この記事はAhrefs公式ブログの日本語訳です。
原文:10 Free Keyword Research Tools (That Aren’t Google Keyword Planner)
(著者:Joshua Hardwick / 原文の最終更新日:April 7, 2021)
※フルスピード註:この記事は2021年4月7日時点の記載をもとに翻訳しています。Ahrefs公式ブログの記事は今後追記・再公開されることがありますことをご了承ください。
勝つためのキーワードを見つけたいが、有料ツールを使う予算がない方へ。
Google Keyword Planner(キーワードプランナー)は、以前はこの作業に最適でした。任意の「種」となるキーワードを入力すると、大量のキーワード候補と検索ボリュームを見ることができました。
しかし、Googleはその後、これらの数字を広すぎる数値の範囲表示に制限しています。
一つの解決策は、AhrefsのKeywords Explorerのようなツールを使って、実際の検索ボリュームやその他のSEO指標を大量に表示することです。
しかし、SEOツールにお金を払うことができない場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでは、投資ゼロでSEOをスタートできる、無料のキーワードツールを10個ご紹介します。
キーワードリサーチが初めてですか?私たちの記事もお読みください。
この記事で紹介しているツールについて、動画でさらに掘り下げてみましょう。
この記事は、以下のガイドの一部です。
1.Googleトレンド
Google Trendsは、あるキーワードの相対的な検索人気を時系列で可視化します。
例えば、「コスチューム」という言葉を過去5年分見てみると、毎年10月に人気が急上昇していることがわかります。
これは、ハロウィンのせいです。
では、これがキーワード調査にどう役立つのでしょうか。
手始めに、コンテンツカレンダーの計画に役立てることができます。例えば、オンラインでコスチュームを販売しているとしましょう。毎年9月から10月にかけて、「20XX年の最も怖いハロウィンコスチューム10選」のリスト記事を公開、または再公開することは、完全に理にかなっています。
あまり目立たない例を挙げます。
「iPhone スペック」に対する関心は、毎年9月にアップルが新型iPhoneを発売するときにピークを迎えます。
技術・ガジェット系のブログを運営しているのであれば、毎年9月に関連記事を更新して再掲載するのは理にかなっていると思います。
コンテンツカレンダーだけでなく、Trendsは間違ったキーワードをターゲットにするのを防ぐのにも役立ちます。
この2つをご覧ください。
もし、これらのキーワードのうち1つしかコンテンツを作れないとしたら、あなたはどちらを選びますか?検索ボリュームが多い方を選ぶのではないでしょうか?
ところが、そうもいきません。検索ボリュームは何ヶ月も何年もかけて平均化されたものです。
Google Trendsで過去12ヶ月のみのデータを確認すると、最近、”apple watch series 5 “の検索数が “apple watch series 3 “の検索数を抜いたことがわかります。
ですから、もしあなたがECショップを運営しているとして、これらのキーワードのうち1つを優先させなければならないとしたら、ほぼ間違いなく “apple watch series 5 “になるでしょう。
つまり、Series 3の検索数は、時間が経つにつれて減っていく一方なのです。
関連記事
Google Trendsをキーワード調査に使う、7つの効果的な方法
キーワードの検索ボリューム:あなたがまだ知らないことと知らなかったこと
2.Ahrefsキーワードジェネレーター
キーワードジェネレーターは、任意のシードキーワードに対して最大150のキーワードアイデアを見つけることができます。
例えば、「ビットコイン」と検索すると、その単語を含む100個のキーワードアイデアと、その月間推定検索ボリュームが表示されます。
また、質問型クエリについて50個のアイデアも見ることができます。
各リストの最初の10キーワードについては、KD(Keyword Difficulty)スコアも表示しています。これは、ランキングの難易度を0~100の間で推定する数値です。一般的に、この数値が高いほど、ランクインするのに必要な被リンクが多くなります。
注:キーワード難易度(KD)は、被リンク以外の要素を考慮していません。ランクインの難易度を評価する際には、KDだけでなくコンテンツの品質、検索意図、ウェブサイトの権威を考慮することが重要です。詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
なお、検索ボリュームとKDのスコアは、選択した国(デフォルトでは米国)における相対値です。
他の国でのランクインをお考えの方は、ドロップダウンで表示される170か国以上の選択肢から1つ選んでください。
また、Ahrefsキーワードジェネレーターを使えば、Bing、YouTube、Amazonのキーワードアイデアを見つけることができます。ページ上部にある検索エンジンのタブを切り替えるだけです。
注:キーワードジェネレーターは、Ahrefsの無料SEOツールだけではありません。こちらで他のツールもご覧いただけます。
3.Keyword Sheeter
Keyword Sheeterは、Googleから何千ものオートコンプリートの候補を引き出します。
まずは、1つ以上のシードキーワードを入力し、”Sheet keywords” をクリックします。
多くのキーワードアイデアを素早く生成したいのであれば、このツールは最適です。1分間に約1,000件のアイデアを抽出し、ワンクリックで結果を無料でエクスポートすることができます。
Keyword Sheeterの唯一の欠点は、かなりシンプルな機能しかないことです。
検索ボリュームやトレンドデータも表示されず、キーワードプランナーのようにキーワードをグループ化することもできません。
しかし、もうひとつ注目すべき機能があります。それは、ポジティブとネガティブのフィルタです。
この仕組みを説明するには、例を示すのが一番簡単な方法です。そこで、ポジティブフィルタに「どのように」を追加してみましょう。
今この画像では、”How “という単語を含むクエリ、つまりブログのネタになりそうな情報系キーワードのみを表示するようにしています。
ネガティブフィルタはその逆で、特定の単語を含むクエリを除外するものです。
これは、無関係なものを排除するのに便利です。例えば、技術系のブログを運営していて、「apple」の検索結果をスクレイピングする場合、果物ではなく、会社であるAppleに関連するキーワードだけを表示させたいと思うでしょう。
ですから、”パイ”、”クランブル”、”フルーツ”、”サイダー “といった、果物やお菓子に関するキーワードを、ネガティブフィルタで除外できます。
さらに多くのキーワードアイデアが欲しいですか?
Ahrefsのキーワードエクスプローラーで、フレーズマッチレポートを試してみてください。
キーワードエクスプローラー>シードキーワードを入力>フレーズマッチ
キーワードエクスプローラーは、キーワードアイデアをより多く引き出せるだけではありません。月間検索ボリュームやキーワード難易度(KD)などのSEO指標も表示されます。
4.Answer the Public
Answer the Publicでは、質問、前置詞、比較、アルファベット順表示、関連検索ができます。
どれから試すか迷っている?では、ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきましょう。
まずは「種」となるシードキーワードを入力します。ここでは「プロテインパウダー」とします。
まず最初に目に入るのが質問です。
who、what、why、where、how、which、when、are、isを含む検索クエリです。
表示例はこちら。
- プロテインパウダーは”どの”味が一番美味しい?”
- プロテインパウダーは”どうやって作る?”
- プロテインパウダーは太りやす”い?”
- プロテインパウダーの賞味期限は”いつまで?”
デフォルトではビジュアライゼーションされたものが表示されますが、通常のリストに切り替えることも可能です。
次は、前置詞-すなわち、for、can、is、near、with、toを含むクエリです。
[シードキーワード] [前置詞] [______] の形式に当てはまる検索クエリを表示します。
表示例。
- 炭水化物抜き”の”プロテインパウダー
- 体重増加向け”の”プロテインパウダー
- 安全”な”プロテインパウダー
そして、比較-すなわち、対、VS、and、like、orがあります。
もう一度言いますが、フォーマットは[シードキーワード][比較][_____]です。
表示例。
- プロテインパウダー”対”お肉
- プロテインパウダー”または”鶏胸肉
- クエスト”のような”プロテインパウダー
最後に、アルファベット順と関連表示です。
アルファベット順は、Googleのオートコンプリート候補です。
そして、関連検索は、まあ、(このロジックは)誰にもわかりません。
私の経験では、関連カテゴリの提案数はほとんど常に〜20です。これらのキーワードをどのように導き出しているのか、私にはまったくわかりません。しかし、時折、珠玉のキーワードが返ってくるのです。
しかし、ATPはどこからデータを得ているのでしょうか?
私たちが知る限りでは、それはGoogleキーワードプランナーとGoogleオートサジェストでしょう。
注:全データをCSVで出力可能です。登録やログインは不要です。
より多くの質問タイプのサジェストをお探しですか?
Answer the Publicは、”cat “というフレーズに対して160の質問型クエリを提供しています。
同じ種をAhrefsのKeywords Explorerに入力すると、626,768キーワードが得られ、これは3,900倍もの差になります。
もちろん、私たちはここでビッグデータの筋肉を鍛えています。多くの人にとって、Answer the Publicは十分すぎるほどのキーワード候補を提供してくれます。しかし、運営しているウェブサイトの規模が大きくなっている場合、AhrefsのKeywords Explorerを利用することもご検討ください。
5.Keyword Surfer
Keyword Surferは、Googleに入力されたあらゆるクエリの推定グローバル検索ボリュームと、月間検索ボリュームを表示する無料のChrome拡張機能です。
注:Keyword Surferは、Keywords Everywhereという別の人気拡張機能とほぼ同じように機能します。そのツールは以前は無料でしたが、最近有料モデルに切り替わりました。Keyword Surferの開発者は、このツールを “100%無料で、永遠に “維持することを約束しています。
現在、Keyword Surferは19カ国のローカル検索ボリューム推定値を表示しています。米国、英国、カナダ、ブラジル、フランス、ドイツが含まれます。
また、グローバル検索ボリュームのオン/オフのオプションもあります。
とはいえ、これらは真のグローバル検索ボリュームではありません。現在データベースに登録されている19カ国からの検索の総和なのです。
さらに、オートコンプリート結果に検索ボリュームの推定値を追加することができます。
そして、検索結果に「類似」キーワードを10個表示します。
唯一の欠点は、検索ボリュームを一括で取得する方法がないことです。
とはいえ、一括調査はこの拡張機能の目的ではありません。この拡張機能は、ウェブを閲覧する際のクエリを評価するためのものです。
6.Keyworddit
Keywordditは、Redditからキーワードのアイデアを引き出すユニークなツールです。サブレディット(Redditのカテゴリ、板)を入力すると、スレッドのタイトルとコメントを検索し、最大500のキーワードを見つけることができます。
このツールは、その分野や業界についてほとんど何も知らない場合に、素晴らしい出発点となります。
例えば、パレオダイエットに関するブログを始めたいが、そのトピックについて何も知らない場合、/r/paleoからアイデアを引き出しましょう。
以下の話題などを、パレオダイエッターが気にしていることが伝わります。
- 低炭水化物の食事
- スロークッカーのレシピ
- グラスフェッドの(牧草で育てた)農産物。
- などなど。
また、そのようなものをどのような言葉で表現しているかということもわかります。
アイデアだけでなく、このツールは各キーワードの米国での月間推定検索ボリュームを取得します。このツールは、各サブトピックの人気度を知るのに役立ちます。
キーワードについて詳しく知りたい場合は、「Context」リンクを押すと、そのキーワードを含むスレッドをGoogle検索結果から引き出せます。
コンテンツのアイデアを素早く見つけたいですか?
Keywordditから興味深いキーワードをKeyword SheeterやAhrefsのKeywords Explorerに貼り付けましょう。
例えば、「紅麹」をKeyword Sheeterに貼り付けると、次のようなアイデアが表示されます。
- 紅麹の効能
- 紅麹はコレステロールを下げるか
- 紅麹は血液をサラサラにするのか
- 紅麹は疲れをもたらすか
- 紅麹は1日にどのくらい摂取すればいいのか
これらは、個々のブログ記事、あるいは紅麹「完全版」ガイドのための良いアイデアかもしれません。
7.Google Search Console
Google Search Consoleは、オーガニック検索におけるウェブサイトのパフォーマンスを追跡するのに役立ちます。つまり、すでにランクインしているキーワードに関する、多くのデータが表示されます。
例えば、私たちAhrefsブログのアカウントから「検索結果」レポートを見てみましょう。過去3ヶ月間で、Ahrefsブログへのトラフィックが最も多かったキーワードが表示されます。
また、「平均順位」と「平均CTR」の列を切り替えてみましょう。これらは、各キーワードの平均ランキング順位とクリック率を示しています。
このレポートから、多くの有益な知見を得ることができます。
例えば、あるキーワードで3~10位以内にランクインしているにもかかわらず、多くのトラフィックを獲得しているとします。新しいキーワードを狙うのではなく、そのキーワードでより上位へランクインすることに集中したほうがいいかもしれません。
上位に表示されているにもかかわらずCTRが低い場合、検索結果においてあなたのページが魅力的でない可能性があります。タイトルタグやメタディスクリプションを改善することで、このような問題を解決できる場合があります。
しかし、新しいキーワードを見つけるために使う場合はどうでしょうか。
レポートをCTRが低いものから高いものへと並べ替えましょう。これにより、検索結果にランクインしているにもかかわらず、あなたはまだターゲットにしていないキーワードが発見されることがよくあります。インプレッション数が多く、クリックスルー率が低いキーワードがあれば、新しいページでそのキーワードをターゲットにする価値があるかもしれません。
例えば、Ahrefsブログの場合、”Googleで最も検索された人物 “で8位にランクインしています。
このキーワードでランクインしているページは、Google検索上位100位について書いた、Ahrefsのリスト型記事です。
これは、このキーワードの準関連結果でしかありません。最もググられたモノではなく、最もググられている人についてブログを書けば、このキーワードでさらに上位へランクインできるかもしれません。
おすすめの関連記事:SEO対策に役立つGoogle Search Consoleの使い方(初心者向けガイド)
8.Questiondb
Questiondbは、特定のトピックについて人々が質問しているものを見つけます。Redditの4,800万件の質問データベースから、これらを抽出します。
注:今後、データソースを拡張する予定がアナウンスされています。
質問は人気順に並べられますが、トピック別に並べ替えることも可能です。これは質問をグループ化することにもなるので、超便利な機能です。
例えば、「プロテインパウダー」を検索し、トピックでソートしてみましょう。ビーガン向けプロテインパウダーに関する、すべての質問がグループ化されました。
ケトジェニック向けプロテインパウダーについての結果も同様です。
これは、ブログの記事を書くときに、どの質問に答えればいいのかを理解するのに役立ちます。
回答についてですが、「ソースリンクを表示する」にチェックを入れると、各質問の横にクリックできるリンクが表示されます。これは、スレッドそのものを表示するものです。
コメントを閲覧すれば、早く答えが見つかることも多いので、内容調査のスピードアップにつながります。
すべての問題は、ボタン一つでCSVにエクスポート可能です。
9. Bulk Keyword Generator
Bulk Keyword Generatorは、ローカルSEOのためのキーワード調査ツールです。業種に応じたキーワードを生成します。
まずはステップ1に従い、ドロップダウンからビジネスタイプを選択します。
すると、提供するサービスや製品に関連するキーワードの一覧が表示されます。
例えば、業種として「水道屋(plumber)」を設定してみます。給湯工事、ガス工事、排水管洗浄、排水管引き直しなどのクエリが表示されます。
このようなサービスを提供している企業の多くは、自社のWebサイトにその旨を記載しています。しかし、多くの企業は、このようなサービスタイプのクエリ用に個別ページを作成したり、最適化したりすることを怠っています。
説明のために、この水道工事会社のホームページを見てみましょう。
排水管の引き直しサービスを提供していると書いてあるのに、このサービスに関するページがありません。その結果、同じサービスを提供していて、個別ページを作成している企業は、今紹介している企業より上位に表示されています。
ステップ2では、選択したサービスに位置情報(例:ロンドン)を付加します。
しかし、これは人々が実際に検索する方法を反映していないため、それほど有用ではありません。
例えば、ロンドン市民の多くは、”drain relining services in London(排水管引き直しサービス ロンドン) “と検索することはないでしょう。彼らは “drain relining “または “drain relining services “と、地域名を抜かして検索するはずです。Googleは、どちらの検索方法でもローカルな検索結果を提供しますが、後者の方が検索者にとって入力しやすいのです。
AhrefsのKeywords Explorerのようなツールで、このような用語の検索ボリュームがほとんどないことも多いのは、こうした事情があるためです。
そこで、よりスマートなアイデアをご紹介しましょう。
- このツールから、あなたのビジネスに当てはまるサービスタイプのキーワードを丸ごとコピーします。
- そのリストをGoogle Keyword Plannerに貼り付けます。
- 場所を関連する都市または地域に設定します。
例えば、キーワードプランナーに「drain relining」と入力し、場所をノッティンガムに設定してみましょう。月間検索回数は10~100回です。
10. Google
Googleは、おそらく地球上で最も強力なキーワード調査ツールです。
キーワードのアイデアをほぼ無限に生み出す、オートコンプリート機能があります。しかし、キーワード調査にGoogleを使うということに関しては、それは氷山の一角に過ぎません。
まずは、いくつかの検索で表示される「People also ask」ボックスに注目してみてください。
これらは、Googleが検索者の質問について把握しており、さらによく聞かれることの多い質問です。
ここで、ちょっとしたコツがあります。
質問のいずれかをクリックすると、Googleがさらに読み込みます。
これを続けることで、人々が尋ねている質問のリストをほぼ無限に生成することができます。
しかし、Googleのキーワード調査ツールとしての利用は、これだけにとどまりません。
例えば、上位表示させたいキーワードがあるとします。SEO対策といっても様々な要素がありますが、ひとつだけ確かなことがあります。
順位を上げたいのであれば、コンテンツは検索意図に沿ったものである必要があります。
つまり、”痩せるには?”といったクエリで、ジムのホームページをランクインさせようとしてはいけないのです。
その検索を行う人は、購買モードではありません。学習モードなのです。
検索意図を理解する上で、Googleはあなたの親友です。検索結果やSERPの機能の存在を見てください。
例えば、私たちがメールマーケティングツールで、”メールマーケティング “で上位表示させたいと考えているとします。
そのクエリの検索結果を見てみると、2つのことに気づきます。
まず、フィーチャードスニペットです。
これは、ほとんどの場合、情報提供の意図を示すものです。検索者は学習モードにあり、製品ページではなく、ブログ記事やガイドを見たいと思っています。
2つ目は、ビギナーズガイド記事がかなりあることです。
それは、検索者の多くがメールマーケティングの絶対的な基礎を学びたい、メールマーケティング初心者であることを物語っています。
つまり、このキーワードで上位表示したいのであれば、そういうものを作ればいいということです。
一方、「ドレス」のように全く違うものを検索すると、その逆が見えてきます。
結果はすべてeコマースの商品ページやカテゴリページで、Googleはショッピング広告まで表示しています。
これは、検索者が購買モードであることを物語っています。
ここで肝心なことは?キーワード調査ツールとしてGoogleを見落とさないようにしましょう。キーワード調査とは、単にキーワードを見つけるだけではありません。誰が検索しているのか、その結果で何を見たいのかを理解することです。
無料と有料のキーワードツール:どう比較するか?
単純な話、無料のキーワードツールは、有料のツールに比べると制限があります。
無料ツールに使い道がないとは言いません。しかし、キーワードのアイデアやアクセスできるデータの数は、有料ツールに比べれば常に見劣りします。
このため、有料ツールでは、より深く、より高度なマーケティングリサーチを行うことができます。
例として、Ahrefsのキーワードエクスプローラーに「プロテインパウダー」と入力すると、以下のようになります。
99億キーワードのデータベースから123,000以上の「フレーズマッチ」候補を提示したスクリーンショットです。
無料のキーワードツールは、そのような大規模なデータベースで動作することはありません。
以下のような、大量のデータポイントも確認できます。
- 月間推定検索ボリューム。
- キーワード難易度(KD)。
- クリック数
- CPC
そして、データポイントのすべてが検索かつフィルタリング可能で、その結果は数秒で返されます。
注:私たちAhrefsは毎月、新しいキーワードをデータベースに追加し、検索ボリュームをリフレッシュしています。
無料のキーワードツールでこれを行うことは不可能に近いでしょう。
さらに、キーワードの競争力を実際に判断するためには、上位10ページを分析する必要があります。
ある程度は、Googleを使ってもできます。しかし、Keywords Explorerでは、上位10件の結果ごとに被リンクデータとトラフィックの統計情報を表示しています。
AhrefsのSERP Overview枠まで、画面をスクロールしてみてください。
参考:私たちが知る限り無料・有料を問わず、このようなことができるキーワードツールは他にありません。
まとめ
誤解しないでほしいのですが、無料のキーワードツールを使えば、良いキーワードを見つけることができます。
しかし、そうすることはとても時間がかかることなのです。そして、時は金なりです。
現実には、Googleのオートコンプリートでクエリを検索している時間は、無駄な時間です。複数の無料キーワードツールのデータを、スプレッドシートにマージするのも同じことです。その時間を、コンテンツの作成やリンク構築など、より重要なことに使うことを目指すべきでしょう。
さらに、AhrefsのKeywords Explorerのような有料キーワードツールは、膨大な量のデータで動いています。そのため、競合の少ないキーワードを見つけるのに、より効率的です。
結論:無料のキーワードツールは最初の頃は良いですが、サイトを成長させるにつれ、競合に追いつくために有料のツールが必要になってきます。
私たちはこの記事で、ほかの良い無料のキーワード調査ツールを見逃していましたか?(原文記事の)コメント欄や、著者のTwitterで教えてください。
著者プロフィール
Joshua Hardwick
Ahrefs のコンテンツ責任者(わかりやすく言うと、私たちが公開するすべてのブログ記事が壮大であることを保証する責任者です)。