Ahrefsの使い方を解説:全プラン共通でできること・簡単な手順を説明!

Ahrefsの使い方

※注:この記事は、2024/5/17時点の内容です。Ahrefsは、シンガポールに拠点を持つAhrefs Pte. Ltd.社が開発、提供、プランの決済を行っております。株式会社フルスピードは、Ahrefsの公式紹介パートナーです。各種コアツール、料金の最新情報についてはAhrefs社公式サイトの情報をご確認ください。

Aherfs(エイチレフス)は、自社だけでなく競合サイトのデータも分析できるSEOツールです。特に、コンテンツSEO、オンページSEO、テクニカルSEOに役立つデータやインサイトが得られます。

Ahrefsは膨大なデータ豊富な機能を持ちますが、使い方がわかりにくいと感じられる方もいるのではないでしょうか。また、Ahrefsは独自用語を使った説明をすることが多く、英語圏の文脈でSEOやWebマーケティングを説明している点も、日本でSEOに取り組まれている方には難しく感じられる要因の一つです。

そこで、この記事ではAhrefsの使い方を日本語でわかりやすく説明しています。特に、次のような目的でAherfsの使い方を知りたい方に適しています:

  • Ahrefsの概要資料や説明書があるかを知りたい
  • Ahrefsの使い方やできることを、ザックリと知りたい
  • Ahrefsを導入(サブスクリプション)して、すぐにできることを知りたい
  • Ahrefsを使った分析の手順を簡単に知りたい
  • Ahrefsのアカウント設定の見方を知りたい

以下の目次をクリックし、知りたいことをご確認ください。

  1. Ahrefsの使い方説明書やマニュアルはありますか?
  2. Ahrefsでできること(Aherfsは何を分析できるのか?)
      1. この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語
    1. Ahrefsの「コアツール」とは?
      1. Ahrefsが表現する「コアツール」「レポート」とは
  3. 重要:Ahrefsは分析するたびにクレジットを消費します
  4. サイトエクスプローラーの使い方
    1. サイトエクスプローラー【基本の使い方】
    2. サイトエクスプローラーのクイックガイド
      1. 自社 / 競合サイトの被リンクを調べる方法
      2. 自社 / 競合サイトのドメイン評価またはURL評価を調べる
      3. 自社 / 競合サイトの推定月間オーガニック検索流入を調べる
      4. 自社 / 競合サイトが、どんなキーワードでランクインまたは流入しているかを調べる
      5. 注:オーガニック検索流入数の正確性について
      6. 競合サイトが入札している有料検索キーワードを調べる
      7. 注意:Ahrefsの有料検索広告データについて
      8. 自社サイトと競合サイトを直接比較するなら、「競合分析」がおすすめ
      9. この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語
  5. キーワードエクスプローラーの使い方
    1. キーワードエクスプローラー【基本の使い方】
    2. キーワードエクスプローラーのクイックガイド
      1. キーワードの月間推定検索ボリュームを調べる
      2. さまざまな切り口でキーワード候補を出す
      3. キーワードの過去・現在のSERPを比較する
      4. 分析したキーワードのSERPについて、検索意図をAIに特定してもらう
      5. この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語
  6. 競合分析(Competitive analysis)の使い方
    1. 競合分析【基本の使い方】
    2. 競合分析のクイックガイド
      1. 自社サイトはランクインしていないが、競合サイトはランクインしているキーワードを見つける
      2. 自社はリンクされていないが、競合にはリンクしているドメイン/ページを探す
      3. この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語
  7. コンテンツエクスプローラーの使い方
    1. コンテンツエクスプローラー【基本の使い方】
    2. コンテンツエクスプローラーのクイックガイド
      1. 被リンクが多いページとその作成者を探す
      2. 特定のWebサイトが新記事とリライトのどちらに力を入れているか確認する
      3. この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語
  8. Ahrefsアカウント設定画面の使い方
    1. アカウント設定画面への行き方
  9. Ahrefsの使い方を理解して活用しましょう!
    1. Ahrefsをさらに使いこなすための参考記事

Ahrefsの使い方説明書やマニュアルはありますか?

2024/5/24時点で、pdfや書面形式の説明書 / マニュアルはありません

Ahrefsは随時コアツールの更新や各種改定を行っており、その都度ブログや埋め込み動画で説明しています。したがって、Ahrefs社公式サイトに公開されているコンテンツが説明書です。

この記事はAhrefsの使い方について、日本語の文章とスクリーンショットでわかりやすく解説することを目的としています。

Ahrefsでできること(Aherfsは何を分析できるのか?)

AhrefsはSEOツール / 競合分析ツールとして、さまざまな使い方ができます。この記事では全プランに共通する使い方として、次の分析目的について解説しています。※一部、ライトプランはご利用いただけません。

  • 自社 / 競合サイトの被リンク(バックリンク)を分析する
  • 自社 / 競合サイトのドメイン評価やURL評価を分析する
  • 自社 / 競合サイトの月間オーガニック検索流入推定値を分析する
  • 自社 / 競合サイトで、最もオーガニック検索流入を得ているページを把握する
  • 競合サイトが出稿している有料検索キーワードを分析する
  • 注力したいキーワードの月間推定検索ボリュームを把握する(※)
  • さまざまな切り口でキーワード候補を出す
  • キーワードごとに過去・現在のSERPを比較する
  • キーワードのSERPにどんな検索意図があるか、AIに特定してもらう
  • 被リンクの多いコンテンツの作成者を見つける

※Ahrefs社は日本語のキーワードについて、2024/5/22時点で2億件以上をインデックスしています。

この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語

バックリンク(Backlink):被リンクを指します。

ドメイン評価 / URL評価:Ahrefsの独自用語です。AhrefsはそのドメインやURLがどれぐらい強力か(権威性があるか)を相対的にスコア化し、「ドメイン評価(Domain Raing、略称:DR」または、「URL評価(URL Rating、略称:UR)」という指標で表示します。

SERP:Google検索結果ページ(Search engine result page)の略称です。

Ahrefsの「コアツール」とは?

Ahrefsは、「コアツール」という表現を使います。Ahrefsの画面上部にはグローバルメニューがありますが、ここに表示されているツールが「コアツール」です。

Ahrefsのコアツール一覧

  • ダッシュボード
  • サイトエクスプローラー:この記事で説明しています。
  • キーワードエクスプローラー:この記事で説明しています。
  • サイト監査
  • ランクトラッカー
  • コンテンツエクスプローラー:この記事で説明しています。
  • ウェブエクスプローラー
  • 競合分析(Competive Analysis):この記事で説明しています。
  • バッチ分析

この記事で解説していないコアツールは、プロジェクト登録の手順記事と、高度な使い方の解説記事でご紹介していきます。※後日公開予定

Ahrefsが表現する「コアツール」「レポート」とは

SEOツールをお探しの方にとって、「コアツール」という表現は聞きなれないかもしれません。Ahrefsでは、次のような表現をしています。

  • 「Ahrefs」と表現するとき:社名、ブランド、プロダクトの総称として。
  • 「コアツール」と表現するとき:先述した、Ahrefsのコアツールについて説明しています。いわゆる、「SEOツールの主要な機能」がコアツールです。
  • 「レポート」と表現するとき:コアツールの中にある、各レポート画面を指します。いわゆる、「SEOツールの機能を使って表示されたデータ、結果」を意味します。

ここからは、サイトエクスプローラー、キーワードエクスプローラー、競合分析、コンテンツエクスプローラー、そしてアカウント設定画面の基本的な使い方をご紹介します。

注:掲載画像は、サイズ最適化のため小さく表示される場合があります。パソコンの場合は右クリック「新しいタブで画像を開く」で表示いただくと、大きく表示されますのでお試しください。

重要:Ahrefsは分析するたびにクレジットを消費します

Ahrefsのコアツールのうち、今回ご紹介している「xxエクスプローラー」とつくもの、および競合分析は、何かを分析するたびにクレジットを消費します。クレジットはAhrefsにおける分析回数に相当するポイントのようなものです。

各プランには1名分のパワーユーザーが含まれており、プランに応じて毎月保有するクレジットの数が異なります。次回使用開始日までにクレジットを使い切った場合、次回使用開始日のリセットまで待つか、クレジットの追加購入を選ぶことができます。

:クレジットは従量課金制が有効になっている場合、ユーザーごとの上限を超えて分析した時に自動購入となってしまいます。自動購入が有効か無効か、アカウント設定「上限&使用状況画面」で必ずご確認ください。

クレジットの仕組みについては、以下の記事を必ずご確認ください。

サイトエクスプローラーの使い方

この項目ではAhrefsのコアツール「サイトエクスプローラー」について、基本の使い方を説明します。サイトエクスプローラーでできることは、主に以下の通りです。

  • 自社 / 競合サイトの被リンク(バックリンク)がわかる
  • 自社 / 競合サイトのドメイン評価やURL単位の評価がわかる
  • 自社 / 競合サイトのオーガニック検索流入について、月間推定値がわかる
  • 自社 / 競合サイトで、最もオーガニック検索流入を得ているページがわかる
  • 自社 / 競合サイトが出稿している有料検索キーワードがわかる

サイトエクスプローラー【基本の使い方】

サイトエクスプローラーは、以下の手順で分析レポートを表示します。

  1. グローバルメニューから、サイトエクスプローラーをクリックします。
  2. 自社 / 競合サイトのドメインまたはページURLを入力します。
  3. 「パス」を定義します。
  4. 虫眼鏡ボタンをクリックします。
  5. 概要レポートが表示されます。

虫眼鏡ボタンをクリックすると以下の画面が表示されます。この画面を「概要」レポートと呼びます。

概要レポートの見方や詳細は、以下の記事をご覧ください。

サイトエクスプローラーのクイックガイド

サイトエクスプローラーでできることについて、ごく基本的な使い方に絞ってご紹介します。

自社 / 競合サイトの被リンクを調べる方法

  1. サイトエクスプローラー【基本の使い方】で、「概要」レポートを表示します。
  2. 「概要」レポートに表示された被リンクの数をクリックします。または、左サイドバーの「被リンク」をクリックします。

「被リンク」レポートに移動すると、次の画面が表示されます。

被リンクレポートの見方は、以下の記事をご覧ください。

自社 / 競合サイトのドメイン評価またはURL評価を調べる

  1. サイトエクスプローラー【基本の使い方】で、「概要」レポートを開きます。
  2. 「概要」レポートの中にドメイン評価とURL評価が表示されます。

※ドメイン評価とURL評価を深堀りするレポートはありません。複数のドメインやURLのDR/URをまとめて分析したい場合は、グローバルメニューから「More>バッチ分析」をご利用ください。

自社 / 競合サイトの推定月間オーガニック検索流入を調べる

  1. サイトエクスプローラー【基本の使い方】で、「概要」レポートを開きます。
  2. 入力したドメイン / URLの推定月間オーガニック検索流入が、「概要」レポートに表示されます。

概要レポートを下にスクロールすると、グラフで推移を確認できます。

自社 / 競合サイトが、どんなキーワードでランクインまたは流入しているかを調べる

  1. サイトエクスプローラー【基本の使い方】で、「概要」レポートを開きます。
  2. 「オーガニックキーワード」の数字をクリックするか、左サイドバーの「オーガニックキーワード」をクリックします。

「オーガニックキーワード」レポートに移動すると次の画面が表示されます。

オーガニックキーワードレポートの見方は、以下の記事をご覧ください。

注:オーガニック検索流入数の正確性について

Ahrefs社は、この記事でAhrefsの推定オーガニック検索流入が、どのぐらい正確なのかを解説しています。次のポイントを理解して、推定オーガニック検索流入の指標を扱ってください:

  • Aherfsの推定オーガニック検索流入の値に、リファラやSNS、メール経由の流入は含まれません
  • Ahrefsはキーワードデータを軸に、検索ボリューム、そのWebサイトの検索順位、CTRなどを考慮して推定オーガニック検索流入を算出します。
  • Ahrefsは「Googleサーチコンソールで得た自社サイトの数値」と、「Ahrefsで出した推定オーガニック検索流入の競合サイトの数値」のように、異なる指標同士で比較すべきではないと説明しています。以下の方程式をもとに、手動推定も可能であると説明しています。
画像出典:How Accurate Are the Search Traffic Estimations in Ahrefs? (New Research)

競合サイトが入札している有料検索キーワードを調べる

  1. サイトエクスプローラー【基本の使い方】で、「概要」レポートを開きます。
  2. 概要レポート「ペイドサーチ キーワード」の数字をクリックするか、左サイドバーの「ペイドサーチ 有料キーワード」をクリックします。

「有料キーワード」レポートは、以下のように表示されます。

「有料ページ」レポートは、以下のように表示されます。

注意:Ahrefsの有料検索広告データについて

※当項目のご案内は2024/5/24時点の内容です。今後変更される可能性がありますので、プランをお申込みの前に必ずAhrefsのプランと料金ページをご確認ください

有料検索広告に関するデータは、Ahrefsのクロールボットが広告を発見できた場合のみデータベースに含まれます。実際の検索者が閲覧している有料検索広告すべてを収集するものではありません。

また、収集地域の表示は国単位となります。都道府県別など、地域単位での有料検索広告データを表示することはできません。

AhrefsのクロールボットはPC/モバイル/タブレットの区別なく広告データを収集します。デバイス別で有料検索広告のデータを出すことはできません。

自社サイトと競合サイトを直接比較するなら、「競合分析」がおすすめ

サイトエクスプローラーで、自社サイトと競合サイトを1つずつ入力するのは面倒な作業になりがちです。また、その都度クレジットを消費する可能性も高くなります

自社と競合を直接比較したい場合は、「競合分析(Competitive Analysis)」というコアツールで、自社サイトと競合サイトを入力し、キーワードと被リンクを比較することもできます。

詳しくは、当記事の後半にある「競合分析(Competitive analysis)の使い方」をご覧ください。

この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語

GSC:Googleサーチコンソール(Google Search Console)の略称です。

ロケーション:国・地域という意味です。AhrefsではCountry(国)ではなく、Loacation(地域)と表現します。日本エリア・日本語のSEOデータ取得/競合分析を行う場合、各コアツールの入力画面で、ロケーションが「Japan(日本)」であること、言語が「Japanese(日本語)」であることを確認してください。※ロケーションや言語が日本以外に設定されていると、目的のデータが得られない場合があります。

ペイドサーチ:Paid Search(有料検索)です。

キーワードエクスプローラーの使い方

キーワードエクスプローラーでできることは、主に以下の通りです。

  • キーワードの月間推定検索ボリュームがわかる
  • さまざまな切り口でキーワード候補を出す
  • キーワードごとに過去・現在のSERPを比較できる
  • 分析したキーワードのSERPについて、検索意図をAIに特定してもらう

キーワードエクスプローラー【基本の使い方】

  1. グローバルメニューで「キーワードエクスプローラー」をクリックし、入力画面を表示します。
  2. どの検索エンジンからキーワードデータを取得するか、選択します。※デフォルトはGoogle検索です。
  3. キーワードを入力します。※複数のキーワードを同時に調べる場合は、改行済みのリストをコピーするか、シフト+エンターで入力欄で改行するか、カンマ(,)区切りで改行設定してください。
  4. キーワードデータを取得する地域を選択します。※アクセス状況などにより「米国(United Stats)」など、他国設定の場合もあります。クリックして「Japan」に設定してください。
  5. (オプション)入力したキーワードのほかに、さらにAIからの提案が欲しい場合はグレーの枠をクリックし、キーワード提案のテイストを指定します。※グレーの枠にプロンプトを入力し、オリジナルのテイストで案出しを指示することもできます。
  6. すべての設定が終わったら、虫眼鏡アイコンをクリックします。
  7. キーワードエクスプローラーの「概要」レポートが表示されます。

サイトエクスプローラーと同じように、「概要」レポートが表示されます。

複数のキーワードを同時に分析した場合は、このようにまとめて表示されます。

キーワードエクスプローラー「概要」レポートの見方は、以下の記事をご覧ください。

キーワードエクスプローラーのクイックガイド

この項目では、キーワードエクスプローラーでできることについて、基本の使い方をご紹介します。

キーワードの月間推定検索ボリュームを調べる

  1. キーワードエクスプローラー【基本の使い方】で、概要レポートを開きます。
  2. キーワードの月間推定検索ボリュームが表示されます。

さまざまな切り口でキーワード候補を出す

この使い方は「1キーワードのみ分析」に対応しています。

  1. キーワードエクスプローラー【基本の使い方】で、「概要」レポートを開きます。
  2. 「概要」レポートに「キーワード候補」欄が表示されます。
  3. これらの「すべて見る」をクリックすることで、各レポートに移動します。
  4. または、「概要」レポート表示後に、左サイドバーから任意のレポートをクリックすることで、同じレポートに移動できます。

「フレーズ一致」レポートは、このように表示されます。

フレーズ一致とは、最初に入れたキーワードを含むキーワード候補を意味します。

フレーズ一致の例:「Ahrefs」のみをキーワードにエクスプローラーに入力した時

  • Ahrefs
  • Ahrefs seoツール
  • seoツール Ahrefs
  • Ahrefs 競合調査
  • Ahrefs できること

このように、前後どちらかの順序で「Ahrefs」を含むキーワード候補を出すレポートを、「フレーズ一致」レポートと呼んでいます。

「関連用語」レポートは、このように表示されます。

キーワードの関連候補レポートの見方は、以下の記事をご確認ください。

「検索候補(サジェスト)」レポートは、このように表示されます。

キーワードの検索候補レポートの見方は、以下の記事をご確認ください。

キーワードの過去・現在のSERPを比較する

  1. キーワードエクスプローラー【基本の使い方】で、「概要」レポートを開きます。
  2. 「概要」レポートの下部にある、「”分析キーワード”のSERP概要」欄を確認します。
  3. カレンダーアイコンがある日付ボタンの横にある、「比較」ボタンをクリックします。
  4. 比較対象の日付を選び、「承認」をクリックします。
  5. 左側が「過去のSERP」、右側が「最新日のSERP」として表示されます。
  6. 順位の上下がある場合、赤または緑の矢印で推移が表示されます。

この使い方は、1キーワード毎に行う必要があります。複数キーワードでまとめてSERP比較をすることはできません。

比較したい期間を指定すると、次のようにSERPの推移を確認できます。

分析したキーワードのSERPについて、検索意図をAIに特定してもらう

この使い方は、1キーワードごとに行う必要があります。複数キーワードでまとめてSERP比較はできません。

  1. 概要レポート下部「”分析キーワード”のSERP概要」欄にある、「意図を特定する」をクリックします。
  2. 上位10件に基づき、それぞれの検索意図を説明します。
  3. 検索意図は日本語に対応しています。

AIによる検索意図の特定は、日本語に対応しています。

この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語

カンマ(,)区切り:入力したデータを区切るためのルールです。たとえば、「Ahrefs」「エイチレフス」「えいちれふす」をそれぞれ独立したキーワードとして分析させたい場合は、「Ahrefs,エイチレフス,えいちれふす」と入力することで、計3キーワードと認識されます。

サジェスト検索:Google検索などの検索エンジンで、何かを入力したときに追加で自動表示されるキーワードを指します。たとえば、Google検索の入力欄に「グ」と1文字だけ入れた時点で、「グーグル」や「グーグル検索」と自動表示されるものが、サジェスト検索と呼ばれます。

検索ボリューム:そのキーワードが、毎月何回検索されているかを表す指標です。実際の検索ボリュームはGoogle等各検索エンジンしか把握できない情報ですが、Ahrefsは第三者のツールとして、検索ボリュームの推定値を算出します。

検索意図:英語ではSearch Intentと呼びます。そのキーワードで検索したときに表示されるSERPが、どのような意図で表示されているかを把握することを指します。例えば、何かをECサイトで購入したいことを表すキーワード(例:USBメモリ 通販)の場合、そのSERPはECサイトの商品ページが大半を占めますが、何かを購入するのではなく「使い方」や「手順」を知りたいキーワードの場合(例:Ahrefs 使い方)、この記事のように「xxの使い方」記事がSERPの上位を占めることになります。

競合分析(Competitive analysis)の使い方

競合分析(Competitive analysis)は、自社サイトと競合サイトを比較することに特化したコアツールです。次のような目的に適しています:

  • 自社サイトはランクインしていないが、競合サイトはランクインしているキーワードを見つける。
  • 自社サイトはリンクされていないが、競合サイトにはリンクしているドメイン / ページを見つける。

競合分析【基本の使い方】

  1. グローバルメニュー「競合分析(Competitive analysis)」をクリックします。
  2. 入力欄から、「キーワード」「ドメイン」「リンク」を選びます。
  3. 最初に、自社サイトを入力します。
  4. 下の枠に、競合サイトを入力します。※3件で足りない場合は「+」で追加してください。
  5. 「分析する」をクリックすると、キーワード軸またはリンク軸の競合分析レポートが表示されます。

競合分析のクイックガイド

この項目では、競合分析でできることについて、基本の使い方をご紹介します。

自社サイトはランクインしていないが、競合サイトはランクインしているキーワードを見つける

  1. 競合分析【基本の使い方】で、「キーワード」を指定します。
  2. 「コンテンツギャップ」レポートとして表示されます。

「コンテンツギャップ」レポートのデータをエクスポートすることもできます。これにより、競合サイトはすでに上位表示できているけれども、自社サイトではまだ狙っていないキーワードを確認できます。狙っていないキーワードをリストアップした後、それらをキーワードエクスプローラーで分析し詳細を確認することも検討してください。

自社はリンクされていないが、競合にはリンクしているドメイン/ページを探す

  1. 競合分析【基本の使い方】で、「参照ドメイン」または「参照リンク」を指定します。
  2. 「リンク交差」レポートとして表示されます。

「関連性」タブを開くと、次のように別のレポートが表示されます。

この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語

コンテンツギャップ:自社と競合で、どのキーワードでのランクインが足りていないかを比較分析するためのレポートです。このレポートは以前サイトエクスプローラーに、「コンテンツギャップ(Content Gap)」として組み込まれていました。現在は「競合分析」のレポートとなっています。

リンク交差:自社と競合で、どこからの被リンクが足りていないかを比較分析するためのレポートです。このレポートは以前サイトエクスプローラーに、「リンク交差(Link Intersect)」として組み込まれていました。現在は「競合分析」のレポートとなっています。

コンテンツエクスプローラーの使い方

コンテンツエクスプローラーは、Ahrefsのデータベースにインデックスされた世界中のWebページから、入力したキーワードを含むページを探すコアツールです。検索エンジンに近い挙動をしますが、検索結果に著者データが付いている、新記事と再公開記事の割合を確認できるなど、独自の特徴を持ちます。

コンテンツエクスプローラーでできること:

  • 被リンクの多いコンテンツと、その作成者を見つける
  • そのキーワードを含むコンテンツの発行 / 再公開ペースを把握する

ご注意:コンテンツエクスプローラーは、ライトプランは利用できません。スタンダード、アドバンスド、エンタープライズプランにてご利用いただけます。

参考:https://ahrefs.com/ja/pricing

コンテンツエクスプローラー【基本の使い方】

  1. グローバルメニューから「コンテンツエクスプローラー」をクリックします。
  2. 入力欄にキーワードを入力します。
  3. 任意:「いずれかに含む」ボタンで、検索範囲を指定します。
  4. 任意:「+その他のフィルタ」をクリックして検索条件を追加できます。
  5. 虫眼鏡ボタンをクリックすると、レポートが表示されます。

コンテンツエクスプローラーのレポート画面の見方は、以下をご覧ください。

コンテンツエクスプローラーのクイックガイド

この項目では、コンテンツエクスプローラーの簡単な使い方をご紹介します。

被リンクが多いページとその作成者を探す

たとえば、次のような目的があるときに適した使い方です。

  • Webサイトを運営しており、そのジャンルに適したページを作り、被リンクを増やしたい。
  • そのジャンルの記事を書いており、被リンクを多く獲得しているライターを探したい。

手順:

  1. コンテンツエクスプローラー【基本の使い方】でレポートを表示します。
  2. 「著者」タブを開きます。
  3. 表示されたデータをエクスポートします。
  4. 「Twitter(現X)」の列を確認します。
  5. 著者のXプロフィールを確認し、連絡を取るかどうか検討してください。

特定のWebサイトが新記事とリライトのどちらに力を入れているか確認する

少し特殊な設定が必要です。

  1. コンテンツエクスプローラー【基本の使い方】でレポートを表示します。
  2. 「+その他のフィルタ」をクリックし、「Webサイト」をクリックします。
  3. Webサイトを入力し、承認をクリックします。
  4. オレンジ色の「表示結果」をクリックします。
  5. 「キーワード」欄を削除し、空白のまま虫眼鏡アイコンをクリックします。
  6. 「そのWebサイトのページ」だけが表示され、グラフから新記事と再公開(リライト含む)の動向を確認できます。

そのほかのコンテンツエクスプローラーの使い方は、以下をご覧ください。

この項目で登場するAhrefsの独自用語・SEO用語

著者:Authorのことです。Ahrefsは、そのページに著者を示す情報がある場合、それらも収集します。合わせて、著者のXアカウントも収集します。

Ahrefsアカウント設定画面の使い方

Ahrefsのアカウント設定画面は、グローバルメニューの右上からアクセスできます。この項目では、Ahrefsのライト~エンタープライズの全プランで共通するアカウント設定画面のみをご紹介します。

アカウント設定画面への行き方

  1. 画面右上のユーザー名をクリックします。
  2. 「アカウント設定」をクリックすると、「アカウント設定」画面に移動します。

「アカウント設定」をクリックすると、最初に「自分のアカウント」画面に移動します。

アカウント設定画面の左サイドバーから、以下のように設定画面を切り替えることができます。

メンバー追加と、ユーザーごとのクレジット上限を設定するには、以下の記事もご確認ください。

「上限 & 使用状況」ページは、Ahrefsの追加課金を設定するために重要なページです。Ahrefsを申し込んだ直後や、ユーザー追加、何らかの追加購入をされる時に必ずご確認ください。

https://app.ahrefs.com/account/limits-and-usage/web で直接このページに移動することもできます。

現在のお支払い状況を確認するとき、過去の請求履歴を確認するとき、決済方法を変更するときは、「支払い」画面に移動します。

https://app.ahrefs.com/account/billing/subscriptions から、直接このページに移動することもできます。

「支払い」画面の「請求書」タブをクリックすると、これまでに請求された履歴を確認できます。また、pdf請求書の再発行も可能です。※紙の請求書は発行されません

Ahrefsの請求書は以下のように表示されます。以下スクリーンショットの通り、日本国の消費税は徴収されておらず、インボイスのT13ケタ番号も発行されません

Ahrefsの使い方を理解して活用しましょう!

この記事でご紹介している内容は、Ahrefsを導入(サブスクリプション)したときに、Ahrefsを活用するために知っておきたい基本の使い方です。コアツール、レポート、フィルタを組み合わせてデータを取得すれば、より高度なSEO分析や戦略策定に活用することもできます。

当Ahrefs紹介サイトのブログで公開している、応用の使い方や高度な使い方の記事をまとめていく予定ですので、合わせてご覧いただければ幸いです。

Ahrefsをさらに使いこなすための参考記事

  • ・Google検索で上位表示されたい
  • ・Webサイトへのアクセスを増加させたい
  • ・お問い合わせのCVを向上、改善したい
  • ・自社でSEO施策をしていたが、効果がなかなか現れない

Ahrefsのオフィシャル紹介パートナーであるフルスピードは、上記のようにWebサイト改善をしたいと思っている方に向けて、SEOコンサルティングサービスを提供しています。

数多くのWebサイトの改善に従事しているコンサルタントが、お客様のWebサイトを調査し、改善方法をご提案いたします。

お気軽にご相談ください!

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