Ahrefs(エイチレフス)のSEO指標:用語集

プロダクトブログ

この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:Ahrefs’ SEO Metrics: A Glossary
(著者:Rebekah Bek/ 原文の最終更新日:November 30, 2023)
※フルスピード註:この記事は2023年11月30日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs公式ブログの記事は今後追記される場合があります。

Ahrefs(エイチレフス)で表示されている SEO の指標について、正しく理解していることを確認したいでしょうか? この記事では、Ahrefs が表示する指標と計算方法、そしてツールセットに含まれるその他の一般的な指標について解説します。

この記事では、以下の指標について説明しています。
※訳者注:Ahrefsのレポートでは指標が略称(KDなど)として表示される場合があるため、一部の指標は略称を追記しています。

  • URL 評価(URL Rating、略:UR)
  • ドメイン評価(Domain Rating、略:DR)
  • Ahrefs ランク(Ahrefs Rank、略:AR)
  • オーガニックキーワード(Organic Keyword)
  • オーガニックトラフィック(Organic Traffic)
  • オーガニックトラフィック 価値(Organic Traffic Value)
  • 有料トラフィック コスト(Paid Traffic Cost)
  • キーワード難易度(Keyword Difficulty 、略:KD)
  • キーワード検索ボリューム(Keyword Search Volume、略:SV)
  • トラフィック ポテンシャル(Traffic Potential、略:TP)
  • 親トピック(Parent Topic、略:PT)
  • シェア オブ ボイス(Share of Voice、略:SoV)
  • オーガニックページ(Organic Pages)
  • クロールされたページ(Crawled Pages)

各指標の出どころと計算方法を知ることで、指標の長所と欠点を理解し、皆様のSEO 対策に適用することで、競合他社よりも優位に立つことができます。

Ahrefs の SEO データを信頼すべき理由

Ahrefsの指標そのものの解説に入る前に、Ahrefs を信頼すべき理由を説明します。

CloudflareRadarによると、Ahrefs は SEO 業界で最もアクティブなクローラーであり、GoogleBot と BingBot に次いで、世界で 3 番目にアクティブなクローラーです。※訳者注:原文公開時点

Aherfs Pte Ltd.は一流のインフラストラクチャーも備えており、 Ahrefs のツールとデータを改善するために、独自の検索エンジン「Yep」を構築することで得られたテクノロジーとインサイトを使用している、唯一のツールです。

Aira のレポート: The State of Link Building Report 2022によると、Ahrefs は SEO 業界で最も信頼できるバックリンク データを持っています。

  • SEO 専門家の 64% が、競合他社の製品よりも Ahrefs のリンク データを信頼しています(次に近い競合ツールである、Google Search Console の投票率は、わずか 14%)。
  • SEO の専門家のうち 44% が、Ahrefs のドメイン評価を SEO の指標として活用しています。

それでは、本題の指標説明に入りましょう。

URL 評価(URL Rating、略:UR)

URL 評価(UR)は、ウェブページのバックリンク プロフィールの全体的な強度について、 0 ~ 100 の対数スケールで測定表示します。URの数値が大きいほど、そのウェブページはバックリンク プロフィールが強いと言えます。

Google の PageRank 計算式に精通している方は、Ahrefs の URL 評価を簡単に理解できるはずです。計算においても同様の原理を使用しているためです。類似点としては次のようなものがあります。

  • ウェブページ間のリンクを数えています。
  • ターゲット ページをリンクしている内部リンクと外部リンクの両方を調べています。
  • リンクの重み付けを変えています。
  • 「nofollow」属性を尊重しています。
  • ダンピングファクター(減衰率)を使用しています。

注:UR と PR(ページランク) は本質的に似ていますが、URL 評価を直接置き換えるものとして考えるべきではありません。Ahrefsのアルゴリズムは、長年にわたって進化した Google のアルゴリズムと比べてシンプルです。

Ahrefs Pte Ltd.の独自調査から、URL 評価と検索トラフィックの間には、明確な正の相関関係があることもわかりました。これは、上位の URとなっている ウェブページほど、より多くの検索トラフィックが得られることを意味します。

全般的に、URは非常に多用途で信頼できる SEOの指標です。リンクの調査、上位表示する難易度の測定などに使用できます。

※訳者注:URは、ダッシュボードのプロジェクト、サイトエクスプローラーなどで表示されます。

ドメイン評価(Domain Rating、略:DR)

ドメイン評価は、ウェブサイトの全体的なバックリンク プロフィールの強さを表し、ウェブサイトに張られている被リンクの質と量の両方を考慮します。 UR と同様に、DR も 0 ~ 100 の対数スケールで表示されます。※訳者注:100が最高スコア

DR を計算するには、URL 評価とほぼ同じ原理を使用しますが、DRはウェブページではなくドメイン間のリンクを調べて算出しています。

DR の計算方法を検討する際、注意すべき主な点が 3 つあります。

  1. ターゲット ウェブサイトに張っているリンクが、少なくとも 1 つはある参照ドメインのユニーク数。これは、nofollow されたリンクではターゲット ウェブサイトの DR が向上しないことを意味します。参照ドメインは、ウェブサイトごとに 1 つのリンクのみをカウントするため、同じ ウェブサイトから後続でいくつもリンクを張っていたとしても、DRの向上には役立ちません。
  2. ターゲット ウェブサイトにリンクしている側のドメインが持つ DR。たとえば、調査ターゲットとしているウェブサイトに、DRが0 の ウェブサイトからリンクされている参照ドメインが 1,000 個ある場合、それらのリンクはターゲット ウェブサイトのページが(Google 検索での)順位付けに役立つ可能性はほとんどありません。つまり、ターゲット ウェブサイトにリンクを張っている側のウェブサイト(ドメイン)の DR が増加すれば、ターゲット ウェブサイトの DR も増える可能性があることも意味します。
  3. 参照元 のウェブサイトが、少なくとも 1 つのリンクをたどってリンクしている固有ドメイン数。ターゲット ウェブサイトにリンクを張っている側(参照ドメイン)がリンクしている、ユニーク ウェブサイトの数がが多いほど、それぞれの ウェブサイトに転送される「DR エクイティ」は少なくなります。※訳者注:リンク エクイティ(リンクジュース)と同様に、DRも評価を渡し合う重みづけがあります。

    たとえば、(訳者注:米国の高級新聞の)New York Timesからリンクを得られたとしましょう。New York Timesの DR は 94 であるため、(訳者注:リンクを張ってもらえたらターゲットウェブサイトにも)DR に少しの動きがあるはずだと思うかもしれません。これは必ずしも真実ではなく、New York Timesは他にも 300,000 件ほどの ウェブサイトにもリンクを張っています。
    一方で、DR が 93 で約 7,000 件の ウェブサイトにリンクしている IMDB のような ウェブサイトから dofollow リンクを得たほうが、DR へさらに大きな影響を与えます。

注:ドメイン評価をスタンドアローン(訳者注:それのみを参照する)指標として使用することはお勧めしません。これは、ウェブサイトの品質や正当性を示すための良い指標ではありません。DRは単に「リンクの人気度」の尺度にすぎません。
DR と一緒に、ドメイン単位でのオーガニック検索トラフィックや UR など、他の指標と組み合わせてることをお勧めします(訳者注:分析や判断をするという意味)。このような使い方をすることで、ウェブサイトの品質と人気度をより明確に把握できます。

※訳者注:DRは、ダッシュボードのプロジェクト、サイトエクスプローラーなどで表示されます。

Ahrefs ランク(Ahrefs Rank、略:AR)

Ahrefs ランク (AR)は、Ahrefsが持つデータベースの中にある、すべての ウェブサイトについて、バックリンク プロフィールの量と品質、つまり基本的には DR でランキングしている指標です。つまり、 DR が高いほど、AR は #1(1位) に近づきます。

Ahrefs ランク は、ウェブサイト 全体にわたる DR の範囲全体を提供していますので、ドメイン評価のさらに詳細なバージョンとしてとらえることができます。

注:Ahrefs ランクは、Google 検索順位やオーガニック検索トラフィックとは何の関係もありません。また、ランキングには直接影響しません。

※訳者注:ARは、サイトエクスプローラーの概要レポートなどで表示されます。

オーガニックキーワード(Organic Keyword)

オーガニックキーワード(Organic Keyword)の指標は、ターゲットとしている ウェブサイトやウェブページが、Google での自然検索結果(オーガニック検索結果)上位 100 位以内にランキングできているキーワードの合計数を表す指標です。 (訳者注:サイトエクスプローラーなどで)「すべてのロケーション(国)」モードにしているとき、異なるロケーションで同じキーワードがランキングしている場合でも、1 キーワードとしてカウントされます。 

※訳者注:オーガニックキーワードは、ダッシュボードのプロジェクト、サイトエクスプローラーの概要レポートやオーガニックキーワード レポートなどで表示されます。

オーガニックトラフィック(Organic Traffic)

この指標は、ターゲット として分析しているウェブサイト、サブフォルダー(カテゴリ、ディレクトリ)、URL が毎月得ているオーガニック検索トラフィックの推定値です。

Ahrefsにおける、オーガニックトラフィック指標の計算方法は次のとおりです:

  1. ターゲット(ドメイン、サブフォルダー、URL)がオーガニック検索結果の上位 100 位にランキングしている、すべてのキーワードを見つけ出していきます。
  2. ランキングしているGoogle 検索順位、月間の推定検索ボリューム、その順位の推定 CTR に基づいて、ターゲットが各キーワードから得ているオーガニック検索トラフィックを推定します。
  3. 各キーワードのトラフィック予測値を合計して、表示します。

Ahrefs のオーガニック トラフィック指標は、正確に推定値として扱うことを忘れないでください。

その理由は次のとおりです:

  1. Ahrefsは、ウェブページがランキングされる可能性のある検索クエリ(キーワード)をすべて把握しているわけではありません。
  2. 検索ボリューム、は単なる近似値です – Google でさえ正確な値を示していません。
  3. 検索順位は変動しやすく、秒単位で変わる可能性があります。
  4. CTR の推定値も、Ahrefs独自の CTR モデルに基づいた近似値です。

これら 4 つが、Ahrefs で表示するオーガニックトラフィック推定値が実際とは不一致となる原因となっています。同様の指標を提供する他社ツールでも、同様の不一致が発生する可能性があります。

同時に、これらの推定値は、競合他社サイトのオーガニック検索トラフィックが、自社サイトよりも多いか少ないかを比較するときにとても有効です。同じ業界のサイトは同じ範囲のキーワードで順位付けされ、同じ不一致に悩まされるので、一方の ウェブサイトが他方の ウェブサイトよりもトラフィックが多いと Ahrefs が推定した場合、実際のトラフィックにも当てはまる可能性があります。

以下の計算式を使って、競合他社サイトの月間トラフィックを推定できます。

注:AuthorityHacker の有能な人々は、6 つの異なる SEO ツールから推定検索トラフィックの品質を比較しました。彼らの研究では、Ahrefs が平均 22.5% の不一致と GSC データとの 0.99 の相関となり、他社ツールと比べた結果勝者であることが判明しました。

こちらの記事では、この研究をより大規模に再現し、数値がどのように変化するかを報告しました。

訳者追記:Ahrefsのオーガニックトラフィック推定値 計算式補足

先ほどの画像をもとに、計算式の補足を説明いたします。

  1. 自社サイトのGoogle Search Consoleで、月間トラフィックを把握する。
  2. 自社サイトをサイトエクスプローラーで分析し、オーガニックトラフィックの推定値を確認する。
  3. 自社サイトのGoogle Search Consoleで得た月間トラフィックと、Ahrefsが表示したオーガニックトラフィックの推定値から、乖離の度合を出す。
  4. 同じ業種の競合サイトをサイトエクスプローラーで分析し、オーガニックトラフィックの推定値を確認する。
  5. 自社サイトのデータで導き出した乖離度合を、競合サイトにも適用する。
  6. 競合サイトの推定月間トラフィックを、より高い精度で推定できます。

※訳者注:オーガニックトラフィックは、ダッシュボードのプロジェクト、サイトエクスプローラーの概要レポートなどで表示されます。

オーガニックトラフィック 価値(Organic Traffic Value)

オーガニック トラフィック価値は、Google 広告の PPC (有料検索広告)経由で獲得した場合の、オーガニック検索トラフィックの価値を示す指標です。

この指標の計算方法は、キーワードの推定クリック数を取得して、そのキーワードの CPC 値を掛けます。次に、合計値を合算して、オーガニック トラフィック価値の指標を算出します。

基本的にこの数字によって、そのドメイン(ウェブサイト)のキーワード プロフィールが、どれほど価値があるかを把握できます。別の考え方としては、オーガニック検索によって無料で得られるクリックごとに、(訳者注:PPCで) Google に費用を支払わなければならないとしたら、どれぐらい費用がかかっていたのかを説明する指標でもあります。

たとえば、あるページが 2 つのキーワード(青のウィジェットと赤のウィジェット)で順位付けされているとします。

青のウィジェットは、月間 100 件のオーガニックトラフィックを ウェブページに送る役割を担っており、その平均 CPC は 2 ドルです。そのキーワードのオーガニック トラフィック価値は 200 ドルと算出されます。

一方、赤のウィジェットとみなすキーワードも、月間 100 件のオーガニックトラフィックを生み出しており、その平均 CPC は 1 ドルです。こちらのキーワードにおけるオーガニック トラフィック価値は 100 ドルと算出でき、そのページの合計オーガニック トラフィック価値は(訳者注:青と赤のキーワードウィジェットを合計して) 300 ドルになります。

注:クリック単価の指標は非常に不安定であり、秒単位で変化する可能性があります。正確な実際の値に関係なく、この指標は自分のウェブページと競合他社のウェブページ両方の商業的価値を理解するのに役立ち、それに応じて SEO とマーケティング(訳者注:広告出稿)のタスクについて、優先順位を付けることができます。

※訳者注:オーガニックトラフィック 価値は、ダッシュボードのプロジェクト、サイトエクスプローラーの概要レポートなどで表示されます。

有料トラフィック コスト(Paid Traffic Cost)

有料トラフィック コスト(Paid Traffic Cost)は、ターゲットサイト / ページが PPC で順位付けされているすべてのキーワードから得られる有料検索トラフィックの推定月額コストが表示される指標です。

この指標は、キーワードの月間有料トラフィックに CPC 値を乗算して計算します。次に、個々の有料キーワードが持つ、推定有料トラフィック コストを合計して算出します。

注: 他のすべての指標と同様、この値は大まかな推定です。いくつかの理由により、すべての有料キーワードを取得できるわけではありません。

  1. ウェブサイトは、Ahrefs Pte Ltd.のキーワード インデックスにはないキーワードにも入札しており、Ahrefsではそれらを読み取りません。
  2. ウェブサイトは、Ahrefsのキーワードインデックスの中にはあり、読み取れているキーワードに入札していますが、都市別など特定のロケーションにターゲティングして検索広告を出稿しています。Ahrefsは、特定の国で出稿されているキーワードのスキャンは保証できますが、(訳者注:都道府県などの)正確なロケーションは保証できません。

※訳者注:有料トラフィック コストの指標は、ダッシュボードのプロジェクト、サイトエクスプローラーの概要レポートなどで表示されます。また、原文で解説されているように、AhrefsではPPCデータについて、国単位の収集はしていますが都道府県別など、詳細なロケーションセグメントでターゲティング出稿しているデータについては、その限りではありません(2025年1月時点)。

キーワード難易度(Keyword Difficulty、略:KD)

キーワード難易度(Keyword Difficulty、略:KD)は、特定のキーワードについて Google のオーガニック検索結果上位10件にランクインするのが、どのくらい難しいかを推定する指標です。これは 0 ~ 100 のスケールで測定され、後者になるほど順位付けが最も困難となります。

KD は、そのキーワードで上位 10 件にランキングしているページを取得し、各ページにリンクされている ウェブサイトの数を調べることによって計算されます。対象キーワードの上位ページにあるリンクが多いほど、KD のスコアは高くなります。

キーワード難易度は複雑な指標であり、さらに説明すべきことがたくさんあります。詳細については、「キーワードの難易度」に関する詳細な投稿をご覧ください。

注:KD は、(訳者注:現時点の上位ページが持つ被リンク数の)他には何も考慮しません。ランキングする難易度をより完全に把握するには、常に上位 10 件の結果を手動で調査する必要があります。

※訳者注:キーワード難易度(Keyword Difficulty、略:KD)は、キーワードエクスプローラー、サイトエクスプローラーのレポート(例:オーガニックキーワード レポート)などで表示される指標です。

キーワード検索ボリューム(Keyword Search Volume、略:SV)

キーワード検索ボリューム(Keyword Search Volume、略:SV)は、特定の月に対象の国で、Google 検索ユーザーがそのクエリ(訳者注:キーワード)を検索した月間平均回数を表します。

Ahrefs Pte Ltd.は、Google キーワード プランナーのデータをモデル構築のベースとして使用しています。これは、その他すべてのサードパーティ キーワード ツールで表示されるデータです。

現時点では、Ahrefs の検索ボリュームは 12 か月の平均に基づいて計算されます。同じユーザーが月に複数回同じキーワードで検索を実行する可能性があり、検索ボリュームは誤解を招く可能性があることから、トラフィック ポテンシャルなど別の指標も考慮頂く必要があります。

この指標の詳細については、キーワード検索ボリュームに関する詳細な投稿をご覧ください。

※訳者注:キーワード検索ボリュームは、キーワードエクスプローラー、サイトエクスプローラーのレポート(例:オーガニックキーワード レポート)などで表示される指標です。

トラフィック ポテンシャル(Traffic Potential、略:TP)

トラフィック ポテンシャル(Traffic Potential、略:TP)は、ターゲット キーワードのGoogle 検索結果で1 位のページが、そのほかでも順位付けされているすべてのキーワードから受け取っている、推定オーガニック トラフィックの合計値を表す指標です。

たとえば、「ウェブサイト 検索エンジン 送信」というキーワードは、(訳者注:以下スクリーンショットのように)検索ボリュームが 500 件しかないにもかかわらず、約6,400のトラフィック ポテンシャルがあります。

ウェブページは(訳者注:1つのキーワードだけでなく)数百個のキーワードでランキングされ、それらすべてからトラフィックを獲得できることから、たいていの場合、検索ボリュームだけを見るよりもトラフィック ポテンシャルを見るほうが、潜在的なトラフィックとして考慮すべき指標となります。

※訳者注:トラフィック ポテンシャルは、キーワードエクスプローラー、サイトエクスプローラーのレポート(例:オーガニックキーワード レポート)などで表示される指標です。

親トピック(Parent Topic、略:PT)

親トピック(Parent Topic、略:PT)は、(訳者注:分析しているキーワードの)代わりに、より一般的なトピックをターゲットにしながら、そのキーワードで順位付けできるかどうかを決めるための指標です。

親トピックを特定するために、Ahrefsでは分析ターゲットのキーワードで 1 位のページを取得し、そのページに最も多くオーガニック検索トラフィックを送っているクエリを見つけています。

たとえば、皆さんがフィットネス サイトを所有しており、ウェイトを使ったランジ(訳者注:自重筋トレの一種)の方法を人々に教えたいとします。

「ウェイトを使ってランジを行う方法」というクエリを分析すると、検索ボリュームが 350 であることがわかります。ただし、親トピックは「ランジ ウェイト 使用」です。

このクエリの 1 位ページは、月間オーガニックトラフィックが推定 2,000 あるようです。

親トピックの指標はキーワード調査に優先順位を付け、より収益性の高いキーワードを狙うときに役立ちます。

※訳者注:親トピックは、キーワードエクスプローラー、サイトエクスプローラーのレポート(例:オーガニックキーワード レポート)などで表示される指標です。

シェア オブ ボイス(Share of Voice、略:SoV)

シェア オブ ボイス(Share of Voice、略:SoV)は、一連の追跡キーワードに対するオーガニック検索結果について、計測ウェブサイトのの全体的な可視性を表す指標です。

シェアオブボイスは、ウェブサイトのトラフィックを、(訳者注:ランクトラッカーで)追跡している全キーワードの検索トラフィック合計で割って計算されます。トラフィックは、特定キーワードのクリックスルー率曲線に基づいて割り当てられます。

※訳者注:シェア オブ ボイスは、主にランクトラッカーで表示される指標です。

オーガニックページ(Organic Pages)

オーガニックページ(Organic Pages)は、分析対象のドメイン(サブフォルダー含む)において、オーガニック検索結果の上位 100 位に順位付けできているページの合計数を表す指標です。

長期的に追跡するには、サイトエクスプローラー の [概要]レポート > [オーガニック検索] タブに移動して確認してください。

※訳者注:記事原文の通り、オーガニックページはサイトエクスプローラーの概要レポートで確認いただけます。1ページ(1URL)だけをターゲットとして分析すると、オーガニックページの数も1のままとなってしまうことにご注意ください。

クロールされたページ(Crawled Pages)

クロールされたページ(Crawled Pages)は、Ahrefsのクローラーがターゲットサイト / ページにアクセスしたとき、Ahrefs のインデックスに保存された固有ページの合計数を表す指標です。

一般に、ウェブサイトの「人気」が高いほど(つまり、ドメイン評価が高く、バックリンクの質が高いほど)、そのドメインはクロールされる可能性が高くなります。 「人気」が低いドメイン(つまり、DR が低く、バックリンクの品質が低い)は、部分的にクロールされやすくなります。 

ターゲットとする ウェブサイト が クロール されているかどうかを確認するには、サイトエクスプローラー の [概要] に移動し、[一般] > [パフォーマンス] グラフで [クロールされたページ] を確認してください。クロールされたページが 0 であった場合、ターゲットとしている ウェブサイトがAhrefsのインデックスに登録されていないことを意味します。 

新しいウェブサイトの場合は、Ahrefsのクローラーがページのインデックスを作成するまで、しばらくお待ちください。そうでない場合は、AhrefsBot が ターゲットのウェブサイトをクロールできる設定になっていることを確認してください(Ahrefsのクローラーを有効にする方法をご覧ください)。

ターゲットのドメインがAhrefsのクローラーBotをブロックしているかどうかを確認するには、Ahrefsのクローラーボット チェッカーで、ターゲットドメインの robots.txt がどのようなステータスであるかを確認いただけます。

ターゲットのページ分布を HTTP ステータス コードで確認するには、サイト エクスプローラーの [概要] レポートに移動し、[クロールされたページ] ウィジェットをお探しください。

※訳者注:記事原文の通り、クロールされたページはサイトエクスプローラーの概要レポートでご確認いただけます。2025年2月時点では、概要レポートの最下部にございます。レポート画面をクロールして、ご確認ください。

その他のリソース

これで、Ahrefsの SEO ツールセット全体で表示される最も一般的な指標の定義と、その計算方法についての説明が得られたと思います。

AhrefsのSEO指標についての解釈方法を理解されたら、次はどの指標を監視するべきか、それらの指標を使ってどのようなレポートを作るべきかを判断するのに役立つ、その他のリソースをいくつかご紹介します。

当記事で取り上げていないことにご興味がありますか?

Ahrefs アカデミーをご覧になるか、Ahrefs ヘルプセンターで検索するか、Ahrefsのサポート チームにご連絡ください。喜んで正しい方向へご案内いたします。

著者プロフィール

Rebekah Bek
Ahrefs を理解し、操作し、使いこなすのに役立つコンテンツを開発しています。
著者XFacebookLinked in

Ahrefsを使えばどのようなSEO対策ができるのか、お悩みではありませんか?

この記事を翻訳した株式会社フルスピードは、SEOコンサルティングサービス「デフォイキ」を提供しております。

・Ahrefsを使ったキーワード調査や競合分析に基づくSEOコンサルティングを受けたい。
・Ahrefsの表示する指標やデータを理解して、SEO対策の成果につなげたい。
・UI / UX、ウェブページ制作など、一気通貫のSEOコンサルティングを受けたい。

ご相談は無料。お気軽にご連絡ください。

>>フルスピードにSEOのお悩みを相談する

  • ・コンテンツが少なく、Webサイトのアクセスが伸びない。
  • ・競合サイトに検索順位で後れを取っている。
  • ・リンク獲得ができず、Webサイトが評価されない。
  • ・お問合せや資料請求のコンバージョンが増えない。

このようなお悩みはありませんか?
Ahrefsのオフィシャル紹介パートナーである株式会社フルスピードは、SEOコンサルティングサービス「デフォイキ」を提供しています。

豊富なWebサイト改善の経験と実績をもつコンサルタントが、Ahrefsを活用しながらお客様のWebサイトを調査し、改善方法をご提案いたします。

ご相談費用は無料。まずはお気軽にお問合せください!

プロダクトブログ
シェアする
Ahrefs Japanパートナー(株式会社フルスピード)をフォローする
Ahrefs JPパートナーブログ | SEO分析ツールAhrefs(エイチレフス)を紹介する株式会社フルスピード運営ブログ

コメント

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com
タイトルとURLをコピーしました