この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:Compare page text changes side-by-side in Site Audit and more (Aug 2024)
(著者:Rebekah Bek / 原文の最終更新日:September 5, 2024)
※フルスピード注:この記事は2024年9月5日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs公式ブログの記事は今後追記・再公開されることがありますことをご了承ください。
今月ご紹介するAhrefsの新機能は、サイト監査でのページテキスト横並び比較、カレンダーレポートの点滅なしモードなどを導入したことです。
早速始めましょう。
サイトエクスプローラー
※フルスピード注:今月は、「カレンダー」レポートで「リンクの点滅」を表示・非表示するトグルが追加されました。
カレンダーレポートに「点滅なし」モードを追加
サイトエクスプローラーの「カレンダー」レポートに、リンクノイズを削減する「点滅なし」モードを追加しました。
以下のスクリーンショットで、オレンジ色の枠で囲っている「ドメインの繰り返しを表示(Show domain recurrences)」トグルをオンにすると、レポート内の「リンクの繰り返し(リンクの点滅とも呼ばれます)」が非表示になります。
これを非表示にすると、新しいドメインまたはリンクの初回出現のみが表示されるようになります。繰り返し出現・消失したものは無視され、ドメインまたはリンクが再び表示されない場合にのみ、「失われた」とみなされます。※フルスピード注:サイトエクスプローラー>サイドバーの「カレンダー」をクリック>「参照ドメイン」または「被リンク」タブにて、「ドメインの繰り返しを表示(Show domain recurrences)」トグルが表示されることを確認しています。
キーワードエクスプローラー
※フルスピード注:日本語キーワードで、クラスター機能が使えるようになりました。
キーワードクラスターが日本語キーワードでも利用可能に
日本語のキーワードアイデアを、親トピックと用語(terms)の両方でクラスタリングできるようになりました。※フルスピード注:以下画像は原文ではgifファイルにてご覧いただけます。
※フルスピード注:日本語のキーワードクラスター確認手順は以下の通りです:
- Ahrefsのキーワードエクスプローラーで、「Japan」エリアで任意のキーワードを入力します。
- 「フレーズ一致」「関連用語」どちらかのレポートを表示してください。
- 「親トピックによるクラスター化」または「単語によるクラスター」タブをクリックすると、上のスクリーンショットのように表示されます。
サイト監査
※フルスピード注:サイト監査でクロールしているWebサイトについて、ページ内テキストの変更があったURLに対し、「以前と現在」のようにテキスト比較をしやすくなりました。
ページテキストの変更を並べて表示できるように
これまでは、ページテキストの変更表示が非常に乱雑となりがちでした。
現在、インライン変更をレンダリングするための独自ソリューションを開発し、並べて表示するビューに切り替えました。
これにより、次のことが可能になりました:
- 古いコンテンツと新しいコンテンツを一度に表示できるようになりました。
- 削除されたテキストと追加されたテキストのハイライトを参照できるようになりました。
※フルスピード注:ページテキストの変更を確認手順
以下の手順でご確認いただけます:
- サイト監査に移動し、登録しているプロジェクトを表示してください。
- サイト監査のサイドバーから、「Page explorer」をクリックします。
- レポート画面にある「URL」列から、任意のURLをクリックします。
- 以下スクリーンショットのように、ページに関するビューが横から表示されます。
- ビューの中にある「View souce」をクリックします。
- 「View souce」の画面中で「Page text」ボタンをクリック、「Compare with」ボタンをクリックして比較したい日を指定します。
- 以下スクリーンショットのような画面が表示されます。
競合分析ツール(Competitive Analysis)
※フルスピード注:自社サイトと競合サイトを比較したとき、自社サイトだけが100位圏内に入れておらず、競合サイトは100位圏内または上位10件にランクインできているキーワードを表示するフィルターが追加されました。
「上位100件すべてにランクイン」チェックボックスを追加
競合分析ツール(Competitive Analysis)のうち、「コンテンツギャップ」レポートの競合順位フィルターに「上位100件すべてにランクイン」チェックボックスを追加しました。
これにより、競合分析ツールで指定した競合サイトのうち、「少なくとも1つの競合サイトが上位10件にランクインしており、すべての競合サイトが上位100件にランクインしているキーワード」といった、より複雑なルールを作成できます。
※フルスピード注:「上位100件すべてにランクイン」の確認方法
競合分析ツール(Competitive Analysis)はAherfsのライト~エンタープライズプランの全プランでご利用いただけます。
今回の新機能は、以下の手順でご確認いただけます:
- 分析対象のドメインと、競合とするサイトを2つ以上指定します。
- 競合分析ツール(Competitive Analysis)で、ターゲットを「分析対象サイト」とし、競合を指定した2サイトにします。
- 「キーワード」で分析を行い、「コンテンツギャップ」レポートを表示します。
- 「ターゲットの順位:なし(Target’s position:No)」かつ「競合他社のポジション: トップ10に最低1名~」のボタンで、「All in top 100」をチェックします。
- 以下スクリーンショットのように、自社サイトはランクインできていないが、指定した競合サイトのうち1サイトは10位圏内に入っている、かつ今回競合に指定したサイトのすべてが100位以上のキーワードのみを表示することができます。
全般的なアップデート
※フルスピード注:エンタープライズプランでご利用頂ける2段階認証ログインのオプション、Ahrefs API v3についてアップデートが行われました。
2段階認証の方法にその他のオプションを追加
これまでは、認証アプリによって生成されたワンタイムパスワードのみを使用できました。
現在のAhrefsでは、YubiKey などのハードウェア セキュリティ キーと、Face ID、Touch ID、Windows Hello などのプラットフォーム認証をサポートしています。
[アカウント設定] > [マイ アカウント] に移動して、ハードウェア セキュリティ キー、携帯電話、ブラウザーなどの認証方法を追加できます。
APIv3:バッチ分析のエンドポイントをリリース
待望のバッチ分析 APIv3 エンドポイントをリリースしました。これにより、多数の URL とドメインの指標を一括取得できるようになります。
APIドキュメントはこちら。
※フルスピード注:2段階認証、Ahrefs API v3はエンタープライズプランでのみご利用頂けます。
ティザー予告!
※フルスピード注:「Patch」機能が近日公開予定です。
サイト監査の「Patch」を近日公開予定
Patchとは、サイト監査の「Issue」レポートで直接作成および実行できる Web サイト修正のことです。
たとえば、[ページのメタディスクリプションが短すぎる]というIssueフラグが立てられた場合は、そのままサイト監査の中で「Patch it」をクリックし、そのまま新しいメタディスクリプションを入力して「公開」をクリックするだけで、Web サイトでも修正されます。修正のためにサイト開発者の手を借りる必要はありません。
面白そうな機能ですよね?Ahrefsのブログで、さらに詳しい情報が記載されています。
今月の新機能は以上です。Ahrefsの変更ログでさらに更新を確認し、機能のリクエストがあれば Canny にご意見をお送りください。それでは、Ahrefsの新機能をお楽しみください!
著者プロフィール
Rebekah Bek
Ahrefsを理解し、操作し、使いこなすために役立つコンテンツを開発しています。
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