとえば、「スニーカー(sneakers)」を検索するユーザーは、「ナイキ(Nike)」と「アディダス(Adidas)」も検索する傾向があると調べることが可能です。

<注釈: Googleトレンドでは、関連クエリに対して「トップ」と「上昇」の2つのオプションを使用できます。これらの違いについて知りたい場合は、Googleトレンドの「関連クエリ」というタイトルの横にある、疑問符アイコンをクリックしてください (ヒント:上記のスクリーンショットのどこにあるか、ご確認ください)。>

これは、より多くのキーワード(つまり、あなたがまだ考えていないかもしれないキーワードです)を探す絶好のチャンスを提供するだけでなく、潜在層の顧客ニーズとその「カスタマージャーニー」を理解するのにも役立ちます。

それだけでなく、関連クエリのさらに関連するクエリを探すことで、コンテンツ作成をもう一歩先に進めることも可能です。

たとえば、「スニーカー ナイキ(sneakers Nike)」(先ほどのスクリーンショットで紹介した「スニーカー」の関連クエリの1つ)を、Googleトレンドで調べたときの関連クエリは、以下の通りです。

ここで作業を止めてはいけません。

Googleトレンドで提案された関連クエリを、Ahrefsのキーワードエクスプローラーで調査する対象キーワードにすることもできます。 これで、さらに多くのキーワード候補が得られるでしょう。

Ahrefsのキーワードエクスプローラーも併用する場合、検索ボリュームとキーワード難易度(KD)のフィルタを適用して、本当に流入が増やせる「宝石」のキーワードを見つけられます。


<訳者注:Ahrefsのキーワードエクスプローラーで、「sneakers Nike」の関連クエリを調査し、KD40以下、検索ボリューム1000以上のキーワードにフィルタした場合。>

ヒント:Googleトレンドの「関連クエリ」を使って競合のキーワードを見つけ、「自分対競合の比較記事」を作るには

人々は、あなたの製品やブランド名もググることがあるでしょう。では、あなたのブランドと一緒に検索している競合のブランドキーワードは、どのようなものかご存知ですか?

これを確認するには、Googleトレンドに自分のブランドや製品名を入力し、「関連クエリ」をご覧ください。

以下はキーワード「Ahrefs」の、関連クエリ欄のスクリーンショットです。

どうやらユーザーは、Ahrefsの競合他社の3つ(semrush、moz、majestic)も検索しているようです。これらのキーワードを検索している人は、おそらくどのSEOツールを使うのが良いか検討している見込み顧客です。

したがって、Ahrefsが競合他社と比べてどのような違いや優位なポイントがあるか、比較記事を書くことで製品の違いを知ってもらうことは、とても意味があることになるでしょう。

つまり、「Ahrefs 対 競合他社」タイプの投稿(「Ahrefs vs. Moz」など)を作ることです。私たちAhrefsも、このようなページを作成するつもりです。ただ、現在はその他のより重要なことで忙しくしています。

そこで、Asanaのようなページを事例としてご紹介します。


<訳者注:Asanaが作成した「Asana 対 Basecamp、あなたのチームにぴったりなのはどちら?」という比較記事(どちらもプロジェクト管理のサービス)。>

6. Googleトレンドで事業のニーズがある都市と地区を確認しよう(ローカルSEOで注力するエリアを決めよう)

Googleトレンドでは、その検索キーワードがどこで最も人気を集めているか(国、都市、地区、大都市など)を確認できます。

この機能は、「自分の事業は、どこで最もニーズがあるか」というシンプルな質問に答えてくれます。例として、アメリカのどこでspace heaters(室内に置く小型暖房機)のニーズが高いか、見てみましょう。

北部の州に検索人気度が集まっています。これはとても分かりやすいですね。
では、都市レベルの内訳はどうでしょう?Googleトレンドはこれも見せてくれます。


(この記事を読んでいる方でポートランド在住か出身の方はいますか?そちらの気候はどうでしょうか?)

ところで、このデータにはどんな使い道があるのでしょうか?
いくつかのアイデアをご紹介しましょう。

1. PPC(つまりGoogleアドワーズ)で、これらの地域をターゲットに設定する-Google アドワーズで米国全体を対象にして、広告費を無駄にすることはありません。キーワードについて検索している見込み顧客がいる都市やエリアにだけ、広告を掲載しましょう。

2.これらの地域を対象とした有益なコンテンツを作る-たとえば、「シアトル在住者必見!この冬の暖房費を節約するための便利な方法」などです。

また、Googleトレンドでは、キーワードが複数のエリアでどれぐらい検索人気度が違うか比較することもできます。(お恥ずかしい話、私はこの機能をほんの数日前に発見しました)

この機能は、検索ボックスの右側にある「詳細(ドットが3つ縦に並んだアイコン)」をクリックして、関連するフィルタを適用します。


<※訳者注:上記スクリーンショットでは、検索ボックス2つに「Star wars(スターウォーズ)」と入力→「詳細」をクリック→「フィルタを変更」をクリック→2つの検索ボックスのフィルタで「アメリカ合衆国」と「イギリス」、期間は「過去5年」にフィルタを適用しています。

以下のスクリーンショットでは、Googleトレンドが言っている「人気」という概念の、完璧な例を見ることができます。

「スターウォーズ」というキーワードの検索ボリュームは、英国よりも米国の方が高いのですが、グラフの形はほとんど同じです。つまり、スターウォーズは両方の地域で同様に人気があり、ニュースなどを観て盛り上がるタイミングも近いのです。


<訳者注:Ahrefsのキーワードで「Star wars(スターウォーズ)」を調査した例。検索ボリュームは大きく異なるが、検索人気度のタイミングはほぼ同じ、としています。>

ヒント:この戦術を使って、GoogleトレンドでローカルSEOの戦略を立ててみましょう

たとえば、あなたがフロリダ州の会計士だと想像してみてください。会計士のサービスが最も必要なエリアをどうやって調べれば良いのでしょうか。

シンプルなお話です。Googleトレンドで「会計士(accountant)」と入力し、「地方」フィルタにフロリダ州を適用してから、「大都市圏別の関心(※日本版Googleトレンドの表記)」に記載されている内訳を確認します。


(より詳細に調べる場合、「都市ごとの関心」に深堀りすることもできます。)

サービスがニーズが最も高い地域が分かったら、このデータを使ってローカルSEOの優先順位を付けることもできます。たとえば、フロリダ州ではマイアミまたはゲインズビルで「会計士」の検索人気が高い場合、その居住者をターゲットにしたランディングページを作るのが良いでしょう。

また、このデータを使用して、別のエリアへビジネスを展開するためのプランを練ることもできます。これは非常に強力です。

7. GoogleトレンドでYouTubeの検索データを分析して、動画のSEO戦略を改善しよう

GoogleはYouTubeを所有していますが、Googleで人気のキーワードがYoutube検索でも人気かというと、そうでもありません。

その理由を説明するために、2008年以降の「HTML tutorial(HTML チュートリアル)」というキーワードで、GoogleトレンドのWeb検索データを見てみましょう。

このキーワードの人気度は、ずっと低下しています。しかし、以下のYou​​Tubeトレンドグラフも見てみましょう。

(そう、GoogleトレンドではYouTube内の検索トレンドも表示できます。方法は「ウェブ検索(※日本版表記)」と書かれたドロップダウンをクリックし、「YouTube検索」にするだけです)
※訳者注:日本語のキーワードも、GoogleトレンドでYoutube検索のトレンドに変更可能です。

興味深いことに、真逆であることが分かりました。YouTubeでは「HTML チュートリアル」の人気が高まっています。

HTMLのチュートリアルについて(動画で)知りたいというニーズのために、人々はますますYouTubeで動画を探しているようです。

そのため、このキーワードで上位表示を狙うのであれば、YouTubeの動画コンテンツを作るのは意味があるでしょう。

ヒント:Ahrefsのキーワードエクスプローラーを使用して、さらに検証してみました

所有者であるGoogleを介して、YouTubeで「HTMLチュートリアル」などの用語を検索するのは当然のように見えます。しかし、場合によってはデータが妥当なのか疑問を抱くかもしれません。

人々が「HTMLのチュートリアル」について、実際に書かれたコンテンツよりも動画による解説を好むのか検証するには、Ahrefsのキーワードエクスプローラーに同じキーワードを入力してみましょう。次に、「SERP overview」を確認してください。


<訳者注:Googleの検索結果に、動画のSERP featureが9位にあります。>

Googleの検索結果で動画形式のSERP featureが上位表示されている場合、検索ユーザーは動画でこのキーワードの内容を見たいと、Googleが判断した可能性があります。これにより、「HTMLチュートリアル」はYouTubeにも適切な検索ボリュームがあることを確認できます。

最後に

Googleトレンドは、コンテンツマーケティング担当者やSEO向けに特化して作られたものではありません。ですが、ご覧のようにキーワードの調査やその他のマーケティング関連のタスクにも、非常に役立ちます。

現時点において、Google検索でトレンドになっているものに関する最新データを提供するツールは他にありません(訳者注:Twitterトレンドなどもあることをお忘れなく)。

皆さんはマーケティング業務でGoogleトレンドを使用していますか?皆さんのテクニックも教えていただければ幸いです。


著者:Nick Churick
NickはAhrefsの「コミュニケーションマネージャー」であり(どのような意味でも)、幸いなことに熟練したライターでもあります。現在、私たちAhrefsのブログで、レギュラーのライターとして寄稿していただいています。

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