8つの無料SEOレポートツール

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この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:8 Free SEO Reporting Tools
(著者:Chris Haines / 原文の最終更新日:March 27, 2024)
※フルスピード註:この記事は2024年3月27日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs公式ブログの記事は今後追記・再公開されることがありますことをご了承ください。

SEO レポート ツールの選択肢は豊富にありますが、SEO レポートを作成するために必要なコア ツールは何でしょうか?

この記事では、包括的な SEO レポートを無料で作成するのに役立つ、私のお気に入りの SEO レポート ツールを 8 つ紹介します。

1. Googleサーチコンソール

価格:無料

Google Search Console(GSC とも呼ばれる)は、 Google 検索からの重要なSEO 指標※フルスピード注:実際に重要な10のSEO指標(そして重要でない4つの指標)の翻訳記事はこちら)を追跡するために最も広く使用されているツールの 1 つです。

最も一般的なレポートの使用例

GSC には分析すべきデータが大量にありますが、SEO 担当者が GSC で最初に見る主なパフォーマンス指標は、メインの概要ダッシュボードのクリック数です。

データは Google から取得されるため、SEO 担当者はこれをオーガニック検索のパフォーマンスを追跡するための優れたバロメーターとみなしています。クリック データだけでなく、パフォーマンスレポートから次のデータも追跡できます。

  • 総表示回数
  • 平均クリック率
  • 平均位置

ヒント
Google サーチコンソール を使用してAWTにサインアップした場合は、メインダッシュボードから「GSC パフォーマンス」をクリックすると、Ahrefs で GSC パフォーマンスデータを表示できます。

しかし、ほとんどのSEO レポート※フルスピード注:SEO レポートの初心者ガイドの翻訳記事はこちら)では、GSC クリック データがスプレッドシートにエクスポートされ、グラフに変換されて前年比のパフォーマンスが視覚化されます。

参考文献



お気に入りの機能

GSC で私が気に入っているレポートの 1 つは、インデックスレポートです。SEO レポートでインデックスされたページとインデックスされていないページの比率を共有できるため、SEO レポートに役立ちます。

ウェブサイトにインデックスされていないページが多数ある場合は、ページを確認して、インデックスされていない理由を理解する価値があります。

2. Google Looker Studio(旧Google Data Studio)

価格:無料

以前は Google Data Studio (GDS) と呼ばれていた Google Looker Studio (GLS) は、共有可能なダッシュボードでデータを視覚化するのに役立つ無料ツールです。

最も一般的なレポートの使用例

ダッシュボードはSEO レポート※フルスピード注:SEO レポートの初心者ガイドの翻訳記事はこちら)の重要な部分であり、GLS を使用すると、統合を通じて複数のソースからの検索パフォーマンスの全体像を把握できます。

GLS を使用すると、すぐにさまざまなデータ ソースに接続できます。

のような:

  • マーケティング製品– Google 広告、Google アナリティクス、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360
  • 消費者向け製品– Google スプレッドシート、YouTube、Google Search Console
  • データベース– BigQuery、MySQL、PostgreSQL
  • ソーシャルメディアプラットフォーム– Facebook、Reddit、Twitter
  • ファイル– CSV ファイルのアップロードと Google Cloud Storage

注:手動でレポートを作成する時間がない場合は、Ahrefsには3つのGoogle Looker Studioコネクタがあり、数回のクリックであらゆるウェブサイトの自動SEOレポートを作成できます。

GLS のダッシュボードは次のようになります。

このタイプのダッシュボードを使用すると、クライアントやその他の関係者と理解しやすいレポートを共有できます。

お気に入りの機能

GA や GSC などのさまざまなソースからのデータをブレンドしてフィルタリングする機能により、Web サイトに合わせてカスタマイズされた全体的な検索パフォーマンスの概要を取得できます。

3.Screaming Frog

価格:500 URL までは無料

Screaming Frog は、Web サイトの監査に役立つ Web サイト クローラーです。

Screaming Frog の無料版クローラーは、多数の URL をすばやく監査したい場合に最適です。無料版は 500 個の URL に制限されているため、小規模な Web サイトのクロールに最適です。

最も一般的なレポートの使用例

レポートに関しては、 Screaming Frog SEO Spider のレポートメニューには、分析、リダイレクト、正規化、ページネーション、 hreflang※1)、構造化データ※2)など、Web サイトのあらゆる技術的側面を網羅した豊富な情報が用意されています。
(※1)フルスピード注:Hreflang:初心者向けの簡単なガイドの翻訳記事はこちら
(※2)フルスピード注:スキーママークアップとは何ですか?SEOに使用するには?の翻訳記事はこちら

サイトをクロールしたら、必要なレポートをダウンロードし、SEO レポートにまとめる主な問題を検討するだけです。

お気に入りの機能

Screaming Frog は、API を使用して、 Ahrefsを含む他のツールからデータを取得できます。 

すでにいくつかの SEO ツールの API にアクセスできる場合は、それらすべてからデータを直接 Screaming Frog に取り込むことができます。これは、クロール データをパフォーマンス データや他のサードパーティ ツールと組み合わせる場合に便利です。

API を一度も設定したことがない場合でも、他のツールを Screaming Frog に接続するのは簡単です。

ヒント
Screaming Frog インターフェースが気に入っていて、Web サイトのログ ファイル分析をフルスピード注:SEOログファイルの分析方法の翻訳記事はこちら)実行したい場合は、 Screaming Frog Log Analyserを試してみてください。これも 1000 行までは無料です。

4. Ahrefs無料ツール

価格:無料

Ahrefs には、SEO キャンペーンのあらゆる段階で役立つ無料の SEO ツールが豊富に用意されており、その多くは SEO レポートの分析情報を提供するために使用できます。

たとえば、次のようなものを使用できます。

最も一般的なレポートの使用例

最も人気のある無料 SEO ツールの 1 つは、SEO レポートに使用できるAhrefs ウェブマスターツール (AWT) です。

AWT を使用すると、次のことが可能になります。

お気に入りの機能

Ahrefs の無料ツールの中で、私が気に入っているのはAWTです。その中でも、サイト監査は私のお気に入りの機能です。一度設定してしまえば、ウェブサイトの技術的なパフォーマンスを追跡し、その健全性を監視できる、完全に手間のかからない方法になります。

すでに Google Search Console にアクセスできる場合は、無料の AWT アカウントを設定し、Web サイトの技術的なクロールをスケジュールするのは簡単です。

5. Ahrefs SEOツールバー

価格:無料

Ahrefs の SEO ツールバーは、ページ上の技術的な問題を診断したり、Web サイトのページで簡単なスポットチェックを実行したりするために役立つ、無料のChromeおよびFirefox拡張機能です。

最も一般的なレポートの使用例

SEO レポートの場合、ウェブサイトのトップページでオンページ チェックを実行して、重大なオンページの問題※フルスピード注:本当に重要な9つのSEO問題とその解決方法の翻訳記事はこちら)がないことを確認すると役立ちます。

無料版では、次の機能がご利用いただけます:

  • オンページ SEO レポート
  • HTTP ヘッダーを使用したリダイレクト トレーサー
  • リンクハイライトとリンク切れチェッカーを備えた発信リンクレポート
  • SERP の位置
  • SERP の国変更

SEOツールバーは、 Web サイトのページの問題点をスポットチェックするのに最適です。コードの検査に自信がない場合は、検索に適したページにするためにどのような要素を含める必要があるかについての貴重なヒントも得られます。

ページに問題がある場合は、ツールバーでそれが強調表示され、重大な問題が赤色で示されます。

お気に入りの機能

SEO ツールバーで私が最も頻繁に使用するセクションは、「インデックス可能性」タブです。このセクションでは、ページが Google によってクロールされ、インデックスされるかどうかを確認できます。

手動でコードを調べることでこれを実行することもできますが、ツールバーを使用する方がはるかに高速です。

6. Googleアナリティクス

価格:無料

GSC と同様に、Google アナリティクスは、ウェブサイトのパフォーマンスを追跡したり、ウェブサイト上のセッションやコンバージョンなどを追跡したりするために使用できるもう 1 つのツールです。

参考文献



最も一般的なレポートの使用例

GA を使用すると、直接トラフィック、ソーシャル トラフィック、オーガニック トラフィック、有料トラフィックなど、さまざまなソースからの Web サイト トラフィックを総合的に把握できます。

お気に入りの機能

GA4 では、最大 300 件のイベントと 30 件のコンバージョンを作成して追跡できます。以前のユニバーサル アナリティクスでは、20 件のコンバージョンしか追跡できませんでした。これにより、GA4 内でのコンバージョンとイベントの追跡が容易になります。

7. Google スライド

価格:無料

Google スライドは、Google 版の Microsoft PowerPoint です。SEOパフォーマンス※フルスピード注:SEOのパフォーマンスと結果を測定する方法(正しい方法)の翻訳記事はこちら)を報告するためのダッシュボードを設定していない場合は、次善策としてスライド デッキを作成します。

多くのSEO 代理店は、ダッシュボードの分析情報と PowerPoint プレゼンテーションを通じてレポートを提示します。ただし、PowerPoint にアクセスできない場合は、Google スライドが優れた (無料の) 代替手段となります。

最も一般的なレポートの使用例

Google スライドの最も一般的な用途は、月次 SEO レポートを作成することです。月次レポートに何を含めばよいかわからない場合は、SEO レポート テンプレート※フルスピード注:私たちのSEOテンプレートを取り入れてより良いレポートにしようの翻訳記事はこちら)を使用してください。

お気に入りの機能

私のお気に入りの機能の 1 つは、Google スライドから直接ビデオチャットでプレゼンテーションを共有できることです。これを行うには、右上のカメラ アイコンをクリックします。

これは、リモート クライアントと作業している場合に便利であり、レポートの共有が容易になります。

8. Googleトレンド

価格:無料

Google トレンドでは、任意の国におけるキーワードの人気度を時系列で表示できます。表示されるデータは、検索クエリの直接的な量ではなく、0~100 の相対的な人気度比です。

最も一般的なレポートの使用例

Google トレンドは、特定の検索の人気度が時間の経過とともにどのように増減するかを示すのに役立ちます。トレンドの製品、サービス、ニュースを頻繁に掲載する Web サイトを運営している場合は、SEO レポートでこれを視覚的に説明すると便利です。

Google トレンドを使用すると、商品カテゴリの季節的なトレンドを簡単に見つけることができます。たとえば、天気が晴れているときは、人々はバーベキュー用品を購入したいと考えています。

Google トレンドを使用すると、バーベキューの需要がピークになるのは通常、毎年 6 月から 7 月にかけてであることがわかります。

過去 5 年間のデータを使用することで、バーベキュー シーズンがいつ始まり、いつ終わるかをかなり正確に把握できます。

お気に入りの機能

2 つ以上の検索用語を時間の経過とともに比較することは、それ自体でストーリーを伝えることができるため、Google トレンドの私のお気に入りの使い方の 1 つです。

トレンドデータを使用してレポートを充実させることで、市場のトレンドに関するさらなる洞察を得ることができます。

必要に応じて、地域レベルでトレンドを詳しく調べることもできます。

まとめ

これらの無料ツールは、包括的な SEO レポートの基礎をまとめるのに役立ちます。

SEO レポート※フルスピード注:SEO レポートの初心者ガイドの翻訳記事はこちら)に使用するツールは必ずしも高価である必要はありません。大企業でも、クライアントの SEO レポートの分析情報を作成するために、ここで紹介した無料ツールの多くを使用しています。

著者プロフィール

他に質問がありますか? X までご連絡ください🙂

Chris Haines
クリスは、代理店側での SEO で 10 年の経験を持つ SEO ディレクターです。SEO に携わっていないときは、ビンテージ シンセサイザーをいじったり、砂浜を散歩したり、おいしいお茶を飲んだりするのが好きです。

  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

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