2024年3月にリリースしたAhrefsの新機能

プロダクトブログ

この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:What’s new at Ahrefs? (Mar 2024)
(著者:Rebekah Bek / 原文の最終更新日:April 3, 2024)
※フルスピード註:この記事は2024年4月3日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs公式ブログの記事は今後追記・再公開されることがありますことをご了承ください。

今月は、ランクトラッカーの「ページ2.0」レポートや、エンタープライズプラン向けにリリースされた「AI コンテンツグレーダー(実験版)」などをご紹介します。

早速本題に入りましょう。

サイトエクスプローラー

エクスポートファイル内にリダイレクトチェーンを追加

サイトエクスプローラーでレポート表示の際、結果をcsvまたはExcelファイルをエクスポートしたときに、リダイレクトチェーンを追加するようにしました。したがって、被リンクレポートをエクスポートすると、そのファイル内にリダイレクトチェーンURLが表示されるようになります。

ランクトラッカー

「ページ 2.0」レポートのリリース

ページ 2.0 レポートでは、ランクトラッカーで計測しているキーワードすべての URL 順位と、それらの重要な指標が表示されるようになりました。新たに追加された指標は次のとおりです:

  • トラフィック数値
  • SERPタイトル
  • 履歴データ
  • データを拡大するための新しいフィルタ

※以下のスクリーンショットで、オレンジ色の枠で囲んでいるのが新しい指標・フィルタです。

過去のページ1.0レポートではできませんでしたが、ページ2.0ではできるようになったことの 1 つは、特定期間における計測キーワードで順位付けされたページのうち、オーガニックトラフィックが最も改善されたページを見つけることです。

以下のGIFのように、次の手順を行ってみてください:

  1. 比較する日付を選択してください
  2. 「Traffic(オーガニックトラフィック)」列の隣にある「Change(変化)」列をクリックし、降順または昇順で並べ替えをしてみてください

GSC キーワードの新しいフィルター

GSC キーワードレポート(Google Search Consoleレポート)に、 3 つの新しいフィルタを追加しました。

今月のリリースで、次の条件でもフィルタリングできるようになりました:

  • Keyword(キーワードでフィルタ)
  • Top URL(上位表示のURLだけフィルタ)
  • Not tracked Only(計測されていないもののみをフィルタ)

以下のスクリーンショットのようにあ、「計測されていないもののみ」トグルを使うと、現在ランクトラッカーで設定しているプロジェクトで、まだ計測していないキーワードを表示できます。このトグルは、これまで見逃していた有望な計測キーワードを見つけるのに役立ちます。

GSC ページの新しいフィルタ

「GSC ページ」レポートには新しいフィルタもあります。次の条件でフィルタリングできるようになりました:

  • Clicks(クリック数)
  • Impressions(表示回数)
  • CTR(クリック率)
  • Position(平均順位)

以下のスクリーンショットのように、「+More filters」をクリックするとこれらの追加フィルタの一覧が表示されます。

これにより、Webサイトのパフォーマンスを徹底的に掘り下げることができます。たとえば、表示回数が減少したトラフィックを前年比で比較すると、コンテンツがもう古くなっている可能性のあるページを特定するのに役立ちます。

以下の手順とスクリーンショットをもとにお試しください:

  1. 「Comapre year over yaer(前年比を比較)」をクリックしてください
  2. 「+More filters」をクリックして、「Impressions(表示回数)」を選択してください
  3. さらに、そのフィルタ内で「Declined」をクリックし、「Apply(適用)」をクリックしてください

全般的なリリース

AI コンテンツグレーダー ツール(エンタープライズプランのみ・実験版)

私たちは、エンタープライズ プランのユーザーにとってエキサイティングなものをリリースしました – 現在は非常にベータ版の段階ですが、少しずつご紹介できればと思います😉

実験的なAI コンテンツグレーダーを紹介しましょう:

このツール画面にて、コンテンツ内容を改善したい対象URL と注力したいキーワードを入力するだけで、コンテンツグレーダーは次のことを行います。

  1. 注力キーワードの上位 3 記事に関するデータを取得し、上位記事で取り上げられている中心的なトピックを特定します。
  2. 入力した対象記事と上位記事が、各トピックをそれぞれどの程度カバーしているかを分析します。
  3. 対象記事がカバーしきれていない、低スコアのトピックを特定します。
  4. 対象記事がより良い結果を得るために、コンテンツを改善する方法について提案します。

このツールはまだ開発中であるため、今後さらに更新されることが予想されます。

※フルスピード注:2024/5/20時点で、AIコンテンツグレーダーツールは、日本語に対応しています。このツールはβ版ですが、「自社サイト/ブログの記事を改善したい」というニーズに活用いただけます。当機能は、エンタープライズプラン(年契約のみ)でご利用いただけます。

新しい APIv3 エンドポイント:SEOヘルス スコア

ヘルススコア用に、最初のサイト監査(Site Audit)API v3 エンドポイントを追加しました。

ワークスペース・プロジェクトのリストと、各プロジェクトが最後に完了したクロールのヘルス・スコアを返すので、プログラム経由でヘルス・スコアの低下や改善を監視することができます。

このエンドポイントへのリクエストは無料です。

API ドキュメントはこちら

今月はここまでです。その他の更新についてはAhrefs の変更ログを確認し 、機能リクエストがあれば Canny に残してください。それでは、Ahrefsの新しいリリースをお楽しみください!

著者プロフィール

RebekahBek

Rebekah Bek
Ahrefs を理解し、操作し、使いこなすのに役立つコンテンツを開発しています。
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  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

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