2019年5月版:Ahrefsのサイト監査ツールに追加された12の便利な新機能と使い方

この記事は、Ahrefs.comブログのプロダクトセクション記事を翻訳したものです。
原文:Ahrefs Site Audit: 12 Useful Features You Might Have Missed


著者:Nick Churick(最終更新日:2019/5/9)

※フルスピードによる内容要約
・Ahrefsのサイト監査ツールは、2018年のリリース以降さまざまな機能が追加されています。
・リンク切れや、リダイレクトループのページを検出する機能などもあります。
・大規模サイトはもちろん、小-中規模サイトを運営される方にも知っていただきたい、サイト管理のヒントを紹介しています。

2018年初頭、Ahrefsはサイト監査ツールをリリースしました。リリースして以来、私達は(Ahrefsのユーザーのみが参加できる)プライベートFacebookグループ以外では紹介してこなかった、たくさんの新機能を加えました。

そのため、私はこの記事を書いています。 みなさんが見逃しているかもしれないすべての新機能についてご紹介します。 AhrefsのSEO監査ツールを、これまで以上に使いこなすための特徴はこちら!

全部で12の項目があります
それでは、解説に飛び込んでみましょう。

1.サイト構造

サイト構造レポートは、サイト監査ツールに新しく追加されたものです。

サイトのサブドメインとサブフォルダが、ツリービューで表示されます。 しかし最も重要なことは、このレポートがあなたのWebサイトにある各サブセクションのHTTPステータスコード、リンクの深さ、推定オーガニックトラフィック、参照ドメインなどの分布を表示することです。

このレポートを使うと、Webサイトにある以下のサブセクションを見つけることができます。

訳者註:このレポートを使うことで、Webサイトのどこにより注力すべきか、破損したページをどこから修正するか、優先度をつけるときの参考になるでしょう。

  • (ドメインを参照している)ユニークなWebサイトから、最も被リンクを引き付けている箇所
  • リンクが壊れているために、リダイレクトされたページがもっとも多い箇所
  • オーガニックトラフィックが振るわない箇所
  • ホームページ(または別のシードページ)から最も遠い箇所
  • インデックス可能なコンテンツが最も多い、または少ない箇所

レポートはテーブルとチャートでビューを切り替えることもできます。 後者は、クライアントへのレポート提出に役立つでしょう。

2.URL情報

サイト監査ツールで任意のURLをクリックすると、クローラーがそのURLについて収集したすべてのデータが表示されます。

このレポートは、タイトル、説明、コンテンツの長さ、インデックス化可能性、正規化などのページ上のデータに限定されません。また、URLのインリンク(ページへの内部リンク)、内部アウトリンク、外部アウトリンク、hreflangにすばやくアクセスできます。

タグ、重複、その他もたくさん確認できます!

3.カスタムユーザーエージェント

多くのWebサイトは、デスクトップとモバイルで訪問者に異なるコンテンツを表示します。

そのため、Webサイトのデスクトップ版とモバイル版の両方に問題がないことを確認することが不可欠です。

また、Googleは2018年、モバイルファーストインデックス の作成を開始しました。つまり、モバイル版のページをインデックス作成や順位付けに使用し、Googlebotは主にモバイルユーザーエージェントを使用して、ページをクロールしてインデックスを作成します。

そのため、Ahrefsのサイト監査ツールでは、カスタムユーザーエージェントを使用してWebサイトをクロールする機能を追加しました。 クロール設定で選択できます。

スクリーンショットで紹介している箇所はGooglebot(Mobile)をサポートしているだけでなく、GoogleがWebサイトをクロールする方法をシミュレートしたい場合に便利ですが、以下についてもサポートしています。

  • AhrefsSiteAudit (used by default)
  • AhrefsBot (our primary crawler that empowers our backlink index)
  • Googlebot (Desktop)
  • Googlebot (Mobile)
  • Bingbot
  • Bingbot (Mobile)
  • Yahoo! Slurp
  • YandexBot
  • YandexBot (Mobile)

注釈:サイト監査ツールで所有権を確認したWebサイトをクロールするには、カスタムユーザーエージェントのみを使用できます。
訳者註:クローラーの名称であるため、英語のままにしています。

4.セグメント

セグメンテーションはAhrefsのユーザーから最も人気のある機能要望の一つであり、その理由についても把握しています。

ほとんどのWebサイト所有者とSEO担当者は、「/ blog」、「/ store /」、「es.ahrefs.com」のようなサブドメインなど、任意のセクションに関する問題を特定したいと考えています。

そのため、セグメントを設定して保存し、その後数回クリックするだけでいつでもそのセグメントに戻ることができるようになりました。

これを行うには、「セグメント(Segment)」>「セグメント設定( Configure segment)」をクリックします。

以下は簡単な紹介例です。


<セグメントするセクションを設定する>


<保存したセグメントを呼び出す>

注釈:このセグメントは、サイト監査ツールの全レポートに適用されます。

大規模なWebサイトを管理していて、この便利な機能についてご存知でない場合、今すぐサイト監査ツールでクロールし、セグメントを設定してみてください;)

5.フィルタのプリセット

プリセットは、データエクスプローラー用のフィルタたちです。 すぐに特定の条件を持つURLを確認し、問題解決に集中することを可能にします。

フィルタ設定に時間を取られてしまうことがないよう、サイト監査ツールでは40を超えるプリセットを追加しました。

以下の条件を持つURLを探す場合、プリセットを使えば数秒ほどで確認できます。

  • 3XX リダイレクトURL
  • 4XX 破損したURL
  • インデックスできていないページ(Non‐indexable pages)
  • 外部URL
  • PDF ファイル

など

これらのプリセットは、組み合わせたり好きなように編集したり、保存することもできます。


<IndexableとCanonicalのnot setプリセットを組み合わせた例>


<あなた用のプリセット名を設定、保存できます。>

有用でクリエイティブなフィルタの組み合わせを思い付いた場合は、(Ahrefs本社ブログの)コメント欄でお知らせください。

6.前回のクロールのデータフィルタ

フィルターといえば…。

フィルタセクションに、この小さなスイッチがあるのを確認できますか?

これを使うと、前回クロールした値に基づいて、URLをフィルタリングできます(ただし、プロジェクトに複数回のクロールがある場合です)。

これはどう便利なのでしょうか?

たとえば、サイト監査ツールでWebサイトをクロールし、404ステータスのURLが見つかったとします。

あなたは、開発者に404ステータスで破損したとみなせる内部リンクを修正するか削除する、またはこのURLをリダイレクトすることを依頼しました。

そのあと、あなたはまだ壊れたリンクが残っているかどうか、チェックしたいとしましょう。

これが、あなたのできることです:
新しいクロールを実行し、次のフィルタを適用して、どのURLがまだ404 HTTPステータスコードを返しているかを確認します。

すっごくクールだと思いませんか!?

7.データエクスプローラーの「変更を表示」スイッチ

前回のクロールについて紹介したことで、どのURLについても前回のクロールと現在のクロールの間で何が変わったかを確認できることが、ご理解いただけたと思います。

レポートの「変更を表示」ボタンをクリックするだけです。

データエクスプローラーの各列が変更します。 ご存じのとおり、ここの列は調整可能です。

簡単な使用例をご紹介します:
同僚に、ページのメタディスクリプションを更新するように依頼したとします。 それから、あなたは本当に更新しているか確認したいとします。

サイト監査ツールで新しいクロールを実行して、[データエクスプローラー]に移動し、テーブルに[Meta description]列を追加して、Webサイトに変更があるか確認します。

この簡単な切り替えにより、着リンクまたは発リンク数の変化を追跡したり、ページや各種リソースのサイズを監視したりすることができます。クライアントへ提供するレポートに、とても便利です。

8.改善された発リンクのエクスポート

お客様からのフィードバックによると、データエクスプローラーの発リンクエクスポートは、処理しやすいフォーマットではありませんでした。

そのため、エクスポートされた.csvファイルに「発リンク」として個別の行がある、特定のエクスポートメニューを追加しました。

9.複数のシードソース

Ahrefsのサイト監査ツールにおけるすべてのクロールには、開始点があります。これをシードと呼びます。 クローラーがシードページ上のリンクを見つけると、それをたどり、リンクされたページをクロールしていきます。

Webサイトをどこからクロールするか、クローラーに伝えることもできます。オプションは次のとおりです。

  • 「スコープ」フィールドから生成されたURL
  • サイトマップ
  • URLのカスタムリスト
  • Ahrefsによって、外部の被リンクを持つと判断されたURL

新しいクロールを設定するときに選択できるシードは、1つだけです。

10.リダイレクトチェーンやリダイレクトループの問題

リダイレクトは、多くのWebサイトに不可欠な要素です。 単に301リダイレクトであれば、サイトのパフォーマンスに悪影響を与えることはありません。ただし、リダイレクトチェーンには、常に注意が必要です。

そこで、2つの新しいエラー検出を追加しました。

リダイレクトチェーンの検出

リダイレクトループの検出です。

通常、これらの検出がなされた場合は、サイトにあるリダイレクトチェーンを削除することをお勧めします。 ただし、チェーン内のリダイレクト数が5未満である限りは、それほど重要ではありません。

ただし、リダイレクトループを検出した場合は早急に対応すべきです。 これはクローラーにもユーザにも「トラップ」のようなものとなります。

サイト監査ツールでは、影響を受けるURLのリストをクリックすると、レポート画面にリダイレクトチェーンに関するすべてのデータが表示されます。

  • 最初のリダイレクトURL
  • チェーン内のURL
  • 最終リンク先URL

11.問題の詳細と「修正方法」の説明強化

(ツールは)SEOの問題を報告するだけでは、不十分であることを理解しています。 これらの問題を修正する方法と、その理由を説明することも重要です。

そのため、問題の説明と「修正方法」の指示内容を改善し、実際の修正作業をこれまで以上に簡単なものとなるようにしました。 また、インターフェースに記載した説明が十分ではない場合、ヘルプセクションに詳細を案内する記事へのリンクを追加しました。

※訳者註:2019/5/17時点では、説明は英語のみとなっております。


<訳者註:サイト監査ツールに限らず、Ahrefsでは機能説明欄のLearn more(もっと読む)リンクをクリックすることで、詳細をご確認いただけます。>

12.データエクスプローラーのフィールドに関するヒント

データエクスプローラーでは、200を超えるデータポイントに関連する問題を表示し、フィルタ処理できます。 これらの多くはとても単純明快なものですが、より良い説明が必要なものもありました。

現在はどのフィールドもマウスオーバーすることで、それらに関する詳細な説明やヒントを確認いただけます。


<訳者註:「深さ(Deapth)」のフィールドでマウスオーバーをした例。他の機能でも、マウスオーバーで詳細を確認できるものが多数あります。>

まとめ

ご覧のとおり、Ahrefsでは継続的にツールを改良しています。

Ahrefsのサイト監査ツールに関するご意見、ご要望がありましたら、こちらでシェアしてください。みなさんのフィードバックは、Ahrefsの開発を推し進めてくれると認識しています。

現在、私達はサイト監査ツールについて2、3ほどの大きなアップデートに取り組んでいます。 詳細はまだお伝えできないのですが、きっと気に入っていただけることでしょう!
どうぞお楽しみに。

サイト監査の新機能は気に入っていただけましたか? (本社ブログの)コメントにて、お知らせください。


著者:Nick Churick
Nickは、Ahrefsの “Communications Manager”であり(いろいろな意味で)、また偶然にもかなり熟練したライターです。 すでにご覧いただいているはず- 彼は現在、Ahrefs公式ブログで定期的に寄稿しているのです。

 

  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

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