2024年2月にリリースしたAhrefsの新機能

プロダクトブログ

この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:What’s new at Ahrefs? (Feb 2024)
(著者:Rebekah Bek / 原文の最終更新日:March 14, 2024)
※フルスピード注:この記事は2024年3月14日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs社公式ブログの記事は、今後追記・再公開される場合があります。

今月は、AIの助けを借りてSERP間の検索意図を比較できる機能、新しいLinking authors(リンク作成者)レポートを中心にご紹介します。

早速本題に入りましょう。

サイトエクスプローラー

新しいリンク作成者レポートについてご紹介します。このレポートは、サイトエクスプローラー>被リンクプロフィール▼>のタブに実装されています。

リンク作成者レポート

この新しいリンク作成者レポートには、分析対象のURLにリンクしている作成者(ページの著者)が表示されます。

また、このレポートには次のようなリンク作成者を把握するのに役立つ統計が表示されます。

  • トップDR(Top DR):この作成者が参照しているドメインの中で、最も高いDRを表示します。※フルスピード注:その人が他に張っているリンクのDRを把握することができます。
  • 参照ページ数(Ref. pages):分析対象のドメイン/URLを含めた、リンク作成者の参照ページ数です。※フルスピード注:そのリンク作成者が、ページの中にどれだけリンクを含めているは把握することができます。
  • ページの総トラフィック(Pages total traffic):そのリンク作成者が得ている推定トラフィック合計。※フルスピード注:リンク作成者のドメイン/ページの推定トラフィックです。つまり、推定トラフィックが高いリンク作成者からリンクされるほど、分析対象へのトラフィックも期待できます。
  • 対象へのリンク(Links to target):分析対象のドメイン/URLが、そのリンク作成者から得た合計リンク数。※フルスピード注:分析対象がそのリンク作成者から、どのぐらいリンクされているか、ほかにもリンクしてもらえるものがないかを知りたいときに役立ちます。

このレポートを使うことで、競合他社によくリンクしている著者のリストをすばやく確認したり、同じ業界内でよく記事を公開しているジャーナリストを見つけたりすることができます。

このレポートが利用可能なのは:新プランのスタンダードプラン以上で利用可能です。

ベストリンクフィルタ(Best links)で最大10,000のドメインを除外

ベストリンクフィルタを使って、最大10,000のドメインリストを除外できるようになりました。

サイトエクスプローラー>「概要」レポートの「Best links」ボタン、またはバックリンク関連のレポートから「Best links」フィルタを開き、「Config best links filter」をクリックし、リストをコピーして貼り付けて、「保存」をクリックするだけでフィルタできます。

ここで、「ベストリンクのみを表示(Show best links only)」を選択すると、レポート結果から不要なドメインがすべて除外されます。

ツールをまたいだアップデート

Ahrefsにも、AIを用いたさまざまな機能が実装されています。

AIを使って、2つのSERP間の検索意図を比較する

サイトエクスプローラー、キーワードエクスプローラー、ランクトラッカーのSERP概要ウィジェットの 「Identify Intents AI」機能に、2つの改善を加えました。

まず、2つのSERP間の検索意図を比較できるようになりました。

これにより、検索意図が過去のSERPのときからどのように変化したかを確認し、コンテンツを更新する最適な方法を見つけることができます。これを使って、さまざまな検索意図を対象とした投稿で複数回ランク付けされる機会を探すこともできます。

また、検索結果の推定トラフィックシェアも新しくなり、各検索意図の優位性を特定できるようになります。

ランクトラッカー

ランクトラッカーでは、Google Search Consoleページのレポートと、ランキング履歴レポートに関するリリースがあります。

GSCページレポート

新しいGSCページレポートには、Ahrefs内のページに関するGoogle Search Consoleデータが表示されます。

Ahrefsでは、以下の追加に取り組んでいます。

  • クリック数、インプレッション数、CTR、掲載順位のフィルタ
  • エクスポート機能
  • キーワード列
  • ネストされたキーワードテーブル

ランキング履歴レポート

ランクトラッカーでランキング履歴レポートをリリースしました。以前は売上レポート(Grossing report)と呼ばれていた部分を更新しています。

より高速になり、より優れたフィルタが追加され、概要2.0と同様の改善された順位履歴チャートが追加されました。

全般的な設定のリリース

2月に行われた、Ahrefsの全般的な更新や改善をご紹介します。

送信アンカー用の新しい APIv3 エンドポイント

サイトエクスプローラー用の2つの新しい APIv3 エンドポイントを使用して、送信アンカー テキストをプログラムで取得できるようになりました。

いつものように、レポート自体の API ボタン​​を使用してサンプル リクエストを生成できます。

トップWeb サイトの改善

トップ Web サイトのページに、いくつかの改善を加えました。※フルスピード注:トップWebサイトとは、Ahrefsが収集したデータに基づく、世界および各国で流入や順位がトップのWebサイトを紹介するページです。

新着情報:

  • 世界および国ごとの上昇傾向と下降傾向のセクション
  • 新しいウェブサイト用のバッジ
  • 個々の Web サイト ページのトラフィック値指標と履歴グラフ

今月はここまでです。その他の更新についてはAhrefs の変更ログを確認し 、機能リクエストがあればCanny に残してください。それでは!

著者プロフィール

RebekahBek

Rebekah Bek
普段はAhrefsのために何らかの形で執筆を行っています。時々それらをツイートすることを忘れずに。

  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

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