2023年8月にリリースしたAhrefsの新機能

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この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:What’s new in Ahrefs? (August 2023)
(著者:Andrei Țiț / 原文の最終更新日:September 6, 2023)
※フルスピード注:この記事は2023年9月6日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs社公式ブログの記事は、今後追記・再公開される場合があります。

今月は、新しい Opportunities(機会)レポートと GSC 概要レポート、サイト監査のInteraction to Next Paint(INP)指標などを紹介します。

早速本題に入りましょう。

1. サイトエクスプローラー

※フルスピード注:「Opportunities(機会)」レポートは、2024/4/4現在「ビジネスチャンス」に名称が変わっています

「Opportunities(機会)」レポート(現:ビジネスチャンス レポート)

まず、「Opportunities」という新しいレポートがリリースされました。

簡単にランク付けできそうなキーワード向けのページ更新や、リンクされていないブランド言及の発見、重大な技術的Webサイト問題の修正提案に至るまで、このレポートはWeb サイトのトラフィックとランキングの向上に役立つ SEO改善の機会を示します。

これまでに 10 の機会を追加しましたが、今後のアップデートでさらに追加される予定です。乞うご期待!

利用可能:すべてのプランで、「ビジネスチャンス」レポートが利用できます。

すべてのバックリンク関連レポートに「著者」フィルタを実装

私たちが追加したもう 1 つの機能は、すべてのバックリンク関連レポートに、参照ページの著者(作成者)名を表示することでした。

著者ごとにフィルタリングしたり、すべての著者をエクスポートしたり、エンタープライズプランの方はAhrefs API を介してアクセスしたりすることもできます。これは、リンク構築のアウトリーチを大規模に実施し、調査時間を大幅に節約するのに役立ちます。

オーガニックキーワードと有料キーワードレポートに、新しい列設定を追加

「オーガニックキーワード」レポートと「有料キーワード」レポートに新しい列設定が追加されたため、レポートをカスタマイズして重要なデータのみを表示できるようになりました。

スペースを確保するために、「主要な順位のみ」と「複数のUR のみ」の切り替えボタンを「フィルタ」ドロップダウンの下に移動しました。

「有料ページ」レポートのネストされたテーブルについて

「有料ページ」レポートがアップグレードされました。ネストされたテーブルを追加して、ランディングページで宣伝されているすべての有料キーワードと、すべての広告コピーのバリエーションを確認できるようにしました。

これらは、従来(レガシーレポート)の「トップ ランディング ページ」レポートを2023年8 月 21 日に廃止する前に行われた最終準備でした。

2. キーワードエクスプローラー

※フルスピード注:キーワードエクスプローラーでは、検索ボリュームの推移を表示するグラフ部分について、期間指定を変更できる機能が追加されました。

検索ボリューム推移グラフのデフォルト期間を変更可能に

対象キーワードの検索ボリュームグラフのデフォルト期間を、分析時点から過去1年、過去 2 年間、すべての期間に変更できるようになりました。

スクリーンショットのようにトグルを使うと、検索ボリュームの傾向を一目で簡単に特定できます。

3. ツールをまたいだアップデート

※フルスピード注:順位履歴チャートをマウスオーバーすることで、Googleのアルゴリズムアップデートと、Ahrefsのアップデート履歴も追えるようになりました。

順位履歴チャートにGoogle + Ahrefsアップデートのメモを追加

Google アルゴリズムと Ahrefs のアップデートメモを、サイトエクスプローラーとキーワードエクスプローラー両方の順位履歴グラフに追加しました。これにより、キーワードの順位にGoogleかAhrefsのアップデートが影響を与えているかどうかをクロスチェックできます。

4. サイト監査

※フルスピード注:サイト監査ツールには、いくつかの変更・アップデートがありました。

robots.txt の変更

まず、robots.txt ファイル内で発生した変更が通知されるようになります。

[ページ ソース] 列に移動し、[変更を表示] をクリックするだけで、robots.txtファイルの現コンテンツと以前のコンテンツ比較が表示されます。

ここから、(クローラーなどの)何かが誤って禁止されている、または許可されていないことを確認できます。

新しいコア・ウェブ・バイタル指標:INP

次に、パフォーマンスチャートの下に早い段階で Interaction to Next Paint(INP)指標を追加しました。これは、2024 年 3 月から新しいコア・ウェブ・バイタル(Core Web Vitals)指標として First Input Delay を正式に置き換えることになります。

クロール内で INP スコアの低いページを見つけるには、サイト監査のページエクスプローラーに移動し、[列] をクリックして「INP」と入力し、INP 関連の列をすべてチェックします。

Google の要件に対する構造化データの検証

最後に、schema.org ガイドラインに加えて、Google のガイドラインに対する構造化データ検証も追加しました。

これは、レシピ、商品カルーセル、ローカル ビジネスなど、リッチリザルトを表示するための Google の要件にリストされているほぼすべての必須ルールをカバーできることを意味します。

スキーマの問題と Google の問題をより適切に区別できるように、問題の種類ごとに特徴的なアイコンとフィルタを導入しました。

5. ランクトラッカー

※フルスピード注:Google Search Consoleを連携している方向けのアップデートがありました。

GSCの概要

Google Search Console プロパティを分析できる新しいレポートとして、「GSC 概要」レポートを追加しました。

これを使えば、もう「日足チャート」に縛られることはありません。代わりに、クリック数とインプレッション数の分布、および位置ごとの CTR を確認できます。

さらに、「匿名化されたクエリからのクリック数」と呼ばれるものを追加しました。これらは、ユーザーのプライバシーを保護するために Google によって非表示にされているクリックであり、実際のクリックをより正確に把握するのに役立ちます。

参考文献

GSC クリックのほぼ半数が隠れた用語に移動 – Ahrefs による調査

下にスクロールすると、デバイスごとの GSC パフォーマンスの内訳を確認したり、ランキング順位全体のクリックスルー率を調査したりすることもできます。

6. コンテンツエクスプローラー

※フルスピード注:コンテンツエクスプローラー用のフィルタが追加されました。

カスタムフィルタ

フィルタをプリセットとして保存し、ワンクリックでそのフィルタ設定にアクセスできるようになりました。※フルスピード注:下のスクリーンショットのように、「DRが30~70以内」「推定オーガニックトラフィックが月間3,000以上」のフィルタを保存し、コンテンツエクスプローラーを使うときすぐにその設定を反映できるようになりました。

すべてのトップレベルのフィルタがサポートされていますが、作成されたプリセットはユーザーごとに保存され、ワー​​クスペース全体では共有されません。

今月はここまでです。機能に関するリクエストがある場合は、 Canny または購読者限定のAhrefs Insider コミュニティに残してください。それでは、Ahrefsをお楽しみください!

著者プロフィール

Andrei Țiț
Ahrefsのプロダクトマーケティング担当。
Ahrefsを最大限に活用する方法をご紹介します。主にハウツービデオ、製品アップデート、ウェビナー、パンフレットなどを通じて紹介しています。

  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

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