2023年12月にリリースしたAhrefsの新機能

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この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:What’s new at Ahrefs? (Dec 2023)
(著者:Rebekah Bek / 原文の最終更新日:January 10, 2024)
※フルスピード注:この記事は2024年1月10日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs社公式ブログの記事は、今後追記・再公開される場合があります。

今月は、ランクトラッカーの概要 2.0のリリース、サイトエクスプローラーでの「Best link」によるフィルタ機能などを紹介します。

早速本題に入りましょう。

サイトエクスプローラー

※フルスピード注:サイトエクスプローラーで、すべてのリンクを精査する手間を省いて「良いリンク」だけをフィルタ表示する機能がリリースされました。

概要2.0レポートの「ベストリンク」フィルタ

この追加により、いわゆる「良い」リンクをフィルタリングできるようになります。フィルタは、事前定義されたパラメータのセットに基づいており、デフォルトではDRが30以上、推定トラフィックが500 以上ある参照ドメインを含むように設定されています。

いわゆる「最適な」リンクは SEO ごとに異なるため、Ahrefsの利用者ごとに独自のカスタム設定を構成できます。

除外したいドメインがある場合は、カンマ区切りでリストに追加することで、フィルタ結果から除外することもできます。

ベストリンク設定を変更して保存すると、サイトエクスプローラーはその設定を記憶します。

このフィルタを、サイトエクスプローラーの左サイドバーにあるすべてのレポートでデフォルトの設定にするには、下のスクリーンショットのようにサイトエクスプローラーの設定に移動し、[最適なリンクのみを表示(Show best links only)] を選択して保存してください。

「ベストリンク」のデータは常に「BEST LINK」とバッジが付けられるため、レポート内ですぐに識別できます。

概要2.0レポート > 新規に得た参照ドメインと失った参照ドメインのグラフ

新規に得た参照ドメインと失った参照ドメインのグラフを、概要2.0レポートの中にある、被リンクプロフィールビューに追加しました。これは、競合モードと年モードの両方で動作し、さまざまな粒度による分析をサポートします。

また、サイトエクスプローラーで分析しているターゲットドメイン/URLが、時間の経過とともにリンクを獲得しているか失っているかを示す、以下のような黒いトレンドラインも、新しく実装されたものです。

ツールをまたいだアップデート

※フルスピード注:Ahrefsが分析で消費するクレジットについて、以下の動作ではクレジットを消費せずに表示できるようになりました。クレジットについての解説と、クレジットを消費する全体的なタイミングを解説する記事もお読みください。

折りたたまれたテーブルを開くときにクレジットを消費しなくなりました

サイトエクスプローラーと競合分析レポートでは、以下のスクリーンショットのようにネスト(入れ子、折りたたみ)されたテーブルを開いても、クレジットが消費されなくなりました。代わりに、エクスポート行を消費するようになりました。※フルスピード注:エクスポート行の解説はこちら

ランクトラッカー

※フルスピード注:ランクトラッカーで対象サイトのプロジェクトを表示したとき、最初に表示される「概要」レポートが新しくなりました。

概要 2.0 (ベータ版)

概要 2.0 のベータ版が公開されました。Ahrefsはまだ機能とチャートの追加に取り組んでいますが、この最初のバージョンの重要なハイライトをいくつか紹介します。

まず、順位履歴グラフには、すべてのランクインした URL の履歴と、Ahrefs / Google の更新が表示されるようになりました。以前は、上位 URL の履歴のみを表示していました。また、比較用のドメインを手動で追加したり、グラフからデータをエクスポートしたりする機能も追加されました。※フルスピード注:以下のスクリーンショットのように、薄い「a」はAhrefsでのアップデートを、「G」はGoogleでのコアアップデートなどの更新を意味します。グラフをマウスオーバーすることで、それぞれの更新履歴を閲覧でき、順位の上昇/下落に関するインサイトを得ることができます。

次に、キーワードフィルタはサイトエクスプローラーのものと同じになり、複数のルールと条件設定が可能となりました。

たくさんの新しいフィルタも追加しました。

  • URL
  • 単語数
  • メインポジションのみ
  • 複数の URL のみ

3つ目の変更として、順位とトラフィックの変更には専用のカラム(列)が追加されました。ここをクリックして並べ替えると、順位の勝者と敗者をすぐに特定できます。

最後に、URLの列にランキングしているURLの数が表示されるようになり、自サイトの潜在的なカニバリゼーションの問題を特定するのに役立ちます。

繰り返しになりますが、これはランクトラッカーの概要 2.0における最初のバージョンにすぎません。今後追加されるチャートや機能にご注目ください。

全般的な設定のリリース

※フルスピード注:サイト監査をご利用の方向けに、Webサイトの設定を確認いただきたいリリースがあります。

新しいIPアドレス

新しい IP アドレスをインストールしました。サイト監査を使ってクロールを実行しており、以下のスクリーンショットのようなエラーが発生した場合は、監査を完了できるように、すべての IP アドレスをホワイトリストに登録してください。

IP 範囲の完全なリストIP 範囲のヘルプ記事を確認し、Webサイトの設定を修正してください。

トップWebサイトのページ

トップ Web サイト:オーガニックトラフィック別に分類された、上位Webサイトのリストをリリースしました。各 Web サイトには、いくつかの主要な検索トラフィックとバックリンクの指標をリストした独自の個別のページがあります。このデータは毎月更新されます。

今後も新しい指標やグラフを追加していきますので、最新情報に注目してください。

今月はここまでです。機能に関するリクエストがある場合は、Canny またはプランのサブスクリプション利用者限定のAhrefs Insider コミュニティにリクエストを残してください。それでは!

著者プロフィール

RebekahBek

Rebekah Bek
普段はAhrefsのために何らかの形で執筆を行っています。時々それらをツイートすることを忘れずに。

  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

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