パーソナルブランド:本当の意味と構築方法を解説

logo マーケティング全般

この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:Personal Brand: What It Really Is & How to Build One
(著者:Rebecca Liew、Reviewed by Joshua Hardwick / 原文の最終更新日:November 30, 2023)
※フルスピード註:この記事は2023年11月30日の内容をもとに翻訳しています。Ahrefs公式ブログの記事は今後追記・再公開されることがありますことをご了承ください。

パーソナルブランドを構築するのは間違いなく大変な作業ですが、思っているほど難しいことではありません。 

オンラインで自分の存在を確立する最良のヒントについて、 2 人のインフルエンサー、Wes KaoMatt Diggityに話を聞きました。

そもそもパーソナルブランドとは何でしょうか?

パーソナルブランド(または個人ブランド)とは、人々があなたをどのように認識し、あなたがどのようなことで知られているかを指す言葉です。他の人よりも優位に立つには、スキル、経験、価値観が重要です。

神経科学者のAndrew Hubermanはその一例です。彼は科学/健康ポッドキャスト「Huberman Lab」の指揮と司会を務め、スタンフォード大学で講義を行っており、BBC、TIME などのメディアで取り上げられています。

アンドリューのパーソナルブランドは、彼の信頼性と専門分野に基づいて構築されています。彼の投稿の多くは、X と LinkedIn で数千の「いいね!」と数百のコメントを集めています。

さらに深く掘り下げたい場合は、Maven と altMBA の共同創設者であるWes Kao が、この定義について少し別の見方をしていますのでご覧ください。

私の考えでは、「パーソナルブランディング」を「その人の信頼性」と言い換えたほうがよいと思います。パーソナルブランディングは表面的なものです。その人が自分の作品を持っていることを前提としており、その後、認識を形成するために「ブランディング」の人工的な層を追加していくからです。

Wes Kao Maven共同創設者

彼女は、「個人の信頼性」とは実質的なものであり、自分が何をし、どのように考え、どのように貢献できるかを人々に示すことだと示唆しています。また、Wes氏は次のように付け加えています。

このようにして、あなたの仕事を信じている人々とより深いつながりを構築しましょう。より強い関係、より多くのコントロール、より多くの機会を意味するものです。

Wes Kao Maven共同創設者

Nick Bennett とのポッドキャストインタビュー抜粋の中で、SparkToro のAmanda Natividad はウェスの意見に同調しています。 

一般に、「パーソナルブランド」という用語は不誠実で不快に聞こえるため、好まれません。自分の個人的なブランドの存在を認めるということは、他人が自分についてどう思うかを気にしており、それらの期待を大規模にコントロールする方法を見つけたと認めることになります。

Amanda Natividad SparkToroマーケティング副社長

パーソナルブランドを構築するメリット

乱暴に聞こえるかもしれませんが、確固たるパーソナルブランドを構築すると、自分の人生をよりコントロールできるようになります。

(パーソナルブランドを通じた)強力なフォローは、次のような可能性をもたらすことがあります。

  • 特に自分の専門分野において、影響力の範囲を拡大できます(つまり、対象分野の専門家としてみなされるようになります)。
  • 自分の信頼性が高まり、会社や製品をより効果的に宣伝できるようになります。
  • あなたが働いている会社に関係なく、忠実な支持者を構築します(または、あなたがその会社を所有している場合は、その会社に対するより肯定的な感情を生み出します)。
  • 仕事、ネットワーキング、投資の機会への扉を開きます。

Chiangmai SEO カンファレンスの創設者Matt Diggityも、このトピックに関する Facebook の投稿でいくつかの優れた点を共有しています。

パーソナルブランドを構築する方法

パーソナルブランドを構築する、直接的な正解はありません。

この後説明するステップの前段階として、まずは自分の「声」を見つけることについて話しましょう。

Wes氏とMatt氏はどちらも、自分自身に忠実であり続けることの重要性を強調しています。つまり、自分がこうあるべきだと考える「オンライン上のペルソナ」を作らないことを意味します。

私は、自分が実際にどう聞こえるかを意識して書くように努めています。話すことと書くことは異なるメディアなので、文字通りの意味でこの 2 つを一致させてはいけませんが、全体的な精神的なものを捉えておく必要があります。たとえば、私の文章には嫌味なところがあります。なぜなら、私が話す場合も実際にそのように聞こえるからです。

Wes Kao Maven共同創設者

Matt氏も、この意見に同調しています。 

私がインターネット上でどのように話すかは、IRL(注:In Real Life、現実)で話すことと同じです。 YouTube 動画が最高に楽しくないなら、私は動画をやりません。楽しくなければなりません。

Matt Diggity、 Diggity Marketing創設者

ここから説明するパーソナルブランドのステップを始めるときは、まずこの考えを念頭に置いてください。

パーソナルブランドのステップ1:自分の立ち位置を決める 

自分自身を「製品」として考えてみましょう。あなたの強み、こだわり、専門分野は何ですか?

あなたがテクニカルSEO に精通している場合や、経験豊富な起業家である場合、これらはあなた独自のセールスポイントになる可能性があります。

そこから、何年もかけて考え、書き、話し続けたいと思えるようなことへさらに取り組みましょうなぜなら、「行きたいところに到達するには、おそらく何年もかかるからです」とWes氏は言っています。

オプションで行える次のステップとして、spiky POV(注:Spiky point of view、尖った視点)で自分の立場を固めることも検討してみましょう。これはWes氏による造語であり、この方法を用いるには注意が必要だと彼女はあらかじめ警告しています。

spiky POV/尖った視点とは、それ目的の逆張りではありません。 2023年、ソーシャルプラットフォームには話題に対する意見や一般的なアドバイスが溢れています。私は聴衆の知性を尊重し、彼らがまだ知らないことを教えることを考えています。真のspiky POVは、アイデアの限界や対立点を認識するなど、深い専門知識に基づいたものです。そうすることで、あなたの評判は、厳格で、時間をかけて付き合う価値のある人物というものになるでしょう。

Wes Kao Maven共同創設者

Wes氏のLinkedIn 投稿は、上記のすべてを組み合わせた内容です。彼女の個人的な経験に裏付けられたユニークな視点と、投稿を読んだ人に伝えたい教訓も含まれています。言い換えれば、尖っていて価値のあるPOVなのです。

パーソナルブランドのステップ2:公共の場で意見の共有を始める

すでにご存じかと思いますが、ソーシャルメディアプラットフォームは、自分の名前を知らせ、成長を遂げてパーソナルブランドを築く最良の方法の 1 つです。ソーシャルメディアのような公共の場は、評判を築くチャンスです。

Wes氏、Amanda氏、Matt氏はそれぞれ、オンラインチャネルを組み合わせて自分たちの意見やコンテンツを宣伝しました。これは、パーソナルブランドを築くにあたり最初に行うべきことの 1 つです。コンテンツの価値は、そのリーチによって決まります。

もちろん、これは自分が管理できる以上のプラットフォームにも、コンテンツをクロス投稿すべき、という意味ではありません。

ターゲットとなる視聴者が最も多くの時間を費やしている場所を調査し、それらのプラットフォームに焦点を当てましょう(2 ~ 3箇所に留めるのが理想的です)。

Matt氏の場合、彼のフォロワーは主に Twitter、Facebook、YouTube 上にいます。それらのプラットフォームで、彼の SEO 主導コンテンツが繁栄しています。

投稿するコンテンツをイチから作るのが難しいと思われる場合は、発信したい分野に関連するオンライン コミュニティで思慮深くコメントすることから始めてください。もちろん、心を込めてコメントしてください。※フルスピード注:オンラインコミュニティの翻訳記事はこちら

ここからは、オンラインコミュニティ参加の簡単な始め方をいくつか紹介します。

LinkedIn:共同記事に投稿する

LinkedIn 上で、これらの記事がフィードに流れているのを目にしたことがあるかもしれません。おそらく、記事にインサイトを追加するよう招待されたこともあるのではないでしょうか。

これらのブログ投稿は、Wikipediaのページに似ています。LinkedInユーザーは、AI が生成した各記事を自分の視点で構築し、読者はこれらの追加にリアクションするか、コンテンツ構築に参加するかを選択できます。

共同投稿への貢献がどのようなものかを示す例は、以下のとおりです。

Reddit:議論に参加する

  1. パーソナルブランドを確立したい話題に関連するサブレディット ( r/bigSEOなど) に行きましょう。
  2. 「トップ」と「今週」で、スレッドを並べ替えましょう。
  3. スレッドに投稿された質問やディスカッションを閲覧し、意見を投稿できそうと思った場合は皆さんのちょっとした意見を提供してみましょう。

トレンドの話題に乗ってみる

X や、他のソーシャルメディアで興味深いインサイトやトレンドを見つけましたか?それをアンケート、質問、投稿に変えて発信してみましょう(タグ付けと作者のクレジットも忘れずに!)。

注目されたら、すべてをひとつにまとめる

あなたの回答や投稿の一部が注目を集めた場合は、それらの回答をブログ投稿、ビデオ、一連のソーシャル投稿など新しいコンテンツ用に再利用しましょう。

(ところで:Ahrefs の X アカウントのコンテンツキュレーションと再利用の背景も、詳しくご覧ください。)※フルスピード注:翻訳記事はこちら

これは、次に解説する最後のステップに続きます。

パーソナルブランドのステップ3:効果的なものをさらに強化する

ここまでのステップを行ってみたことで、どのトピックが長々と話し合うのが最も快適か、そして何がターゲット層の心に最も響くのかを把握しているはずです。

成功をもたらしたもの(意見や投稿)を倍増させることで、オーディエンスへのリーチをさらに最大化できます。より具体的に言えば、人気のあるコンテンツを他の形式で再利用し、同様の話題に関するコンテンツをさらに作成することによって、リーチを最大化できます。

たとえば、Ahrefsの場合はChatGPTをSEOに使う方法を取り上げた人気の動画を、X(Twitter)のスレッドと LinkedIn の投稿に変換し、その後、さらにブログ投稿にしました。

Wes氏はまた、長年にわたって「クマに食べられそうになった話(※)」という例えでこのプロセスを何度も行ってきました。彼女はこの 2019 年のブログ投稿で初めてこのことについて書き、2023 年に書き直して、数か月ごとに LinkedIn と X で類似のバリエーションを共有しています。※フルスピード注:“eaten the bear”は、プレゼンなどで長々と話をするのではなく、重要なポイントからストーリーを始める比喩として用いられています。

毎回、これらの投稿は数百、数千の「いいね!」を獲得します。

ただし、そこで(自分にはこんなアイデアは出せないと)成功を諦めないでください。発信したい話題に関するキーワード調査を行うことで、視聴者の共感を呼ぶコンテンツのアイデアをさらに見つけることができます。その方法は次のとおりです。

  1. 発信しようとしている話題を、Ahrefs のキーワードエクスプローラーに入力してみましょう。
  2. 一致する用語(Matching terms)レポートに移動してください。

たとえば、「chatgpt seo」という話題を入力すると、検索さはSEOに使えるChatGPT プロンプトと、 ChatGPTのSEO向け拡張機能を探していことがわかります。

オーディエンスが ChatGPT と SEO にどんな興味を持っているかを考えると、ソーシャルメディアの投稿や動画、ブログ投稿などで、SEOに使えるプロンプトやChatGPTのSEO向け拡張機能について取り上げるのは、共感を生むコンテンツを作成するのに最適なトピックとなるでしょう。 

Ahrefsの有料サブスクリプションをご利用でない場合は、無料のキーワード生成ツールにトピックを入力して、関連するフレーズや質問を表示することもできます。

パーソナルブランドを構築するための追加ヒント

ここまでの時点で言及してきたことについて、さらに拡張して学ぶ価値があります。ここでは、パーソナルブランドを構築するときに使える、追加のヒントをご紹介しましょう。

人間関係を維持する

あなたのコンテンツを消費する人がいなければ、あなたは何者でしょうか?フォロワーや他の人のコンテンツに一貫して関与しましょう。自分のパーソナルブランドを乗せようとしているとき、人脈は金に匹敵するほどの価値があります。

ソーシャルメディアプロフィール全体で一貫性を維持する

これは、すべてのプラットフォームで同じプロフィール写真を使い、標準化されたプロフィール内容を使って、他の人から見てあなたが誰であるか、そしてあなたがよく投稿する内容をすぐに把握できるようにすることを意味します。

Jack Appleby氏がその好例です。この作家/コンサルタントは、56,000 人以上の購読者を持つ独立系の社会戦略ニュースレター「Future Social」の背後にいることを一貫して説明しています。

彼が X と LinkedIn で、その一貫性をどのように維持しているか注目してみましょう。

Ahrefs のTim Soulo 氏は、パーソナルブランディングにおけるプロフィール写真の重要性について、次のように時系列に沿って説明しています。

素直になりましょう

Wes氏とMatt氏が自分に忠実であり続けることの重要性を、この記事でどのように共有したか覚えていますか?「素直になる」ことは、いくら強調しても足りないほどです。

まとめ

もちろん、これらの手順はすべてを網羅したものではありません。オンラインで真に目立つために、Wes氏は、社会的証明、優れたデザインセンス、強力な文章、興味深いインサイト、(コミュニティやトピック、仕事など)貢献の実績を組み合わせることを提案しています。

彼女はこう言います。 

これらすべてが、コンテンツを見た人々に「この人は自分の技術を熟知している」と思わせるでしょう。

Wes Kao Maven共同創設者

この記事について、何か考えや意見はありますか?X で私に連絡してください。 

著者プロフィール

Rebecca Liew
コンテンツ・マーケター、ライター。言葉、文房具、歩いて新しい場所を探索することに熱中しています。Twitter(X)LinkedIn

  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

このようなお悩みはありませんか?
Ahrefsのオフィシャル紹介パートナーである株式会社フルスピードは、SEOコンサルティングサービス「デフォイキ」を提供しています。

豊富なWebサイト改善の経験と実績をもつコンサルタントが、Ahrefsを活用しながらお客様のWebサイトを調査し、改善方法をご提案いたします。

ご相談費用は無料。まずはお気軽にお問合せください!

マーケティング全般
シェアする
AhrefsJapanをフォローする
Ahrefsブログ- 使えるSEO情報をお届け | SEOの被リンク分析・競合調査ツール
WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com
タイトルとURLをコピーしました